西音寺家の朝
やっと、本編ですかね!?
まだ、慣れず間違いなどもあるかと思いますが、暖かい目で見守ってくださると幸いです(●︎´▽︎`●︎)!
コンコン
ノックの音で目を覚ますのが、私、西音寺華奈。
私のお家は、お金持ちらしいから、メイドさんや執事さんたちがたくさんいるの。
私の身の回りの事をしてくれるのが、佐伯さん。佐伯さんは、私が生まれた時からずっとお世話をしてくれているベテランさんなんだ!だから、私のことをすごくよく理解してくれているの。佐伯さんじゃないと分からないこともたくさんあるし、佐伯さんには感謝でいっぱいなんだ。
「お嬢様、朝でございます。朝食の準備は、整っているのでご準備が整いましたらこちらへ降りてきてくださいませ。」
華「はぁ〜い。」
佐伯さんにそう返事をして、着替える。今日は、学校。星美音学園の制服は、すっごく可愛いの!!
ワンピースタイプで色はメインがグレー。えりの所が白くて、そこにワイン色の細めのリボン。腰あたりには金色のボタンがいくつかついている。冬は、上にブレザーみたいなのを羽織るけど、今は4月だからワンピースだけ。星美音学園は、女子だけではなくて、男子の制服も品があってカッコイイんだよ?
メインは女子と同じで、グレー。ネクタイは、爽やかな青系。ボタンは、金色。スタイルがいい人は、すごく似合うと思うなぁ。幼馴染の楽くんや奏くんが着るとさらにカッコよくみえるなぁ!
私は、気分によって髪型を決めるんだけど、結構考えるのも楽しいんだ〜
今日は、入学式があるみたいだし、ゆるく巻いてツインテールにしよっかな〜
コテで軽くまいて、サイドに高めに結べば完成!そして、ピンク色のリップを塗って完璧!!
メイクは、してないよ?校則では、OKなんだけど、私がしてもあんまり可愛くならないと思うから、あんまりしないんだ。あっでも、香水は少しだけど付けているよ。私が中学生になった時、お母さんが大人になるんだから、少しでもいいから香水をつけておきなさいって言ってたからね。なんでも、女性は付けるべきなんだって!私のお母さんは、すごく上品で綺麗な人だから勉強になるんだよね。
私の香水は、少し甘めのフローラルなの。前に、香水を買いに行った時に、この匂いを見つけて、これだ!って思ってから、ずっとこれを使っているんだ。それに、なんか、愛着が湧いてきたし。
最後に全身鏡で確認してから、部屋を出た。
私の部屋は、2階にあって、ダイニングは1階だから、階段を降りるの。
そこで、あるものに目がいった。私がまだ小さい頃の家族写真。まだ、お兄ちゃんも学生で、お父さんとお母さんが若々しい。まぁ、まだお母さんは、若いけどね。
私以外のみんなが、笑顔なのに私だけ無表情。いや、全然笑えてない。むしろ、嫌がっているようにすら見える。フフッ、懐かしいな。そんなこともあったなーーーーー
そんな事を思っていたら、
佐「お嬢様?どうかされましたか?」
私が来るのが遅いから、佐伯さんが心配して来てくれたらしい。
華「あっううん。なんでもない。今、行く」
佐伯さんと一緒に階段を降りる。
そして、ガラスのドアを開ける、
父「おはよう、華奈」
母「あら、おはよう」
お父さんとお母さんがもう、席についていた。
華「お父さん、お母さんおはよう!あれ、お兄ちゃんは?」
母「風輝なら、もう、出たわよ」
父「今日の会議の準備でもしているんじゃないか?」
華「会議?」
父「今日、風輝の部署が新しい企画をプレゼンするんだよ。」
華「そうなの!?お兄ちゃん、上手くいくといいね!」
父「ああ、そうだな。」
お父さん、最初は微笑まし感じで息子を見守っているような顔だったのに、会社の話になったら、威厳のある社長のような顔つきになった。あまりの変わりように驚きつつも流石、西音寺グループの社長と思い、お母さんの方を見たら、お母さんも同じことを思っていたのか、私の方を見ていた。
目が合ったから、クスッとお互いに笑いあっていたら、
父「どうした、何かあったのか?」
と、まったく、分からないといったような顔でお父さんに聞かれたので
華「ううん、何も無いよ」
と言っておいた。
母「親なのか社長なのかって話しよ。」
お父さんとお母さんとそんなことを話しながら、今日も美味しい朝食を食べた。
うちのご飯ってすごく美味しいんだよ。シェフが作ってくれているんだけど、そのシェフ、前に、世界大会で優勝したことのあるすご腕の持ち主なんだよね!!
佐「お嬢様、そろそろお時間でございます。」
佐伯さんにそう言われ、時計を見ると、いつもの出発時刻10分前。ヤバっ!急がなきゃ!!
急いで歯を磨き、荷物を持って玄関へレッツゴー!
西音寺家は、わりと仲のいい家族ですよね!
自分で書いといてなんですが、こんな感じの朝を迎える家って、あるんですかね?
次話も、お楽しみに!!