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一番近くて、一番遠いーネット越しの恋を、君とー  作者: りなる あい
第二章:高嶺の花のつぼみ

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2-6. 秘密の約束

前回と同じシーンの景虎視点です!

(*景虎視点)


部活をしていると、もう夏になったのか?

と錯覚してしまった。

ジャンプのたびに汗が目に入って

イラッとしたくらいだ。

今日は風がなくて体育館の中がすっごく暑かった。


今日も頑張ったな。と自分を褒めたくなった。

片付けは一年が率先して行っている。

俺はボールキャリーを掴み、倉庫へ向かう。


未依沙もバスケ部のボールキャリーを

押しているのが見える。

未依沙が中学でバスケ部に入ったのが

意外だった。


バレー部の隣だから、

何となく意識して見てしまう時がある。


スポーツを頑張ってるところがいいなと思うから。

そして、未依沙はなにより美人で可愛い。

つい目で追ってしまいそうになるから、

すぐに目線を逸らすことを意識してる。


例え幼馴染だとしても、

見られたら居心地悪いよな…


先に倉庫に入っていた未依沙が

俺を見てビクっとしていた。

驚かせちゃったかな…?


「かげちゃんも部活終わり?」


笑顔を向けてくれる。


「うん!未依沙もちょうど終わったみたいだな」


「今日、すっごく暑かったね。体育館、風なさすぎだよ〜」


「ほんとそれな!めっちゃ暑かった。アイス食べたい気分」


暑い日に部活を頑張った後は、

これだよなと思った。


「ちょっと〜そんなの聞いたら、わたしもアイス食べたくなるじゃん」


俺はその瞬間閃いた。

瑠飛も誘って一緒にアイスを食べに行くぞ!と。

俺たちは互いにニヤっと目を合わせた。

未依沙も同じことを考えているに違いない。くく。


「瑠飛〜!帰りにアイス食べよう」


2人で倉庫からでて、

第一声がこれだった。


「かげちゃん、下校中の買い食いはダメだから、そんな大声出したらダメじゃん」


未依沙が横からちょっと乗り出して

小声で注意してくる。


「うわ!そうだった。よし、一旦家に帰ろう!」


家に帰ってからなら大丈夫だよな!

暑いし部活後で疲れてるけど、

これから帰るのも苦じゃないな。


部室で着替えて玄関へ行き、

瑠飛と一緒に未依沙が来るのを待った。


「アイスの案、最高すぎな!」


瑠飛が壁に乗り掛かりながら俺に言った。


「これ未依沙のアイデア…」


そう言いかけて気づいた。

俺はてっきり未依沙も同じことを考えてると思ってたけど、

未依沙の答え合わせはなかった…?


うわ…アイスで1人盛り上がりすぎてた…

頭の中でいろいろ反省していたら、

未依沙が向かってくるのが見えた。


なんだか嬉しそうな表情で、

ちょこちょこ小走りにやってくる。

まるで小動物みたいだなと思った。


「よし、”一旦”家に帰ろう!」


瑠飛が元気よく”一旦”と言うもんだから、

つい笑ってしまった。


「うん、”一旦”ね」


俺も強調して言ってみた。

面白くて、三人で笑い声をあげた。

未依沙はツボにハマってしまったのか、

笑いが止まらなくなってるみたいだった。

未依沙の笑い声が響くと、

なんか勝手に安心するんだよな。

ツボりすぎて大丈夫かよ、と見ると、

笑って揺れた未依沙の肩が俺に触れた。


俺の腕が急に熱を持った。


いや、これは爆笑しているだけだ。

勘違いするな。

深い意味はない。

たまたまだ。


意識すると顔が赤くなりそうで怖かった。

誰にもバレたくない。

どうか、敏感な瑠飛が気付きませんように。


夏の暑さとハプニングで

心臓がドキドキしてるだけだよな?



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