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砂の城  作者: F
31/60

習慣

朝起きて携帯を見る。

それから身支度して、会社に行く前に見る。


会社に着いて、ロッカーに荷物を入れる時に軽く見る。

昼休みにロッカーから取り出して確認する。

なるべく考えたくないから残業して、帰る前に念の為見てみる。


運転してても、気を抜くと目が潤む。

途中のコンビニでコーヒーを買って、車の中でボーっとする。


多分、携帯会社のシステムエラーで、秀人だけ受信出来なくなったんだ。

きっと今まで送りすぎてしまって、上限にきてしまったんだ。


今まであんなに2人で共有していた時間は、どこに行ってしまったんだろう。

24時間という時間の中で、私が幸せを感じていた時間は、どこに行ってしまったんだろう。


連絡がくる事、する事が習慣になっていて、今までの時間が来るとどうしても携帯を確認してしまう。

全て期待はずれに終わっても、習慣が抜けない。


サヤに取って〝連絡を取り合う時間〟は悲しみの時間に変わってしまったのは間違いない。

秀人にとっては、何の時間にかわったのだろう。


もうその時間の内容を、サヤが知ることはない。


予定通りならば、明日秀人は退院する。




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