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決戦3

ミランダの魔法で氷の壁が崩れ、中からイヴたちが飛び出してきた。

イヴ、アイナ、サラは意識が戻り、地面へと着地する!


イヴ

「…!?」

「ここは!?」


サラ

「あそこにカリアとララがいる!!」


アイナ

「カリア……ララ…?」


イヴ

「トランヴェルの仲間たちだ。彼女たちが我々を助けてくれたみたいだな」


ヒュウウウウウ……


サラ

「上空からヒトが落ちてくる!」


イヴ

「何!?」


イヴたちが見上げると、そこにはクエリやガマなど、数多の兵士たちが次々と氷の壁の崩壊と共に、

地面へ向かって落下していた。

クエリたちはソフィアに氷の壁に入れられたものの、ミランダの魔法により氷の壁が崩壊したことで

外へ投げだされていたのだ。


アイナ

「クエリ!!皆!!」


アイナは炎魔法を生成し、落下してくる兵士たちを炎で優しく包み込んでいく。

兵士たちはアイナの炎により地面に衝突することなく、ゆっくりと地面へ降ろされていった。


イヴ

「アイナはクエリたちの治療を頼む」

「私はルイたちに加勢してくる!」


アイナ

「わかった!」


サラ

「私も行く!!」


イヴとサラはルイたちの方へ飛び立っていく!

そしてアイナはクエリたちに回復魔法を唱えていく!


イヴとサラはアルヴェたち魔女の姿を捉えた!

そしてイヴは魔法でソードを生成し、アルヴェに向かって斬りこんでいく!


イヴ

「このッ!!」


ズサアアアアア!!!


イヴのソードがアルヴェに突き刺さる!!


アルヴェ

「ぐあああ!?」


イヴはアルヴェに逃げる隙を与えず、どんどん斬りこんでいく!!


ソフィア

「アルヴェ!!」


ソフィアがイヴへ魔法を放とうと手を差し伸ばした。


ガブッ!!


しかし、そのソフィアの手をサラが牙で嚙み千切った!!


ソフィア

「!?」


サラはソフィアの手を吐き出し、そして両手から大量の炎魔法を放つ!!


ドオオオオオオオオオオ!!!


ソフィアは炎魔法に直撃し、大爆発に巻き込まれる!!


ミランダ

「イヴとサラが来てくれた!皆無事だったんだね!」


ルイ

「このまま一斉に魔女たちを叩きこむぞ!!」


ルイたちはソフィアたちに総攻撃を仕掛けていく!!


ソフィア

「私たちが押されている!?こんなバカなことが!?」


ソフィアは後退しながら、龍を大量に生成する!!


ドドドドドドドドド!!


龍たちは姿を見せては瞬時にミランダたちの魔法で消し炭にされていく!


ソフィア

「く!?」


一方、青い鎧たちは遠方でアルヴェが敵に押されていることに気づく。


ナタリー

「ミンカ!?アルヴェが!?」


ミンカ

「アルヴェ!?」

「皆!!アルヴェを助けに行くわよ!!」


青い鎧たちはアルヴェのもとへと走っていく!


ゴオオオオオオ!!!


ミンカ

「炎!?敵の攻撃!?」


炎魔法が青い鎧たちを包んでいく!!


ナタリー

「何これ…全然熱くない……奇妙だわ!?」


ミンカ

「この炎はもしかして……」

「アイナ!!!」


上空からアイナが姿を現す!

炎魔法を放ったのはアイナだった!


ナタリー

「アイナ!?あいつ…アルヴェから逃げてきたの!?」


アイナ

「ミンカ!!ナタリー!!私はあなたたちと戦う気はないわ!!」

「お願い!!思い出して!!ミンカたちは騙されていることに気づいて!!」


アイナは巨大な魔法陣を生成し、青い鎧たちを魔法陣の中に閉じ込める!

そして魔法陣の外径から炎の柱を生成する!

青い鎧たちは炎の柱によって魔法陣から出ることができなくなった!


ミンカ

「まずい!?捕まった!?」


ナタリー

「出せ!!ここから出せ!!」


ノーズ

「悪い子だなアイナ」


ノーズがアイナに向かって銃を乱射していく!!


アイナ

「ノーズ!?」


アイナはバリアで銃撃を防いでいく!


アイナ

「あの魔女は私の友達だけじゃなく、大切な仲間まで奪うの!?」


ノーズ

「アイナ!!お前は大人しく魔女に捕まっていればいいんだ!!」


ノーズは爆弾をアイナへ投げる!

そしてアイナは爆発に巻き込まれる!!


アイナ

「ああああ!?」


ノーズはアイナに照準を合わせ、引き金を引こうとする!

その瞬間、ノーズの脳裏にはアイナとの過去の記憶が呼び起された。

それはフンボルト国へ向かう途中でアイナと会話した時の記憶だった。

アイナが銃器に手を伸ばして触れようとしたところを、ノーズが引き留めた記憶が脳裏に映った!


ノーズ

(なんだ今の記憶は…!?)


ノーズはアイナに追撃ができず、その場で立ち止まってしまった。


イト

「何をしているノーズ!!ぼーっとしてるな!!」


イトがアイナに向かって斬りかかる!!


クエリ

「イト!!」


ガキイイイイイイン!!!


アイナとイトの間にクエリが入り込み、クエリはイトの斬りこみをバリアで防いだ!


イト

「クエリ…!?」


クエリは先ほど、アイナの回復魔法で気を取り戻していた。


クエリ

「イト…お願いだから…目を覚まして!!」


ドッ!!


クエリはバリアの圧でイトを吹き飛ばす!!


イト

「ぐうッ!?」


アイナ

「仲間同士戦うなんて…こんなの間違ってる!!」

「皆目を覚まして!!!」


フィイイイイイン!!


アイナは魔力を集中し、そしてそれを一気に放出した!!

アイナの体から巨大な火の鳥が出現した!!


ソフィア

「なんだあれは!?」


トランヴェル

(アイナ!?)


アイナの火の鳥はイト、ノーズ、そしてミンカたちを包み込んでいく!!


ゴオオオオオオ!!!


アイナの炎に包まれたイトたちは脳内で過去の記憶が呼び起される。


イト

(……これは……)


ノーズ

「なんだこれは……ぐあああ!?」


ミンカ

「……?これは……何!?」


ナタリー

「頭が……頭が痛い……あああ」


イトたちはその場でもがき苦しむ。

そして彼女たちの背中から魔女粒子が飛び散っていた!


アルヴェ

「まずい……あれは……私たちの洗脳魔法が…溶かされている!?」

「やはりあのガキの魔法は…洗脳を解かす何かがあるのか!?」


ソフィア

「私のアルファが…解かれる!?そんなことが…!?」

「そうはさせない!!」


ソフィアとアルヴェはアイナに攻撃を仕掛けようとした!

しかし、ララやカローナたちが立ちふさがり、彼女たちはソフィアたちに攻撃する隙を与えない!


アイナ

「皆思い出して……本当の記憶を……」

「奥底眠る…あなたの大切なものを」


フィイイイイイン!!!


アイナの火の鳥がイトたちを洗脳から解いていく…!


イト

「なんだ……これは……何なんだ!?」


イトの脳裏にはクエリやサカたちとの記憶が呼び起されていた……。


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