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激戦の宇宙7


一方、トランヴェルたちは宇宙へ出て、やっと目標ポイントを見つける!


イヴ

「あと少しでこの宇宙から出れます!」

「出口のポイントは……あそこです!」


イヴが指差すところに一点の光が見える。

その光は黄金に輝く小さな月だった。


トランヴェル

(あの月へ行けばいいのか?)


イヴ

「そうです」

「あそこへたどり着ければ、宇宙を出て生命プログラムへ行けるはずです!」


ギュオオォォォ!!


トランヴェルたちの行く先に魔法陣が出現する!


ミランダ

「!?」


イヴ

「まさか!?」


魔法陣からユニオンが現れる!


ユニオン

「間に合った……!」


トランヴェル

(くそっ!?追いつかれた!?)


イヴ

「トランヴェル!私たちが抑える間にあのポイントへ!」


トランヴェル

(わかった!!)


イヴ

「アイナ!トランヴェルを連れて早く行きなさい!」


アイナ

「うん!」


アイナはトランヴェルを抱いて、この世界の出口へと向かう!

イヴとミランダはユニオンへ攻撃を仕掛ける!


ユニオン

「コントロールが回復してきた!」

「貴様らもこれで消してくれる!」


ユニオンはデリート魔法を放つ!!


イヴは避けきれず直撃する!

ミランダは左手を掲げて透明のバリアを展開し、

何とかこらえる!


ユニオン

「受け止められた!?馬鹿な!?」

「まさかあの魔法は……デリート機能を含んでいるのか!?」


イヴ

「か……体が……」


イヴの体が粒子化していく……!


ミランダ

「イヴ!?」


ユニオン

「貴様!!」


ユニオンはミランダにデリート魔法を連発する!!

ミランダは透明魔法で何とか凌ぐ!


ユニオン

「やはりそうだ……奴の手からデリート機能が発動している!?」

「マザーコントロールでもないのに何故その権限を持っているんだ!?」


ミランダ

「イヴ!大丈夫!?」


ミランダはイヴに右手で回復魔法を唱える。

イヴの粒子化が止まる。


ユニオン

「馬鹿な……デリートをキャンセルしただと!?」


イヴ

「ありがとうミランダ!」


ミランダ

「あれ……?体が復活しない!?」


イヴはミランダの回復魔法を受けたものの、消えた体の一部は元通りにならなかった。


イヴ

「体の崩壊が止まっただけでも十分だわ」

「やはり貴方の魔法は特別よ」

「ミランダは私の援護を!私がユニオンを叩く!!」


イヴは周囲に魔法陣を生成し、魔法陣から複数の銃器を取り出す!


イヴ

「斉射!!」


各銃器から銃弾が放たれる!!

ユニオンはそれらをデリート魔法で防ぐ!

イヴは発砲しながら、両手にビームソードを持ち、ユニオンに立ち向かって行く!


イヴ

「うおおおおお!!」


ユニオン

「無駄だ!!」


ユニオンはデリート魔法を連発する!!

イヴは避けながら懐へ入る!


バチイイイイイイ!!


イヴのソードとユニオンのバリアが衝突し、火花を散らす!!


ユニオン

「貴様も確かマザーコントロールだったな」

「ここで因縁を晴らさせてもらう!!」


イヴ

「ぬううう!!」


ユニオンはイヴを蹴飛ばす!

イヴは怯み、後退する!

そこにユニオンは爆裂魔法を放つ!!


ドオオォォォ!!


イヴは直撃し、体勢を崩し、隙を見せてしまう!

そこにユニオンがデリート魔法を放ち、つけ込んでいく!

しかし、ミランダがイヴの前に立ち、左手の透明魔法でデリート魔法を弾く!


ユニオン

「くそっ!!何故だ!!」

「何故マザーコントロールでもないお前がデリート機能を持っている!?」


ミランダ

「デリート機能?」

「何のことか知らないけど!」


ミランダは透明魔法をユニオンに放つ!!

ユニオンの右腕にヒットし、一瞬で右腕が崩壊する!


ユニオン

「ぐううう!?」


ユニオンは即座に右腕を再生させ、ミランダに攻撃を仕掛けていく!!


ユニオン

「こいつのデリート機能……完全では無いな」

「先程のキャンセル機能も不完全」

「本来の機能が備わっているわけではないようだ」


「しかし、こいつを倒さない限り、こいつらは何度でも蘇る」

「先にこいつを片付けなければならない!!」


ユニオンは果敢にミランダを攻める!


イヴ

「ミランダ!!」


イヴが割り込み、ユニオンの攻撃を邪魔していく!


ユニオン

「貴様はマザーコントロールのくせにデリート機能を持っていないようだな!」


ユニオンはデリート魔法を拡大させ、イヴの銃弾や銃器を次々と破壊していく!


イヴ

「今の私はマザーコントロールではない!」

「新人類化したトランヴェルの魔女だ!!」


ユニオン

「新人類化?ふざけるな!!」

「貴様ら旧人類が新人類になれるはずが無い!!」

「そのまま地球と共に滅びろ!!劣等種ども!!」


イヴ

「断る!!」

「新人類化した人間たちは新人類より勝る結果がでている!」

「この新人類化の効果は全人類にとって新たな進化の可能性をもたらすものなんだ!!」

「ここでお前に邪魔されてたまるか!!」


イヴは魔法を撃ち続ける!!


ユニオン

「そんな攻撃……!」


ユニオンは対抗して青白い魔法を放つ!!

青白い光は拡大し、イヴの攻撃を全て飲み込んでいく!

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