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背後霊参観日


3月、高校一年生、最後の日が、やってきました


色んなモノが視える霊山にとっては憂鬱な日です


1学期、2学期の終業式の時もそうでしたが


背後霊参観日で、一日中、うるさいからです




ほとんどの背後霊が

延々と自分の子孫を賛美して自己肯定します


やかましーったら、ありゃしない




一番うるさいのは、生きている時に偉大な軍人で

大勢の兵隊を率いて戦っていた司令官だった背後霊です


自分と同じように、自分の子孫にも

大勢の兵隊を統率、統括して祖国を勝利に導く

有能な将官になって欲しいという願望の塊のような背後霊です


軍内での内輪の駆け引きでも勝ち抜いて出世したのでしょう

その選民意識を子孫である本人に語っています



「コイツは使える、こんな事を言って言いくるめて

 親睦を深めておけ」



「こういう奴と関わるのは学生の時だけにしろ

 軍に入隊して実務をするようになったら

 一番多い平均的な軍人の中に埋もれてしまうだろう

 軍は無能な軍人に優しい組織では無い」



そう、橋田委員長様の背後霊です。


さぞかし生きている時は偉大な軍人だったんでしょう

まあ、年に数回だけしか、この世に降りてこないのが

救いと言えば救いです


もし、ずっと降りてっぱなしだったら

橋田さんは、ハッシーというニックネームで

みんなに親しまれる委員長じゃなくて


自分が偉大な軍人になるための道具くらいにしか

クラスメイトを考えていない有能な嫌な奴に

なっていた事でしょう。



ま、実際にいるものは、いるのだから仕方ありません。



・・・



というワケで、なんで、こんなのが背後霊として

子孫を見守る事になったのかが不思議に想える

背後霊さんに見守られている人の所へ寄っていってみます


「勝てばいいのだ。とにかく強くなって勝て

 同じ事をやっている人間の全てに勝て

 できるなら嫌われないように勝て


 悪口を言いやすい人間と判断すると

 つけこんで悪口を言うだけの人間が

 大勢、湧いてきそうな悪目立ちするような態度や言動は

 自分がやるのではなくて、誰かにやらせろ


 やらせて、どうなるかを確かめて

 何かの場面で有効な態度や言動だったら

 自分でも、同じようにやってみればいい


 人との信用関係というのは脆いものだ

 一度、壊れると元には戻らない儚いものなのだ

 慎重に大事に守っていかねばならぬ・・・」


マフィアボスに仕えるカジノ・ディーラーだった背後霊さんです

勝ち負けの事ばかりを語っていますが

なんか言っている事が面白いので聞いて暇つぶしです。



母親がカルト宗教教祖な永川ちゃんの背後霊は

一番、語る言霊が面白いオッチャンなので


でも、母親は存在に気づいているようです

娘をギャンブラーの世界に引き入れようとするたびに

黙らせて強制的に祓って、自分の娘以外の人に憑かせます


いい迷惑な真似をしているババアだなあとも思いますが

そうじゃなきゃあ、あつ程度の規模でやっていけている

カルト宗教教祖なんて、やっていけないのでしょう。


というか、カジノのような宗教団体って

信者は皆、内輪のギャンブルをして

誰が一番、勝てるかを競っているのでしょうか?


まあ、どうでもいいのですが。



・・・



で、終業式が終わり、高校1年生が終わりました


背後霊は見届けて、ほとんどが霊界? に戻っていくのですが

私の背後霊は、何故か夜までいるそうです


 自分の存在を認識できる子孫に色々と語れるのが嬉しいから


だそうなのですが、結構にウザイ爺様です


一番、声が大きいハッシー背後霊とかに比べて

声が小さいので、他の背後霊がいなくなるまで

何を言っているのか、良く聞こえません


毎度の事です。


自分の背後霊の言霊音量が極端に小さい声なので

他人の背後霊の言霊が聴こえるのかもしれませんが



歴史は繰り返す、人間は何度も同じ間違いをする


昔と同じ成功を目論む人間の数だけ

同じくらいの数の失敗が発生する



などなどの、もうじき再現しそうな歴史について

いつものように語ります


まあ、今夜、眠って明日の朝になったら霊界に還って

しばらくは遭遇しない事だし

今日は眠るまで言霊を感じて過ごしましょう。


しかたがありません。

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