表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/142

~??????~



 時刻、━━詳細不明。


 場所、━━特定不可。


 目的、━━観測不能。




 其処には一人、男が居た。男の影が暗がりで動き続けていた。



 「━━━━━━━━」



 それはひたすらに、オブジェクトの中から雑多に取り出しては戻しを繰り返す。沈黙であるべき空間を、落下する紙束は幾度となく引き裂いている。


 たった一人の世界。急かす者は誰も居ない。それなのに、それなのにも関わらず。彼は食い入るかの如く『何か』を探していたのだった。


 一つ、二つ、三つ、四つ。落ちたファイルからはしわの寄った書類が散り、集まり、白んだ書面に足跡を残す。





 「━━━これだ」



 男が見つけた一つのファイル。抱えられ、隠匿され、影はその空間に鍵を掛けた。


 其処にはもう、誰も居なかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ