表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/374

男と魔女

魔女との遭遇から唯一生き残ったドラフは何とか王宮へ帰ることができた。


そして彼は籠る……研究室へ……図書室へ……。


彼は生きる目的を見つけた……。


<魔女を倒す>


ただそれだけのために彼は研究に励む。

しかし、ある日彼は研究を進めることができなくなった……。


ドラフ

「魔女粒子の研究の停止?何故です?」


ガゼル

「ここ数年魔女による被害は少なくなってきている……

我が研究所は魔法障壁の研究に特化したほうがよい」


「最近は魔女より魔物の被害の方が断然に多い……魔物対策を最優先にして取り組むべきだ」


ドラフ

「……」


魔女粒子の研究は滞った。

しかし、2年後ガゼルは王宮から追い出され、ドラフがその後を引き継ぐことになった。

魔女粒子の研究が再開する……そして今に至るのだ…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



(……)


男は過去を掘り返しながら元同僚を土に埋める。


彼の頭の中は魔女を滅ぼしたい気持ちでいっぱいである。

魔女と遭遇できたにも関わらず倒すことができなかった。

たったこの日のために彼は研究を続けてきたのだ。

どうしたら魔女に勝てたのか…。

彼の開発した魔女対抗具も不完全だ。稲妻の魔女には効いたものの、もう一人の同僚の娘には通用したとは言えない。


(まだまだ戦える……)


男は自分に言い聞かす。

まだ研究の余地があると…。

今回の魔女粒子を回収して再分析し、

今回の戦闘のフィードバックを行うのだ…。

そう考えながら男は遺体を埋めていた。

そんな最中、突然背後から声をかけられる。



「やっほー」


男が振り返るとそこにはホウキに乗って浮遊している一人の女性がいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツイッター:@hukurai_eichi
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ