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歪な毒花と英雄の定理
そして、とうとう見つけ出しました。
それは、あの姫でした。
英雄に恋い焦がれていた姫でした。
英雄は姫に問いました。
「私の最愛を知らないか?」
姫は美しく歪な毒花のような笑顔を浮かべて返しました。
「ああ、私の愛しい英雄様。
あなたの愛した少女は死にました。
しかし、あなたの傷は私が隣で永遠に癒しましょう。」
その言葉を聞いて、英雄は怒り狂いました。
最愛を失った英雄は全てを壊しました。
英雄を止めることのできる者は1人もいませんでした。
何故なら英雄だから。
正義を掲げる英雄であるから。




