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不死山14

一方ミランダはソフィアとの死闘を繰り広げていた。

彼女の左手から生成される不可思議な魔法はソフィアのクロノブレイクを破壊することができ、

さらにソフィアに対して傷を負わせることもできた。


ソフィア

(なんだこいつの魔法は……?)

(こんな魔法喰らったことが無い…それに目に見えないとは!?)

(こいつこそ捕まえて調べる必要がありそうね)


ソフィアは氷魔法を周囲に生成し、それをミランダに解き放つ!

ミランダは左手で魔法障壁を生成し、氷魔法を防ぐ!

ミランダが防いでいるところに、ソフィアがミランダに蹴りを入れる!

ミランダは吹っ飛び、壁に激突してしまう!


ミランダ

「ぐッ!?」


そしてソフィアはミランダの首を掴む!


ソフィア

「あなたの魔法に興味津々だわ~!早く気を失ってちょうだい」


ソフィアはミランダの首をきつく締めていく!


ミランダ

「あ…がッ……」


ミランダが意識を失いかけていたその時、ソフィアの背中に氷魔法が衝突する!


ソフィア

「何!?」


ソフィアが振り向けば、大量の氷魔法がソフィアに向かって飛んでいた!

ソフィアは片手でバリアを展開する!

氷魔法はバリアでかき消されていくが、今度は上空からカリアが魔法障壁を貼りながらソフィアへ突進してきた!


ソフィア

「は!?」


ソフィアはカリアの突進を喰らい、ミランダから手を離す!

カリアは魔法障壁をソフィアにぶち当てながら、氷魔法を生成して連発する!!

ソフィアは氷魔法を直撃し、彼女の体が徐々に凍っていく!


ソフィア

「なぜだ!?なぜ私に逆らう!?」


カリア

「よくも私を洗脳したなソフィア!!これでも喰らいな!!」


カリアはソフィアにありったけの氷魔法をぶつけていく!!

ソフィアは氷魔法を喰らいながら、両手で魔法障壁を展開する!

カリアの攻撃を防ぎ、そしてカリアへクロノブレイクを放って反撃をする!

カリアはクロノブレイクを避けて、後方へ下がる!


ミランダ

「カ…カリア……?」


ソフィア

「なぜ私の洗脳魔法が解けた!?まさか!?」


ソフィアは上を見上げ、トランヴェルをにらみつける!

トランヴェルはドヤ顔でソフィアを見下ろす。


ソフィア

「あのフクロウが洗脳を解いたというのか!?」


ドオオオオオオン!!!


ソフィアは左方向から黒紫の魔法を喰らう!

その魔法を放ったのはルイだった。

ルイも痺れから回復し、戦えるようになったのだ。

さらにミランダも立ち上がり、左手の魔法でソフィアを攻撃する!

ソフィアはそれを避けるが、避けた先にカリアの魔法障壁が飛んできた!

魔法障壁はソフィアにヒットし、さらにルイの黒紫の魔法も喰らっていく!


ルイ

「行ける…行けるぞ!!」


ミランダ

「カリア!?記憶が戻ったの!?」


カリア

「うん!!」


トランヴェル

(カリアは私が洗脳を解いた)


ルイ

「やるじゃねーかトランヴェル!!」


ソフィア

「ッチ……」


ソフィアは後方へ下がり、大きな魔法陣をいくつか生成する!


ルイ

「何かしてくるぞ!?」


フオオオオオオオオオオオオオ!!!


多数の魔法陣から龍が出現した!


ミランダ

「龍!?」


龍たちは一斉に口から爆裂弾を放った!!


カリアはミランダとルイの前に立ち、強固な魔法障壁を展開する!!


ガガガガガガガガガッ!!!


龍の爆裂弾は魔法障壁によってかき消されていく!!

ミランダとルイはその隙にそれぞれ攻撃魔法を龍たちへ放っていく!


ドドドドドドドドド!!


龍たちはミランダたちの攻撃に被弾し、大ダメージを受ける!


ミランダたちが龍と戦っている隙にソフィアは後方へと逃げていく!


トランヴェル

(あいつ!逃げるつもりか!!)


トランヴェルはソフィアの後を追っていく!


ソフィアは氷の壁の前に立ち止まり、そして氷の壁からカローナを取り出す!


ソフィア

「まさか奴らがここまで戦えるとは…少しでも戦力を増やすしかない」


ソフィアはカローナを魔法で浮遊させ、そしてカローナの顔に優しく両手を添える。


カローナ

「や…やめて…やめてよ!!?ソフィア!!」


ソフィア

「大丈夫よカローナ…あなたは死にはしないわ」

「あなたの無駄な心を取り除いて、本当の魔女にさせてあげるから」


カローナ

「やだ!!やだああああ!!!私は私でいたい!!私は私のまま強くなりたいのよソフィア!!!」


ソフィア

「バカね!あなたのままだったらいつまで経っても強くなれない!!これまで生きてきてわからないのかしら?」


カローナ

「嫌だ!!?嫌!!死にたくない!!」


ソフィア

「だから死なないと言っているでしょう!?」


カローナ

「私の意思が消えるのなら死んだのも当然よ!?」


ソフィアはカローナに洗脳魔法アルファをかけていく。

その様子を傍からトランヴェルが見ていた。


トランヴェル

(あの緑色の魔女…確かあのソフィアの仲間だったよな?)

(まさかソフィアは、あの魔女を洗脳して使おうとしているのか!?)


カローナ

「ああああ…いやああああああ!!?」


バチバチバチバチバチバチ!!!!


カローナの体が徐々に黒くなっていく!!


トランヴェル

(まずい!?今やっと優勢に立ててるのに、このままじゃまた敵が増えてしまう!?)

(ここで敵の戦力を増やすのはダメだ!!でも…どうしたら)


カローナ

「呪ってやるソフィア!お前を…死ぬまで…」


ソフィア

「あはははッ!!何を言っているのカローナ!!」

「何人間みたいに呪いなんて信じてるの!?ウケるね!!」


トランヴェル

(……まてよ)


トランヴェルは妙案を思いつき、その場でとどまった。


トランヴェル

(あのカローナとかいう魔女…相当ソフィアに敵対心を抱いている…)

(これは……かけてみるか)


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