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不死山8

ミンカ

「うわあああああ!?」


アイナの炎に触れたミンカが突然苦しみだす!

ミンカの脳裏に様々な映像が映し出される!

それはミンカの奥底に眠っていた記憶であり、魔氷に襲われる場面からここに至るまでの記憶が次々と映し出されていく!


ミンカ

「いや……いやあああああ!?」


ミンカは魔氷に飲み込まれ、そして気が付けばアルヴェの目の前に立っていた。

ミンカの周りにもミンカと同じくらいの年の子供たちが一列に並んでいた。

アルヴェはミンカたちの前でこうつぶやく。


「人間の子供を戦士にして人間と戦わせよう」


確かにはっきりとアルヴェがそうつぶやいたのをミンカは聞いていた。

そしてアルヴェは青い鎧をミンカに無理矢理着させようとした。

ミンカは反抗していたが、アルヴェの魔法で沈黙状態にさせられ、その青い鎧を身に着けてしまう。

それからミンカの記憶が徐々に遠くなっていき、そして別の記憶がミンカの頭に刷り込まれていった。


アルヴェ

「さあ…子供たちよ…。選ばれた子供たちよ」

「我々人間を氷漬けにした魔女を倒そう!そして我らが愛する家族を取り戻そうではないか!!」

「さあ、立ち上がれ戦士たちよ。私と共に魔女を倒そう!!」


ミンカ

(何……この記憶……?)

(私…知らない。こんな過去知らない!)


アイナ

「ミンカ……思い出して…ミンカ!!」


火の鳥は大きな羽でミンカとナタリーを包み込む。


アルヴェ

「なんだあれは?」


アルヴェは急いでミンカたちのもとへ飛んでいく!


アイナの炎に包まれたミンカとナタリー。

彼女たちの中で、奥底に眠っていた記憶がよみがえってくる。

ツクヨミ国で魔物に襲われたこと。そして魔氷に飲み込まれたこと。それから魔女であるアルヴェに無理矢理青い鎧を身につけさせられたことを………!


ナタリー

「アルヴェ…?アルヴェは……なんで私たちの首をしめているの?」


ナタリーの脳裏にはアルヴェに抵抗するナタリーの姿が映し出されていた。

そしてアルヴェは暴れるナタリーの首を絞めつけ、ナタリーを失神させる。


ミンカ

「ああ……これは……」


ミンカもナタリーと同様にアルヴェと初めて出会った時のことを思い出す。

自分の周りにいた子供たちが次々と青い鎧をつけられていく様を。


ドッ!!


突然火の鳥は一瞬にして消えた。

アルヴェが紅色の魔法でアイナの火の鳥をかき消したのだ。


ミンカとナタリーは現実に意識が戻り、その場で膝をつく。


アルヴェ

「いったい何をしてたんだこいつ………」


アルヴェはアイナの首をつかみ、そしてアイナを片手で持ち上げる!


アイナ

「あ……ぐうう…かはッ…こほッ……」


アイナの首は締まっていき、そのままアイナは気を失ってしまう。


アルヴェ

「ふん!」


アルヴェはアイナを放り投げ、アイナは地面へと叩きつけられる。


アルヴェ

「大丈夫?ミンカ、ナタリー?」


ミンカ

「……」


ミンカはアルヴェの顔を見てゾッとする。


アルヴェ

「どうしたのかしらミンカ?」


ナタリー

「ね…ねえアルヴェ」


アルヴェ

「なあに?ナタリー…?」


ナタリー

「アルヴェは……魔女なんかじゃないよね?」


アルヴェ

「……どうしてそんなことを聞くの?」


ナタリー

「わかんない……わかんないけど……」

「今怖い夢を見たの……アルヴェが…私の首を絞めていたの」


アルヴェ

「……!」


ミンカ

「……あ…アルヴェ!ナタリーはきっと疲れているのよ!まさかアルヴェがナタリーにそんなことするわけないじゃない」


アルヴェ

「……そうね」


ザッザッザッ……


俯いているナタリーの側にアルヴェが歩み寄る。


アルヴェ

「ナタリー…きっとあのアイナとかいう魔女に偽の記憶を見せられたのね」


ナタリー

「偽の…記憶?」


アルヴェ

「そう。だってさっきあなたは、あの子に攻撃されていたのよ」

「きっと私がナタリーの首絞めたという偽の記憶をあなたに埋め込もうとしたのよ」

「魔女は記憶ですら改ざんできるからね…今度魔女と戦う時は用心しなさい」


ナタリー

「そ…そっか。そうだよね」

「アルヴェが私の首を絞めるわけないもんね……」


ミンカ

「ナタリーたてる?」


ミンカはナタリーに肩を貸す。


アルヴェ

「この魔女は私が運ぶわ」

「ミンカはナタリーを連れて魔法陣の中へ戻って」


ミンカ

「わかったわ」


ミンカはナタリーを連れて、先にある魔法陣へ向かって歩いていく。他の青い鎧たちも、その魔法陣の中へ入っていく。


アルヴェ

「……」


アルヴェは魔法でアイナの体を浮遊させる。


アルヴェ

(まさかあの鳥のような炎に洗脳魔法を解かす要素があったのかしら?)

(こいつは研究しがいがあるわね……)


アルヴェはアイナを連れて、どこかへテレポートし、その場を去っていった…。

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