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ソフィア10

シュウウウ……


爆散したファニージルの体が修復されていく。そしてあっという間に彼女の体が完治した。

ファニージルは転送魔法を展開し、ユニオンのもとへ移動する。

そして、ファニージルはソフィアがプリズンに侵入したことをユニオンに報告した。


ユニオン

「……ソフィアがプリズンに?」


ファニージル

「はい。ソフィアは我々との約束を破っただけではなく、反抗者たちをプリズンから逃がしたのです」

「現在ソフィアは反抗者たちと共に逃亡中です」


ユニオン

「……なんと。そんなに愚かな子では無いと思っていたが……見当違いであったか」


「ファニージル。早急に反抗者たちを捕まえなさい」

「ソフィアは私の元に連れてくるのです」


ファニージル

「承知しました」


ファニージルは転送魔法でその場を去っていく。



翌日、ソフィアたちはアジトを出る準備を始めていた。

ファニージルが襲ってくる前に、今いるアジトから立ち去るつもりだ。


マインド

「よし。だいたい準備は整った」


アジトの屋敷は魔法で小さくしてバックに詰める。そして重要な魔法道具を全員で手分けして持つことにした。


ソフィア

「こんなにメンバーがいるなんて…びっくりだわ」


テクラスに所属している魔女は約200名。

ガーランドとソフィア以外、皆下級魔女だ。


ガーランド

「よーし皆!!新天地へと向かうぞ!!」


ガーランドの掛声と共にテクラスの魔女たちがオーッ!!と叫ぶ。


ガーランド

「各自!転送魔法を展開!!」


テクラスの魔女たちが次々と転送魔法を生成していく!!


ガーランド

「行き先はアースだ!!各自転送開始!!」


フィイイイイイン!!!


テクラスの魔女たちが転送しようとしたその時、空間が突然歪んだ!


マインド

「なんだ!?」


バチバチバチッ!!


次々と転送魔法が爆発していく!!


ガーランド

「なッ……!?まさか!?」


ゴゴゴゴゴゴゴ!!!


上空に黒い魔法陣が出現する!!

そしてその魔法陣から魔女が2体出現する!!


ソフィア

「ファニージル!!」


ファニージル

「危うく転送されるところだった。危ない危ない」


ティマーレ

「いた!!あのドブネズミ!!」


ソフィア

「ティマーレ!?」


ティマーレ

「ソフィア!!あんたがまさか反抗者になるなんてね!」

「私は初めからアンタが胡散臭いと思っていたのよ!!」


マインド

「くそッ!?転送魔法が生成できない!?」


ファニージル

「逃げようとしても無駄だ。お前たち全員プリズン行きだ」


ガーランド

「こうも早くアジトが見つかるなんてな……さすが大ババの魔女たちだな」


ソフィア

「関心している場合じゃないわガーランド!早く逃げないと!」


ファニージル

「誰一人逃がさないよ」


ガーランド

「全員戦闘態勢!!あのポニーテールの金髪魔女を集中攻撃!!」

「私とソフィアはファニージルを抑える!!いいな!!」


マインド

「了解!!」


ソフィア

「わかったわ!!」


ガーランドとソフィアはファニージルに立ち向かっていく!!

そして他のテクラスの魔女たちはティマーレに攻撃を仕掛けていく!!


ティマーレ

「雑魚がそろいもそろって私に歯向かってくるとは……舐められたものねッ!」


ティマーレは太陽魔法を生成し、一瞬でテクラスの魔女たちを光に包んで戦闘不能にしていく!


ドドドドドドドドド!!!


マインド

「くそッ!?なんだあの魔法は!?」


ティマーレ

「私の魔法は太陽そのもの。触れれば一瞬で戦闘不能になる」

「いわば私の魔法は最強!!誰も私には敵わないわ!!」


ガーランド

「ッ……あっちも厄介だな」

「ソフィア!!ティマーレはお前が抑えろ!!」

「私一人でファニージルを叩く!!」


ソフィア

「ガーランド!?無茶よ一人じゃ!?」


ガーランド

「大丈夫だ!!私を信じろ!!」

「お前はマインドたちを助けてやってくれ!!」


ガーランドは一人でファニージルに戦いを挑んでいく!!


ファニージル

「昨日の借り…返してもらう!!」


ファニージルとガーランドがお互いに魔法を打ち合う!

お互いの魔法を避けては、また放ち、互角に渡り合う!


一方ティマーレは、太陽魔法でテクラスの魔女たちを倒していく!


ティマーレ

「ふん……下種どもが。たわいもないわね」


フィイイイイイン!!


ティマーレの背後から氷魔法が襲い掛かる!


ティマーレ

「!」


バシュウウウウウ!!


ティマーレは氷魔法をかき消す!


ティマーレ

「来たわね。裏切者のソフィア」


ティマーレは太陽魔法をソフィアに放っていく!

ソフィアは手前に氷の壁を生成し、太陽魔法を防いでいく!


ティマーレ

「私の太陽魔法が消えた!?生意気な!!」


ティマーレはソフィアに近づき、近距離で太陽魔法を放つ!!

ソフィアはそれを軽々と避け、氷魔法で反撃する!

ティマーレに氷魔法が衝突し、彼女の体が凍結していく!


ティマーレ

「しくじった!?下種の分際でよくもやってくれたわね!!」


ソフィア

「……」


ソフィアは次々とティマーレに氷魔法をぶち当てていく!!

ティマーレは完全に凍結し、身動きが取れなくなった!


ソフィア

「前々からあんたに言おうと思っていたんだけど」

「自分のことを棚に上げて相手を下種呼ばわりするのは止めた方がいいわ」


ティマーレ

「なんだと!?上からものいってるんじゃねーよ!!」


ソフィア

「だってあなた下品で下種以下だもの」

「いるんだよね。アンタみたいに他者を叩くしか能がない奴」

「自分に能力が無いから、他者を叩くことしかできない。自ら高めようとせず、他者を引きずり下ろすしか能がない」

「見てて見苦しいわ。アンタ」


ティマーレ

「なんだと!?ドブネズミの分際で偉そうに!!」


ドッ!!!


ソフィアは思い切ってティマーレを蹴り飛ばす!

ティマーレは吹っ飛び、壁へと叩きつけられる!!


ソフィア

「こんな奴に構ってる暇はない……ガーランドのところへ急がないと!」


ソフィアはガーランドの元へ駆けつける!


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