表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/374

魔空の朝焼け

日が昇る。

昨日の戦闘により御神体は崩れ、隙間から日差しが入る。

国から大勢の救出隊がペルー村に到着し、臨時で患者の救護が行われる。魔女狩隊も兵士たちも幸い命を落とすことはなかった。

救出隊に混じってコッホは兵士たちに回復魔法をかけ、治療を行っていた。


リリィ

「コッホさん」


コッホ

「リリィ……無事だったか」


リリィ

「えぇ……コッホさん…ドラフさん見かけませんでしたか?」


コッホ

「いや…見てないが……」


リリィ

「そうですか……どこ探してもいらっしゃらないんですよ」


リリィやコッホは魔女との戦いで気を失っていた。

彼らが気がついた時はもうすでにドラフの姿はなかった。

そしてガゼルの遺体も見当たらない……。


リリィ

「私他を探してきます」


リリィは御神体を後にしてペルー村の街中へ向かう。

結局この日ドラフもガゼルも見当たらず、彼らは行方不明となった。


その後、ペルー村では不思議なことが起きていた。

魔物に襲われた村人たちは完治しており、故障していた魔法障壁装置は元に戻っていた。

ガゼル、カリア、ララは行方不明になり、今でも捜索が行われている。


一方王宮では今回のペルー村の件について臨時会議が開かれていた。


オードリー

「以前の報告書の通り、村に魔女が潜んでいました」


「そしてドラフ研究長の指示のもと、魔女狩りが実行されましたが、最善は尽くしたものの取り逃がす結果となりました」


周囲はどよめく……。


「我が国では約50年ぶりに魔女と遭遇したことになります」

「近年、魔女による被害は世界的に減少傾向にあるものの、

やはり今回のように突如現れることもございます」

「そこで私は今回の事件から魔女対策の強化を図るべく、新たに魔女対策本部を新設したいと考えております」


オードリーの提案から魔女対策本部が強化されることになった。

魔女の対策強化、並びに魔女狩隊の人員増員。そして魔女研究の推進が図られた。ドラフが管轄している研究所も本部へ収集することになり、研究予算費も多く付与されることになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツイッター:@hukurai_eichi
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ