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ソフィア13

テクラスの魔女会がユニオンによって消滅してから一週間が経った。

ソフィアは記憶を抹消され、再びユニオンの魔女会へと戻っていた。

再び反抗者とならないように監視するため、ファニージルとペアを組まされていた。


ユニオン

「どう?あの子の様子は?」


ファニージル

「はい。記憶は間違いなく抹消されたようです」

「真面目に魔法実験に専念しています」


ユニオン

「そう…それはよかった」


ファニージル

「しかしユニオン…何故ソフィアをそこまで買いかぶるのですか?」


ユニオン

「前にも言ったでしょ?あの子はかなり優秀な魔女よ」

「あの子を失うにはもったいないのよ」


ファニージル

「しかし、またいつどこで記憶が蘇るかわかりません」

「それに記憶が戻らなくても、いつまた反抗者に情を移し、手を貸すかわかりません」


ユニオン

「その時はその時よ」

「あなたはただ彼女を監視すればいいの」


ファニージル

「……」


ユニオン

「それはそうとファニージル。また西の地区で反抗者の魔女会ができたそうよ」

「鎮圧をお願いしたい」


ファニージル

「……わかりました」


ファニージルは翌日、ユニオンの指示通り、西の地区へと足を運んだ。

反抗者の魔女会の名はティラン。この魔女会には総勢100名の魔女がいる。前回のテクラスに比べ規模は小さい。


ファニージル

(……あそこに数名いるな)


ファニージルは建物の陰に隠れて、ティランの魔女たちを監視する。


ファニージル

(……6人なら対処できる。さっさと終わらせよう)


ファニージルは鎮静魔法を生成し、ティランの魔女たちに放つ!

鎮静魔法を受けた魔女たちが次々と倒れていく。


ファニージルは倒れた魔女のもとへと歩き、プリズンへ転送させるために転送魔法を生成する。


ガッ!!!


突然、ファニージルの背後から強力な氷魔法が衝突する!


ファニージル

「!!?」


そして、先ほど鎮静魔法で倒れたはずの魔女たちが立ち上がり、一斉にファニージルに炎魔法を放つ!!


ドドドドドドドドド!!!


ファニージル

「けほッ……ごほッ……なんだと!?」


さらにファニージルの周りを大勢の魔女たちが囲む!


ファニージル

「!?」

(ここに来ることがバレていた!?)


ティランの魔女たちは一斉にファニージルを攻撃する!

ファニージルはバリアを貼り、何とか攻撃を防ぐ!


ファニージル

(なぜだ!?どこでバレた!?)


ティランの魔女たちは引っ切り無しに攻撃を続ける。


ファニージル

「しかし…いくら多勢とはいえ、この程度の魔法じゃバリアは割れないわ!!」


バシュウウウウウ!!!


強力な氷魔法がファニージルのバリアを貫通した!


ファニージル

「!?」


ファニージルは先ほどの氷魔法を体に受け、

徐々に体が凍っていく!


ファニージル

「この氷魔法は……まさか!?」


ソフィア

「そのまさかよ。ファニージル」


ファニージル

「ソフィア!?」

「まさか…記憶が戻ったのか!?」


ソフィア

「ユニオンの記憶抹消魔法なんて効いてないわ。初めから演技していたのよ」


ファニージル

「なんだと!?」


ソフィア

「あの日、ガーランドは私に回復魔法をかけてくれた」

「その魔法はどんな状態異常も防げる優れものだった」

「私はその魔法のお陰で記憶を抹消されずに済んだのよ」


「そして私は着々と仲間を集めた。ガーランドとマインドたちの敵を打つために力をつけてきたのよ」

「覚悟しろ!!」


ソフィアとティランの魔女たちが一斉にファニージルを攻撃!

ファニージルは攻撃を受けてボロボロになっていく!


ファニージル

「……ッ」

「この程度の魔法なんぞ…」


フィイイイイイン!!


ファニージルから膨大な魔力が注がれる。


ソフィア

「……何!?」


ファニージル

「ユニオンからもらった魔力強化剤……試させてもらうわ」


ファニージルは鎮静魔法を生成し、ソフィアたちに放っていく!

その魔法の規模はでかく、そして強烈な魔力を帯びていた!

一瞬にしてソフィア以外のティランの魔女たちは気を失ってしまう!


ソフィア

「!?」


ファニージル

「残念だったわねソフィア……」

「お前は不幸にも記憶を失わなかった。記憶を失えば、死ぬことはなかっただろうに」


ソフィア

「っく…」


ファニージル

「さあ…今度こそお終いよソフィア!!」


ファニージルから強烈な爆裂魔法が放たれる!!


ソフィアは避けきれることができない!!

爆裂魔法がソフィアに触れる寸前、ソフィアの背後に転送魔法が生成され、

ソフィアはその転送魔法により、その場を脱出した!!

ファニージルの爆裂魔法は炸裂し、大爆発を起こす!!


ドオオオオオオオン!!!


ファニージル

「……いない?」


ファニージルはソフィアがその場から消えていることに気づく。


ファニージル

「逃げられたのか?」


ブウウン……


ソフィアは誰かに転送魔法で転送させられた。

転送先は広大な野原であった。


ソフィア

「……一体何が……」


アルヴェ

「危なかったねソフィア」


ソフィアの背後に魔女アルヴェが立っていた。


ソフィア

「あなたは……アルヴェ!?」

「どうして私を助けたの!?」


アルヴェ

「それはソフィアが面白そうなことをしているから」


ソフィア

「あなたわかってるの?私を助けるということはあなたもファニージルに追われる身になるのよ?」


アルヴェ

「大丈夫。私がソフィアを助けたって多分わからないから」

「私の魔法は魔女粒子を残さない。痕跡が残らないから、誰がソフィアを転送させたかってわかりっこないわ」


ソフィア

「しかし……」


アルヴェ

「大丈夫大丈夫」

「ねえ、そんなことよりソフィア。どうしてあんたはこんなことをしているの?」

「どうして大ババに歯向かうことをしているの?」


ソフィア

「……仇よ」


アルヴェ

「仇?」


ソフィア

「罪の無い魔女たちを大ババは虐殺した」

「それだけじゃないわ。大ババは私の記憶を消して再利用しようとした。これも許せない」

「私は大ババが信じられない。どうして下級魔女を生み出し、そして排除するのか」


アルヴェ

「……それはユニオンが最古の魔女だから」


ソフィア

「それは答えになっていないわ。最古だから彼女が正しいの?私はそう思わない」

「大ババが最古の魔女だからという理由だけでこの世界を牛耳っているのが気にくわないわ」

「だからねアルヴェ。私は大ババが支配するこの世界に変革をもたらしたいと思っているのよ」


アルヴェ

「変革…?」


ソフィア

「大ババを倒して新たな世界をつくる。これが私の夢」


アルヴェ

「はは…すごいこと言うわねソフィア」

「あなた…面白いわ」

「是非私に見せてほしい…あなたの夢が実現する日を」


この日からソフィアはユニオンの魔女会に戻ることは無かった。

ソフィアは大ババを倒すことを目的とし、仲間を探し始める。

上級魔女は皆大ババを支持している。

だからソフィアは、ガーランドのように下級魔女を味方につけ、反対組織を作り上げることを考えた。

ソフィアはガーランドの意思を次いで、大ババを倒すことを目標とした。


フィイイイイイン……


ソフィアの意識が現実に戻る……。


「そうだ…。私は大ババを倒して魔女世界を変革させなければならない」


「このままでは終われない……。私は戦わなければならない……」


「お願い…ガーランド……。少しでもいいから…私に力を貸して……」


「私は……ここで負けるわけにはいかない……!!」


フオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!


ソフィアの体が青白く発行する!!

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ツイッター:@hukurai_eichi
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