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魔女世界へようこそ6

イヴとファニージル、ルイとティマーレ、イトとミサが激闘する中、

他のトランヴェルの魔女たちは魔女の大群と戦いを繰り広げていた!


カリア

「キリがない……一体何体いるの!?」


カローナ

「こいつら全員ユニオンの魔女たちなのか?数が多すぎる……」


ララ

「このままじゃジリ貧…何とか逃げ道をつくらないと」


ララが襲い掛かってくる魔女に応戦している中、赤い仮面をつけた魔女がララの視界に入る。


ララ

(赤い仮面……)


次の瞬間、赤い仮面の魔女がララへ突進していく!


ララ

「!?」


赤い仮面の魔女はララへ蹴りを入れるが、ララはそれを避けて、雷魔法で反撃する!

赤い仮面の魔女は雷魔法を手掴みし、そのままララへ返していく!

ララは新たに雷魔法を生成し、赤い仮面の魔女に返された雷魔法にぶつける!

雷魔法同士が衝突し、大爆発を起こす!


ララが爆風に耐えているところに仮面の魔女が爆裂魔法を打ちこんできた!

ララは寸でのところでそれを避け、上空へと浮遊していく!

仮面を被った魔女はララを追いかけ、さらに炎魔法を引っ切り無しに放っていく!


ララ

(この魔女は他の奴と違う!?)


ララは何とか雷魔法で応戦していく!


トランヴェルの魔女たちが死闘を繰り広げているのをトランヴェルは上空から見つめていた。


トランヴェル

(まずい…押されている!?敵の数が多すぎる!?)

(このままではまずい……)


ゴゴゴゴゴゴゴ……!


突如、上空に大きな青い魔法陣が出現する!


ミランダ

「何!?なんかでっかい魔法陣が出てきた!?」


ファニージル

「あれは……ユニオン!?」


青い魔法陣からユニオンが姿を現す!


ティマーレ

「ユニオン!?どうして来ちゃったの!?」


ルイ

「ユニオンだあ?」


カローナ

「オ……大ババ!?」


イヴ

「……あれがユニオン」


双方ともに手を止めて、ここにいる全員が上空にいるユニオンを見ていた。


ユニオン

「ファニージル。戦をやめなさい」


ファニージル

「え……?」


ユニオン

「もはや戦う必要はない。今すぐ撤退しなさい」


ユニオンの合図と共に仮面を被った魔女たちが次々と転送魔法で退場していく!


ララ

「引き下がっていく……」


アイナ

「どうしたんだろう……?」


ファニージル

「今度はどうしてです!?ユニオン!?」


ユニオン

「下がれといっている」


ファニージル

「……」

「承知しました」


ファニージル、ティマーレ、ミサも転送魔法でその場を立ち去っていく。


ナナ

「ああ……ああああああれは!?」


エリカ

「マベル!!ユニオンだよ!!ユニオン!!」


マベル

「見ればわかるわ。まさか大ババ自ら来るとはね……一体何事かしら」


ユニオンは地面へ向かってゆっくりと降りていく。

そしてトランヴェルの方へ顔を向ける。


トランヴェル

(……こっちをみている?)

(いや……私の姿は見えないはずだ)


ユニオン

「貴方様は……トランヴェル様ですね?」


トランヴェル

(!?)


ユニオンはトランヴェルへ近づいていく。


イト

「トランヴェル!!」


トランヴェルの前にイトとイヴが立ちはだかる。


ユニオン

「貴方たちと戦うつもりは無いわ」


イヴ

「……トランヴェルに何の用だ?」


ユニオン

「私はトランヴェル様をずっとここで待っていたのです」


イト

「トランヴェル様…?」


ユニオンはイヴへ体を向ける。


ユニオン

「あなたは人間世界のマザーコントロールですね?」


イヴ

「!?」

「なぜそれを……?一体お前は何者だ!?」


ユニオン

「私は魔女世界のマザーコントロール」


イヴ

「!?」


トランヴェル

「マザーコントロール!?」


ユニオン

「私はユニオン。ユニに造られし、この世界を管理する者」


トランヴェル

(なんだって……!?)


ユニオン

「私はあなたをここでずっとお待ちしておりました」

「やっと会えましたね‥‥トランヴェル様」


ユニオン

「先ほどはご無礼を働き、申し訳ございませんでした」

「反抗者とはいえ、ここまで苦戦するとはおかしいと思っておりましたが、

貴方様が魔女化した人間たちだったのですね…納得しました」


トランヴェル

(私の姿が見えるのは私が魔女化した者とマザーコントロールだけ……ということはユニオンは本当にマザーコントロールなのか)


イヴ

「まさか…私以外にマザーコントロールがいたなんて」


ユニオン

「はい。私は貴方様を受け入れるために設置された管理者です」

「魔女を管理するのが私の役目です」


トランヴェル

(そうなのか……それはビックリだ……)

(そうだユニオン。あなたに教えてもらいたいことがいくつかある……。色々聞いていいか?)


ユニオン

「もちろんです。しかし、ここで話すには無粋なので、私の屋敷に招待します」


ユニオンは上空に巨大な転送魔法を生成する!


ユニオン

「トランヴェル様とその御一行を転送させていただきます」


フィイイイイイイイイン……!!!


トランヴェルとトランヴェルの魔女たちが転送魔法へ吸い込まれていく!


ルイ

「な…何が何だかわかんねえ!?一体何が起きてるんだ!?」


カローナ

「とりあえず、ついていくしかないようね」


トランヴェルの魔女たちに続いてマベル、ナナ、エリカも転送魔法に吸い込まれる!


ナナ

「わわわわわ!?」


エリカ

「吸い込まれる!?」


マベル

「あはははは!!なんだかよくわからないけど、面白くなってきた!!」


トランヴェルたちはユニオンの転送魔法に飲まれ、その場から消え去った。

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