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デザイア

ララ

「あれは……トランヴェル!」


カリア

「トランヴェル!!」


ララたちは黄金に輝くフクロウを見つける。


イヴ

「トランヴェル……ついに行くのですね‥‥」


イト

「何とか‥‥たどり着けそうだな」


ミランダ

「うん…よかった……」


ルイ

「あとはトランヴェル次第か」


トランヴェルも遠くからララたちの姿を確認する。

そしてトランヴェルはつぶやく……。


トランヴェル

(ありがとう皆……)

(ララ、カリア、ミランダ、イト、ルイ、サラ、アイナ、イヴ、カローナ、ガーランド……)

(また……会おう!)


トランヴェルは出口へたどり着き、光の中へ進んでいった……。

トランヴェルの魔女たちは、トランヴェルが光の中へ消えていくのを見送る……。


カローナ

「行っちまったな」


サラ

「クウウン……」


アイナ

「トランヴェル!いってらっしゃい!」


ガーランド

「達者でな。トランヴェル」


ゴオオオオオオオ……!!


トランヴェルは宇宙を通り抜け、生命プログラムの中へと還っていく。

そして生命プログラムを通じてデザイアにトランヴェルの観測データを送信する。


フィイイイイイイイイン……


トランヴェル

(ここがデザイア……)


トランヴェルは七色に輝く空の中で巡り廻っている。

トランヴェルの記憶データがデザイアへと送られていく……。


ゴゴゴゴゴゴゴ……


デザイア

「生命プログラムより観測データ受信…」


「観測データの確認……観測体の消滅を確認……」


トランヴェル

(ああ……やっとこれで……)


トランヴェルはデザイアの中をめぐりながら、徐々に意識が無くなり、

そして七色の光の中へと消えていく……。


トランヴェル

(……長かった……)


(ここまで来るのに……本当に……長かった)


(ユニ……今ならわかるよ)


(どうしてあの頃の記憶を観測体に植え付けたのか……)


(あの時の青春が……地球での生活が……)


(きっと…君にとって……最高の思い出だったんだろうね……)


(でもねユニ……それ以上に……)


(今回の旅は……さらに輝かしかったよ)


(1日1日が…出会う人々が……何よりもかけがえのない…)


(……宝物だったよ)



ゴーン…ゴーン…


鐘が響き渡る……


デザイア

「すべてのデータが有効であることを確認」

「生命プログラムに返答開始」

「次のフェーズへ移行せよ」


第9章「激戦の宇宙」終わり。

最終章「誰もが己に神を宿らせた時代」へ続く。

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ツイッター:@hukurai_eichi
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