決着
トランヴェルとゴッティルがいる精神世界の外では、
マベルがユニオンに攻撃を仕掛けていた。
マベル
「さあトランヴェルを返してもらうよ!!」
マベルはユニオンに魔法を打ち続ける!
ユニオンは魔法をもろに喰らい、体が綻びていく!
マベルの攻撃により、トランヴェルとゴッティルがいる精神世界が大きく揺れだす!
ゴッティル
「くそがッ!!こんな時に!!」
「ここでやられるわけにはいかない!」
ゴッティルはファニージル、ソファ、アルヴェを集結させる!
ゴッティル
「奴を叩け!」
ゴッティルの指示の下、ファニージルたちがマベルを襲う!
マベル
「!?」
マベルは袋叩きにされ、意識を失ってしまう!
ゴッティル
「後は貴様を叩きのめすのみ!」
ゴッティルはトランヴェルを殴り倒す!
ゴッティル
「さっさと貴様を殺してこのくだらない戦いを終わらせる!!」
ドオオォォォ!
ユニオンの体が再び揺れる!
ゴッティル
「何!?」
ユニオンの体に氷柱が刺さっていた!
ソフィア
「……ユニオン!!」
ユニオンに氷柱を刺したのはソフィアだった!
ゴッティル
「ぐう!?何故こいつは俺に攻撃をしてくる!?」
ソフィア
「よくも……よくもやってくれたな!!」
ソフィアはガーランドの魔法を浴びて、ユニオンの洗脳から解かれていた!!
ソフィア
「今度こそ!貴様を!!」
「今度こそ貴様をここで殺す!!」
「喰らえ!!魔女破壊!!!」
ドッ!!!
ソフィアは全ての魔力を込めて、ユニオンの体へ魔女破壊を打ち込んだ!!
ユニオンの体が徐々に崩壊していく!!
ゴッティル
「馬鹿な……こんな……」
フィイイイイイイイイン!!!
トランヴェルとゴッティルの間にユニオンが姿を現す…!
ゴッティル
「き…貴様は!?」
トランヴェル
「ユニオン!!!」
ユニオン
「やはり…私の目に狂いは無かった…。最後の最後まで良き働きをしてくれたわソフィア」
「あなたなら必ず私を殺してくれると信じていたわ」
ゴッティル
「な……コントロールが……できない!?」
ソフィアの攻撃を受け、ユニオンの体は大破し、ゴッティルの支配力が弱まっていた!
ユニオンはその隙を逃さず、ゴッティルの支配から逃れたのだ!
トランヴェル
「ユニオン!?」
ユニオン
「トランヴェル!これが私の……」
「私の最後にできることです!」
フイイイイイイイン!!!
突如、ソフィアの前にいるユニオンが輝き出す!
ソフィア
「こいつまだ動けるのか!?」
「何かするつもりだ!?」
マベル
「ん……眩しい……」
ユニオンから発する光によりマベルは目を覚ます!
光は拡大していき、そしてユニオンの周囲にトランヴェルの魔女たちが姿を現す!
ララ
「!?」
ガーランド
「どこだここは!?」
マベル
「あんたたち……無事だったのね」
トランヴェル
「ユニオン!?」
ユニオン
「トランヴェル…。貴方の魔女たちを復活させました…」
「そして私は今から自害します。ゴッティルは私と共に崩壊させます」
ユニオンはゴッティルにしがみつく!!
ゴッティル
「や……やめろ!!離せ!!」
トランヴェル
「自害!?それはダメだユニオン!?」
ユニオン
「もうこれしかゴッティルを倒す手段がありません」
トランヴェル
「しかし……」
ユニオン
「良いのですトランヴェル。私はこれで自分の使命を全うすることができます」
「トランヴェル。あなたのお陰でこの世界も外の世界も多くの人が救われました」
「本当に……本当にありがとうございました……」
「後は貴方の任務を全うするだけです……。さあ早く外の世界へ向かうのです……」
トランヴェル
「ユニオン……!!」
ユニオン
「トランヴェル……おたっしゃで……」
ユニオンはゴッティルと共に粒子化していく!
ゴッティル
「やめろ……ふざけるな!!」
「俺はこんなところで……こんなところで!?」
トランヴェル
「ユニオン……ありがとう」
「君は最後の最後まで使命を全うしてくれた……」
「後は任せてくれ。私は私の使命を必ず果たす!!」
ユニオンはニコリと笑い、そしてゴッティルの魂を掴みながら崩壊した……。
ゴッティル
「やめろ!離せ!!」
「俺はこんなところで死ぬわけにはいかんのだ!!」
「旧人類を抹殺するために…こんなところで俺は!!!」
ユニオンとゴッティルの魂は消滅した。
トランヴェル
(ゴッティル……お前は復讐心に囚われすぎたんだ)
(もうお前のような犠牲者を出さないために私はやらなければならない)
(さあ行こう…デザイアのもとへ!!)
フィイイイイイイイイン…!!
トランヴェルはユニオンの体から抜け出す。
そして彼はそのまま、月の方へと舞い上がっていく……。




