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ソフィア7

ソフィア

(どうしたものか……)

(ユニオンから禁止令を受けてしまった……)

(マインドとの契約魔法を破るわけにはいかない……どうする?)

(もしマインドとの契約を破ることになれば、私の魔力の半分をマインドに分け与えることになる)

(私の魔力が契約違反で持っていかれることも避けたいが……やはり中途半端で終わらせるのも許せない……)

(それにあの魔法は完成に近い。マインド以外の魔女でまた新たに研究を行うのも厳しいところだ)

(もう一度行くしかない……プリズンへ)


アルヴェ

「どうしたのソフィア?そんなに血相を変えて。体調でも悪いの?」


ソフィアの背後からアルヴェが話しかけてきた。

アルヴェはソフィアと同じユニオンの魔女会に所属している魔女だ。

魔女会の中で唯一仲の良い魔女だった。


ソフィア

「アルヴェ……」

「いいえ。なんでもないわ。ちょっと考え事をしていただけよ」


アルヴェ

「そう。何か悩み事があるなら聞くけど?」


ソフィア

「大丈夫よ。特に悩んでいるわけでは無いから」


ソフィアはそう告げると、再び魔法実験に取り掛かった。


アルヴェ

「……」


午後1時ごろ。ソフィアはプリズンに向かっていた。


ソフィア

(もうプリズンを凍らせて侵入することはできない)

(恐らくファニージルは私の微かに残した魔女粒子から私がプリズンへ侵入したことに気づいたに違いない)

(氷魔法を使えないとなれば、どうやってプリズンへ入るか……)


ソフィアはプリズンにたどり着く。


ソフィア

「……ん?」


何かプリズンの様子がおかしいことに気づく。

いつもプリズンの守衛がいるのだが、今日は誰もいないようだ。


ギイイイ……


ソフィア

(門が開いている…?っは!?)


門の前に守衛が数人倒れていた。


ソフィア

(……これは?)


ソフィアは恐る恐るプリズンの中へ入っていく。

中は霧がかかっており、視界が悪い。


ソフィア

(一体何が……?)


ソフィアは真っすぐ牢屋へと向かう。


ギュイイイイ!!!!


ソフィアの真正面から強力な炎魔法が襲ってきた!


ソフィア

「ッグ!?」


ソフィアは咄嗟に氷の壁を生成し、それを防ぐ!!


シュッ!!!


今度はソフィアの背後から雷魔法が襲ってくる!!

ソフィアはそれを避けて、氷魔法で応戦する!!


ソフィア

(この魔力……只者じゃない!?)


ドドドドドドドドド!!!


ソフィアの前から大量に炎魔法が飛び交ってくる!!

ソフィアは何とかそれらを防ぎつつ、前進して敵との距離を縮める!!


フィイイイイイン!!!


先ほどの炎魔法とは比べ物にならない規模の炎魔法がソフィアに向かっていく!!


ソフィア

「!!?」


ソフィアは全魔力を両手に込めて、炎魔法を受け止める!!


ガガガガガガ!!!


ソフィア

(ぐうううッ!!?)

「あああああ!?」


ドオオオオオオオン!!!


ソフィアは防ぎきれずに炎魔法の爆発に巻き込まれてしまう。


ソフィア

「ごほッ……ごほッ……」


ソフィアの両手は炎で溶け、足も大やけどし、身動きができない!


「まだ意識があるか。しぶといな」


ソフィアの目の前に赤い服を着た魔女が姿を現す!

その魔女はもう一度炎魔法を生成し、ソフィアに放とうとする!!


マインド

「待て!!ガーランド!!」


「!?」


魔女マインドが赤い服の魔女の肩をたたく!


マインド

「こいつは例の私の契約者だ……」


ガーランド

「そうなんだ。これは失敬」


ガーランドと呼ばれる赤い服を着た魔女は、炎魔法の生成を止める。


ソフィア

「何者……だ……」


ガーランド

「いきなり襲って悪かったね。私はガーランド」

「マインドと同じ反抗者だよ」


ソフィア

「反抗者……だって?」


マインド

「悪いなソフィア。このガーランドは私たちテクラスの長なんだ」

「プリズン送りになった私たちを助けに来てくれたんだ」


ガーランド

「あなたが下級魔女を上級魔女に仕立て上げると抜かした魔女ね?」

「あんた面白いことを考えるね……でもどうしてそんな無謀なことをしようとしてんの?」


ソフィア

「……なんだ。何か文句があるのか?私の実験を愚弄する気か?」


ガーランド

「いやいや全然。愚弄だなんて…そんなこと言っていないよ。まさか上級魔女が下級魔女に力を与えようなんて思いもしなかったからさ」


フィイイイイイン……


ガーランドは回復魔法を唱え、ソフィアの手足を再生していく……。


ソフィア

「!?」

(傷が一瞬で……すごい魔力だわ)


ガーランド

「これで許してくれよ」


マインド

「なあソフィア。私たちについておいでよ」

「毎日毎日ここで実験するのも疲れるだろう?」

「私たちのアジトで実験をしたらどうだ?」


ソフィア

「貴方たちのアジトに……?」


フィイイイイイン……


空気が一瞬で張り詰めた。


ガーランド

「!?」


ソフィア

「!!」


マインド

「どうしたガーランド?」


ガーランド

「何かヤバい奴が来てるみたいね」


ソフィア

「背筋が凍るこの感じは…もしかして」


ファニージル

「そこで何をしているソフィア」


ソフィア

「!?」


ファニージル

「これは一体何事だ?」

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