激戦の宇宙8
ユニオン
「これ以上貴様らにかまってられん!!」
ユニオンはさらにデリート魔法をイヴに大量に放っていく!!
イヴは避けていくが、避けきれず、被弾してしまう!
ミランダはイヴを回復させようと近づく!!
ユニオンは転送魔法でミランダの背後に転移する!!
そしてミランダを背後から両手で抱きしめ、
そしてデリート魔法を全身へ染み込ませる!!
バチバチバチッ!!
ミランダ
「あああッ!?」
イヴ
「ミランダ!?」
イヴはミランダのもとへ行こうとするが、体が半壊し、思うように前へ進めない!
デリート魔法を受けているミランダから大量の魔女粒子が飛び散っている!!
ミランダ
「ああああ!?」
ユニオン
「デリートのスピードが遅い」
「どうやらお前は唯一デリートできないように設定されているみたいだな」
「まさかユニがサンプルを全滅させないように仕組んでいたのか?」
イヴ
「ミランダあああ!!」
イヴは消え去る前に、魔法陣を多く生成し、銃器で発砲していく!!
ユニオン
「ふんっ!」
ユニオンは銃弾を物ともせず、ピンピンしている。
イヴ
「このッ!!」
イヴは最期の力を振り絞って、転送魔法でユニオンの目の前に転移する!
そして、ソードでユニオンの目を突き刺す!!
ユニオン
「ぐあああ!!?」
ミランダ
「このッ!」
ミランダは透明魔法をユニオンに喰らわす!!
バチイイイイイイ!!
ユニオンの両手は粒子化し、ミランダは開放される!
ユニオン
「貴様あああ!!」
ユニオンはまた体内から青白い魔法を展開していく!!
ミランダとイヴはその青白い魔法に包まれてしまう!
イヴ
「アイナ……後は……頼む」
ミランダ
「トランヴェル……お願い……世界を…」
ミランダとイヴは青白い光に飲まれ、姿を消す……。
ユニオン
「トランヴェルはどこだ?」
「あそこか……!」
ユニオンはアイナを見つける。そして高速でアイナのもとへ飛んでいく
アイナは後ろを振り向き、ユニオンがこちらに来ていることに気づく!
アイナ
「トランヴェル先に行って!」
トランヴェル
(アイナ……すまない!!)
アイナはトランヴェルを手放し、そして火の鳥を生成する!
ユニオン
「はははっ!!そんなもの意味ないんだよ!!」
ユニオンはデリート魔法で火の鳥を破壊し、さらにアイナにデリート魔法を打ち続ける!
アイナは被弾し、体が崩壊していく!
アイナ
「あなたがこの世界の絶望……!」
ユニオン
「絶望?確かに貴様らにとっては絶望かもな!!」
しかし、俺は俺の世界を救う!!お前らの実験世界を崩壊し、トランヴェルを破壊し、俺は世界を救う!!
アイナ
「破壊しかできない人に世界は救えない」
ユニオン
「黙れ小娘が!!」
アイナ
「たとえ私たちが消え去っても、希望は必ず世界を救う」
「どんなに絶望しても、必ず希望が私たちの味方をしてくれる!」
ユニオン
「何が希望だ!そんなものは……無い!!」
ユニオンはデリート魔法をアイナに直接撃ち込む!!
アイナ
「トランヴェル……絶対に諦めちゃダメだよ」
「絶対に奇跡は起きる……絶対に世界を救える……」
「希望はいつだって側に……」
アイナは炎の柱を生成し、ユニオンを燃やしていく!!
アイナの体は崩壊し、粒子となって消え去った。
アイナが消え去ってもなお、炎の柱は燃え広がり、やがて火の鳥へと形を変える!
火の鳥はユニオンを包み込む!!
ユニオン
「希望だの絶望だのそんなものは関係無い!!」
「貴様らのおとぎ話はここまでだ!!」
ユニオンは火の鳥を薙ぎ払い、そしてトランヴェルへ急接近していく!!
トランヴェル
(アイナ!?)
(っは!?)
トランヴェルの目の前にユニオンが立ち塞がる!
ユニオン
「もう逃げられないぞトランヴェル!」
トランヴェル
(ぐっ!?)
ユニオン
「フフフ……ははははは!!」
「残念だったなトランヴェル!!」
「これで貴様らは終わりだ!!消えろ!!」
ユニオンがトランヴェルを攻撃しようとしたところに、真下から雷魔法がユニオンへ飛んできた!
ユニオン
「!?」
ララ
「トランヴェル!!」
トランヴェル
(ララ!!)




