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砂の城  作者: F
32/60

流行り病

突然珍しく奈緒が材料倉庫まで来た。

手に持った書類はカモフラージュのつもりだろう。


「私が来た理由は分かるよね?」

(奈緒にはまだ何も言ってないけど…)


「秀人、インフルエンザだって?」

「インフルエンザ?」


「坂本課長から今週いっぱいお休みって聞いたけど…」

(今週いっぱいはお休みにしたんだ)


「サヤは移ってない?」

「大丈夫、大丈夫」


「秀人の熱は下がったの?」


奈緒の質問に答えられない。

困った顔が出てしまう。


「サヤ…何かあった?」

「実はちょっと色々あって…。連絡取ってないんだ」

「えっ!」

奈緒が驚くのは無理もないと思う。


仮にただのケンカならこんなに長続きしないで2人で沢山話をして収まっていたはず。


「自分の中でもなかなか整理が出来なくて、奈緒に話せなくてごめんね」

「それはいいけど…すぐに仲直り出来る感じだよね?」

奈緒が、すがるように言う。

サヤも出来ればそうしたい。


「今は、秀人を信じて待っているところ」

「秀人がサヤを裏切るような事は絶対にしないよ。

サヤの勘違いだったりしない?」

「勘違いなら良かったのに…」


サヤの言葉に、奈緒が〝ごめん〟と言う。


「とにかく、早目に仲直りしなよ。

秀人のインフルエンザが治ったらまたいつもの2人に戻れるように、ねっ?」


サヤは無理やり笑って無言で頷いた。




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