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ネオリザードマンと模擬戦と帰還

 リザードマンの上位種らしき魔物がいる巣穴の周りを騎士たちが囲んでいく。


 囲み終えたところで薄暗い巣穴に向けてに ガイスカの守護獣のワイバーンが火を吹く。


 鑑定を行使するには相手を視認しなければならない。巣穴の奥深くにずっと隠れられていては確認できないし戦えない。


 「ブギャーー!」


 普通のリザードマンより豪華で長い槍を持ったリザードマンが入り口にいたアレクに襲いかかってきた。その槍をガイスカとシンシアの二人が止める。


 「鑑定しろ!!」

 「は、はい!結果は‥‥ネオリザードマン!リザードマンの上位種です!」

 「よくやった!お前はこのまま下がっていてもいいが‥どうする?」

 「足を引っ張らない程度に戦います!」

 「よく言った!シンシア、こいつに花を持たせてやるぞ」


 そこからは圧巻だった。ガイスカがネオリザードマンの槍を完封してシンシアが動きを制限する。


 「アレクサンダー!お前が決めろ」 


 二人がネオリザードマンの相手をしているのを見ているだけだったがその声が聞こえてからのアレクの行動は速かった。


 槍はガイスカが抑えてくれているから攻撃を受ける心配はない。


 「ハァ!」


 二人の相手で精一杯のネオリザードマンはアレクの攻撃に気付く間も無く身体を真っ二つに引き裂かれる。


 「よし、今から調査をするからお前はシンシアと少し離れたところで休んでおけ」


 ガイスカはそれだけ言うと他の隊員数名を連れて巣の奥に入って行った。


 「お疲れ様、調査が終わるまでテキトーに時間潰しておこう」

 「お疲れ様です。ネオリザードマンとの戦闘もすぐ終わりましたし、何なら俺は最後剣を振って倒しただけでほとんど何もしてませんが‥‥」

 「そりゃ、いくら初のリザードマンの上位種でも団長と私がいたらすぐに終わっちゃうよ。アレク君は俺が倒したぜって胸張っとけばいいの」


 ネオリザードマンはおそらくC級の魔物。それに対してガイスカとシンシアは冒険者ランクA級の実力はあるだろう。その2人に囲まれてはネオリザードマンも可哀想になる。


 「何で団長はトドメを俺にやらせたのでしょうか」

 「それはアレク君に自信とかつけて欲しかったんじゃないかな。普通のリザードマン倒す時とかでも何故か君すごく緊張してたし」

 「それは、皆さんのお邪魔にならないようにと‥‥‥」

 「でも団長、やたらアレク君に優しいし、気を使ってる気がするんだよね。あの人、他人にあんまり興味ないのに」


 ガイスカ一行が巣の中に入って小一時間程だがまだ帰ってくる様子がない。巣が広すぎるのか、なかなか原因となるものが見つからないからか。


 「せっかくだし私と少し模擬戦してみよっか!ギルドで訓練に来ないかって誘われてたし、いいでしょ!?」


 強者と模擬戦する事で得るものも多いと思い模擬戦を受ける事にした。勝てなくても自分の実力がどの程度通用するのか試してみたかった。


 「いきます!」


 アレクは低い姿勢で剣を構えシンシアへ向かって駆けていく。


 「まずは正解です。格上と模擬戦する時は待っていてはいけません。でも!」


 最初の油断している時がチャンスと低姿勢から一気に首元へと剣を突き出す。


 「いきなり首狙ってくるってアレク君何か私に恨みでもあるの?低姿勢で来るなら首は少し遠いですね」


 シンシアは一歩も動かずアレクの剣を綺麗にいなし、横に薙ぎ払った。

 体勢を崩しかけたが右脚で踏ん張り、再びシンシアに向かって右から左から連続で斬り掛かる。


 「少し動きが単純ですよ。圧倒的な力が無ければただ剣を振っているだけじゃ私に弾かれますよ」


 シンシアはアレクと剣を交えるごとに一歩ずつ後ろに下がりながらアレクの剣を弾いていく。


 「やっと、後ろに下がってくれましたね。俺だってただ剣を振ってたんじゃないんですよ!」

 「‥‥?おやっ」


 シンシアは気づいたら壁際まで下がっていた。


 「はぁー!」


 ここぞとばかりにアレクが上段から剣を振り下ろす。


 「だから、ただ剣を振るだけじゃ私には届かないって!」


 シンシアが上段から振り下ろされたアレクの剣を下から弾き飛ばす。


 「はい、おしまい」

 「ありがとう、ございました」

 「はい、ありがとうございました」


 一見アレクが終始攻めて追い詰めていたが実際はただただシンシアがアレクの攻撃を誘い全ていなしていた。


 「騎士団に訓練に来る事があれば技と駆け引きを学ぶといいよ。普段は王都のお嬢様の元にいるけど帰って来た時は私もいつでも相手になるからね」

 「はい、ありがとうございます」


 結果は完敗だったがアレクはとても満足していた。まだまだビリーの強化も出来ていなし。アレクの冒険は始まったばかり。




 「団長、お帰りなさい。何か分かりましたか?」


 アレクが木陰で寝そべっている時に調査に行った騎士たちが戻ってきた。シンシアはすぐに気付き報告を聞きに行っていて、アレクも急いで向かう。


 「最奥にリザードマンの骨がたくさんあった。本来リザードマンは内輪揉めはしないが、仲間割れを起こし最後に生き残った奴が進化した可能性が高い。上位種の登場により他の群れのリザードマンも統率されたのだろう」


 ネオリザードマンの討伐も調査も終わったのであとは帰るだけとなった。巣穴の中に団長と行った5人は証拠品も持っているので残りボスと戦うのは15人とアレク1人。今回は騎士たちで討伐するようだ。


 「よく見ておけ。きっといつか為になる」


 それだけ言うと団長を筆頭に15人の騎士が5人3組のグループに分かれそれぞれ3体のオークに対峙する。


 1人が突っ込み、オークの攻撃を誘いオークが空振った所を2名の騎士で足を切り落とし残り2人でオークにトドメをさす。

 ガイスカは一人でオークを完封した。団長が振り下ろされたオークをの腕を下からぶった斬るとそのまま首を切り落としてしまった。

 シンシアは団長の様に全て一人で片付ける事はしなかったがグループでオークを囲み他の騎士が注意を引きつけている間に後ろから足を切り落とた。

 「ミリオンダンス!」

その瞬間剣が高速でオークの身体をを何十、何万も斬りきざむ。その姿はまるで舞っているかの様だ。


 最初のグループは皆で連携して相手を確実に仕留める。

 ガイスカは圧倒的な力でオークをねじ伏せた。

 シンシアは凄まじい剣技でオークを圧倒した。


 「これまでの戦いでどれかでも憧れたり、参考になったらお前を連れてきた意味もあるあと、これはお前の報酬だ。受け取るといい」


 ガイスカがアレクがトドメをさしたネオリザードマンの指をくれた。最後にそう言い残し皆でダンジョンから脱出した。


 (団長、大好き!!ネオリザードマンの素材欲しかったんだ!!)


 


 帰り道も最後尾をシンシアに護衛されながらもギルドに帰っていく。

 

昨日は更新サボってしまい大変申し訳ないです。m(_ _)m

言い訳するとプライベートが忙しかったのと、なかなか文が思い付かなかったです(T_T)


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