コンビニ店員の日常
俺、佐藤勇気コンビニ店員である。
毎日代わり映えしない人生を送り、平穏に生きている。
そして、今日も働き先のコンビニに向かう。
ーー働き先のコンビニに着いた。
店内入りまずする事それは。
「おはようございます。お疲れです」
「お疲れです」
「お疲れ」
挨拶である。
当たり前のことであるが大切なことだ。
人間関係をより良くするため、これを欠かすことをしてはならない。
ーー仕事仲間と顔合わせ挨拶をしながら裏にある事務所へ向かう。
事務所内にある椅子に座り、持ってきたバックからスマホを取り出す。
出勤時間までまだ15分あり、時間を潰すためSNS を見る。
ちょっと早く来てしまったかもしれないが、そのぐらいがちょうどいい。
ギリギリに来て出勤したら、連絡事項や引き継ぎ作業が遅れ、俺と交代して上がる人に迷惑がかかるからだ。
例え引き継ぎ作業などがなくても、慌てて出勤するより、落ち着いて出勤した方がいい仕事ができる。
15分前ぐらいに来るのが一番理想的だと俺は思う。
ーー出勤時間の5分前になった。
制服に着替えた俺は勤怠を押し、事務所から表に出る。
俺は、交代で上がる人と軽い引き継ぎ作業行い、タバコを補充したりして時間を潰す。
そろそろ弁当などが入ってくる時間になるため、あまり時間のかかる作業はできないのだ。
ーー弁当などを配達してくれるトラックが、駐車場に止まったのがレジから見えた。
お客様が持ってきた商品を打ちながら、さあ忙しくなってくるぞ、と気合を入れる。
現在夕方のシフトは二人体制のため、弁当を出しながらレジも見ないといけない。
お客様がレジに立っているのに、気づかず待たせてしまったら、クレームなどにつながる可能性がある。
そのため、一見簡単そうに見える作業だが、地味に神経を使う。
弁当を出している途中にお客様がレジに立ち、その都度対応する。
レジと弁当が置いてある場所を何回も往復し、地味に疲れた。
ーー弁当を出し終えた。
俺はレジに立ち、これから来る忙しい時間帯を待ち構える。
今から来るお客様の多くが仕事帰り。
入店する人数も多い。
何より、仕事で疲れきっているお客様が多いため、揚げ物などの商品を頼まれた時その商品を入れ忘れたら、怒鳴ってくるお客様などもいる。
もちろん商品を入れ忘れたこちらが悪いのだが、そこまで言うか、
と思ってしまうほど怒鳴ってくるお客様もいるため、細心の注意を払わなければならない。
「いらっしゃいませ、ありがとうございます! ーーーー○○円になります! ーーーーありがとうございました!」
この言葉の繰り返しだ。
レジに来るお客様全員に言い、笑顔で接客する。
たとえお客様が、無愛想だったり・偉そうだったりしても、イラつく態度を出してはいけない。
これが仕事なのだと思い、一生懸命レジで商品を打っていく。
プルルルル プルルルル
忙しい時間に電話が鳴った。
現在シフトは二人しかいない。
電話に出たら一人しかレジで商品を打つ人がいなくなるため、正直言って電話には出たくない。
だが勿論、そういうわけにはいかない。
「お待たせいたしました、○○店です!」
俺は電話に出て、愛想よく対応する。
だが正直言って心の中では、こんな忙しい時間に電話してくんじゃねえ時間帯を考えろ、と思ってしまう。
勿論お客様は一切悪くない、だが忙しいため、どうしてもそう考えてしまう。
ーー夜になり、一番忙しい時間帯が終わった。一人追加で入り、ここからは3人シフトで仕事をしていく。
今から先ずは休憩を回す。
夕方一緒に出勤した人と交代で休憩に入り、事務所内で夕飯を食べる。
ご飯を食べ終わった後は、再びスマホを見たりしてゆっくりとした時間を過ごす。
ーー休憩が終わった後、俺は品出しを始め。
忙しい時間帯に色々と商品が売れたため、その補充をするのだ。
お菓子やカップ麺、パックジュースなど出していく。
たまに、「レジお願いします!」とお客様が並んだため、レジ応援に呼ばれながら品出しをしていく。
ーー仕事が終わる30分前。
ここで俺は最後の仕事、発注を行う。
自分が担当している商品の在庫などを確認し、無くなっていればその商品を発注し、商品があるならば次の発注に飛ばす。
一つ一つの商品にこの作業を繰り返していき、発注をしていく。
ーー退勤時間になった。
俺と交代して出勤する人と引き継ぎ作業などを行い、今日の業務を終える。
「お疲れ様です」
「お疲れさま」
上がる時に挨拶をし、家に帰る。
「あぁぁ、疲れた」
家に帰った俺はベッドに飛び込む。
少しだけ休憩をし、シャワーを浴びる。
シャワーから上がった後、勤務先のコンビニで買った弁当を食べ、ベッドの布団に入り眠りにつく。
毎日がこの繰り返し。
たまにイレギュラーなこともあるが、今日の俺は平穏1日を過ごす。