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天界の制服事情

そんなわけで俺、赤羽 紫音は無事(死んでるけどね)第二の人生を歩むことになったわけですが



「ところで女神様、ここでの仕事っなんですか?名前はないんですか?神に仕えし者とか」



「申し遅れました私フレイと申します。それと私のことは店長とでも呼んでください。…あれ言ってませんでしたっけ?天使ですよ天使」



どこの店だよっ!


……んっ?天使だって?それ仕事なのか?というより天使って…



「いやフレイ様は冗談が上手いなー、天使ってあれでしょ金髪の小さな弓持った女の子のことでしょ」



「……いえ、違いますよ、天使は普通に男性もいます」



また一つ夢が壊れる音がした




「まぁそんなわけで紫音さん、これからよろしくお願いしますね!」



「いや、よろしくしないよっ?で、具体的には何をすればいいんですか?」



「それは順を追って説明します。まずはここ天界での制服に着替えていただきます」



きたきたー、やっぱこういう衣装の変更ってなんかいいよな!仕事しているって感じが


えっ?ニートじゃなかったかって?そんなもの想像で補えるさ


…でも天使か、まさかあの布切れ1枚だけっていうパターンはないよな?

もしそんなことになったらもろで息子がとびでてまうやないかーい

それをみたフレイ様が


「な、何しているんですか?隠してください!!」



なんて顔を隠して照れながらそんなことを言ってくれたらなんの未練もなく旅立てる気がする



「…だいたい何を考えているかは分かりますが現世のイメージとは大幅にかけ離れているので大丈夫ですよ


引きつった顔の女神様、その顔も良いです



「それを聞いて安心しました。もし、そんな鬼畜なところだったらそのままの勢いで店長に襲いかかるところでしたねっ!」



ひゅっ


何かが横の空間を切り裂いたようだ。全くどこの世界も治安がなってないぜ。見ろよこのフレイ様を、思いっきり剣なんて握っちまってるぜ、やれやれこれが日本だったら銃刀法違反で警察行きだよ全く…そして俺は



「調子に乗ってすみませんでした!!」



俺は生前何度も親へやって見せた見事な土下座を繰り出したのだった


そんな俺を冷ややかな目で蔑むように見て



「うふふっ、さっきまではあなたが迷える魂だったから何もしませんでしたけど今は私が店長あなたが従業員、わかりましたか?」



とんだブラック企業でした!



「ところで店長、店長の持ってるその剣て…レーヴァテインですか?」



「あら、よくご知ってますね」



「愚問ですね、あなたはフレイと名乗りました。そしてその剣。そこから出される結論をいったまでですよ」



「さすがニートでゲーマーの紫音さんですね?」



何故かニートとゲーマーを強く言われたことについては気にしないでおこう

というより一体レーヴァテインなんて神話級の武器なにに使うんだよ…



「この子に関しては時期がきたら話します。それでは制服の話ですが…はい、ではこれを着て下さい」


そして服を渡されると…何故か手に取った途端消えてしまった



「えっ?無くなっちゃったんですけど?」



「大丈夫ですよ、右手で空中を二回タップしてください」


言われた通りにタップする。

すると、どうした事でしょう空中になにやら文字が浮かんだではないですか



「こ、これは!?夢にまでみたステータスバーというやつでは?」



そう俗に言うRPGのステータスやらメニューやらを開くあれのことだ



「その通りです。天界では技術の発展がめまぐるしいもので…そしてここのカーソルをこうすると…」



フレイは俺のステータスバーを操作すると

俺の着ていた服が突然変化した



「お、おぉ!!服がウェイターさんの服へ変化したっ!……ってなんでこれなんだよ!?ファミレスかよ!」



店長にファミレスの制服…もう何も言わねぇ



「それはですね…天界の長が『やっぱり現世の方に怖がられちゃダメだと思うんだよね。だから馴染みのある飲食店の格好を…えっ?なんで女の子の服はメイド服なんだって?そんなもの日本に行けば常識じゃないか!……ワシの趣味ではないからな!断じて違うからな!』と、まぁなんやかんやでこうなった訳です」


うわっ、絶対天界の長はやばいやつだ



「では、制服も着たところで紫音さんの先輩となる人を連れてきますね。ふふっ、安心してください女の子ですよ。そこに座って待っててください」



そういってフレイは行ってしまった。そして俺は思考する…



先輩…メイド服…天使…女の子……



想像するだけで心臓が高鳴るぜ!


ーーー三分後


なにやら声が聞こえてくる



「はっ?後輩?んだよそれ、めんどくせぇな…しかも男だって?イケメンじゃなかったら速攻で帰るからな!」


……ん?想像と違うな?


そして現れたのは金髪に薄化粧の整った顔にイヤリングをつけて昔のスケバンのような制服を着て、竹刀を持ったまごうこと無き不良の女性がおられた


「「………」」


お互いに目を見合うこと数秒…



「普通かっ!!」



そして唐突に沈黙は破られた



「おい!フレイ、なんだよこいつ!?普通すぎるだろ?イケメンまでは言わないからもっと特徴のあるやつにしろよ!面白くないだろ!」


…ぐぅの音も出ないぜ



「はいはい落ち着いて、それと私のことは店長と呼びなさい。紫音さん、紹介します、 鮫沢 愛里寿(さめざわ ありす)ちゃんです。二人とも仲良くやってね」





それは無理でしょ店長……俺のライフはたった今ゼロになりましたからねっ

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