⑨ アルキメデスポンプ
確定申告の準備で忙しく、投稿が遅れてしまいました。
今日の予定は、朝からポンプの製作協力する為に鍛治工房を訪れています。
作るポンプはアルキメデスが考案したとも言われるポンプで、別名❨アルキメデスポンプ❩と呼ばれているポンプ。
円筒形状の長い筒の内部に渦巻き状のシャフトがあり、中央のシャフトが回転して筒の下から液体を移送して上の筒へ送ります。
かつては鉱山の採掘場所などの湧水を排水する目的で用いられたポンプです。
鍛治工房の職人と製作方法について、協力して製作手順を確認してからの作業になり、工房の設備で鋳物可能な資材だとシャフトは青銅で加工して、渦巻き部分は幅30cm長さ3mの薄い金属板をシャフトに巻き付け、溶接したら端を筒の内径に収まるように加工する。
筒は木材で樽を作るように加工し、金属ベルトで固定して製作する事は、ここの設備でも可能と判断したので、工房長に製作手順を説明して理解してもらえた。
試作品が出来たら宿に連絡してもらうように伝え、次に材木商会に行くことにした。
材木商会に着いたら依頼していた荷車を受取り、東側の城壁付近にある作業現場迄運んでもらった。
掘削土砂を載せて運搬する為に、荷台は新たに板で囲い、台車にロープを固定してトンネルの奥から引き出せるように改造する。
これらの作業用の資材が全て揃うのは依頼してから10日程かかる見込みなので、その間に浄水器のろ過材や構造を含め、濾過装置の据付場所を検討することにした。
地球であれば簡単に入手できる活性炭やろ材などの素材だが、ここでは素材を探すことから始めなければならず、街中の店舗や工事関係者を訪れて資材の情報を集めたが、有効利用出来そうなろ材については炭を作る事から始めないと駄目なようだった。