どうしよう…
気が付けば、真っ暗な空間にいた。ここがキャラメイクをする場所であろうか?
「その通りです」
なんだ?いきなり女が出てきたぞ?しかも、かなりの美人だ。
「ありがとうございます。はじめまして。私は貴女の担当AIの飛鳥と申します。宜しくお願い致します。」
「あ、あぁこちらこそよろしく。」
あれ?そう言えば私は声を出していたか?
「いえ、出しておりません。」
え?じゃあ私の考えていることが分かって…?
「その通りで御座います。今、貴女が被っている機器によって脳波を読み取っておりますので。」
え?じゃあ、プライバシーなくないか?
「いえ、この中で動きや、言葉を発する為に読み取っておりますので。ですが、ご安心下さい。我々は貴女個人情報を漏らすことは御座いませんので。」
た、確かにそれもそうか。それに、個人情報を漏らさないと言っているしいい…のか?ま、まあ細かいことはいいか。それよりこのゲームの説明をたのむ。早くゲームを始めたい。
「かしこまりました。それでは御説明致します。まず、このゲームでは、光の勢力と、闇の勢力が御座います。まず、主な人類は光の勢力に属します。例えば、エルフ、ドワーフ、人間等の種族です。次に、魔族などは、闇の勢力に属します。例えば、ダークエルフ、吸血鬼、堕天使等です。ですが、これらは、例外も御座います。例えば、信仰している神等で、変わります。ですので、堕天使なのに光の勢力にいる、エルフなのに闇の勢力にいるなども御座います。ですが、これらは、少数が、大抵そういう方々は、差別等があるため、そういう方々で集まって幾つかの町を作って暮らしています。勢力の大きさに関しましては光の勢力のほうが数が多いですが、闇の勢力と力は拮抗しております。ここまでは、宜しいでしょうか?」
「あ、あぁ。丁寧な説明ありがとう。」
「いえ、仕事ですので。では次に、キャラメイクに移らせていただきます。」
やっとキャラメイクに移れるのか。
「ではまず、種族から選んで頂きます。」
うお、目の前にウインドウが表れた。ん?そう言えば忘れていたがどうやってしゃべればいいんだ?
「普通に声を発するような感覚で大丈夫で御座います。」
それでいいのか?まあ、ためしてみるか。
「あ、あ~、お~本当に出せた。ありがとう。」
「いえ。」
にしても本当に感情が薄いな。せっかくの美人なのにもったいない。
「ありがとうございます。」
少し、照れてる?
「そのようなことは御座いません。早く種族をお決め下さい。」
おっと、怒られてしまった。早く決めねば。
「なあ、人類と魔族のメリット、デメリットは?」
「はい、まず、人類のメリットですが人類の場合、人類は万能で適正によりますが基本何でもできます。そして、町の中からスタートになります。デメリットは様々な能力を取得できる分、成長が遅いです。」
いい出来だと思ったのに…。
本編より更新されている…。
どうしたらいいのか…。
始めたばかりなのに…。