不死山4
イト
「世界中に龍が…!?」
クエリ
「そう。今全世界で龍たちと戦っている最中なの。世界を救うには早く龍を召喚している魔女を倒さなければならない。私たちは早急に魔女を見つけ出し、討伐しないといけないの」
イト
「待てクエリ。魔女は俺たちが思っている以上に手強い……。この兵力じゃ到底太刀打ちできない」
クエリ
「それでもやらなきゃいけないのよイト」
「もう人類に逃げ場は無いわ……このままだと人類は滅びてしまう」
「たとえ戦力が足りなくても今魔女を倒さなければいけないの」
「早く魔女を倒さなければ、人類が滅亡する!」
「私たちに時間は無いわ。魔女を倒して世界中にいる龍を消滅させないといけないの!!」
ノーズ
「そうか…もう世界規模で後がない状態なのだな」
クエリ
「そうよ!もう世界中で次々と人が死んでいってるのよ!今この時だって!!」
イト
「落ち着けクエリ!今ここで何の作戦無しに魔女に挑んでもやられるのがオチだ」
「お前の気持ちもわかるが、俺たちがやられたらそれこそお終いだ。いったん落ち着こう」
「まずはお前以外に味方の増援は無いのか?」
クエリ
「私たちの他にイヴやアイナたちも来ているわ」
ノーズ
「あいつらもいるのか。そうか」
クエリ
「他にもフクロウの魔女は皆ここに来ているわよ。私はこの山には彼女たちより後に来たから、彼女たちが今どこにいるのかわからないけれど」
ノーズ
「通信は使えないのか?」
クエリ
「それがだめなの…さっきからイヴたちと通信が繋がらない」
「この山に入ってから一度も通信できていないわ」
イト
「フクロウの魔女……トランヴェルたちがここにいるってことか」
クエリ
「トランヴェル……?」
イト
「フクロウってトランヴェルのことじゃないのか?」
クエリ
「……もしかしてフクロウってトランヴェルっていう名前なの?」
イト
「……そうだが」
クエリ
「フクロウはトランヴェルという名前なのね。初めて知った」
「イヴもアイナもミランダも誰も教えてくれないから知らなかったわ」
イト
「そのイヴ、アイナってのもトランヴェルの魔女なのか……知らないな。ミランダはたしか以前会ったことはある」
「いつの間にか魔女が増えていたんだな」
クエリ
「イト…確かあなたもそのトランヴェルっていうフクロウに魔女にされたんでしょ?」
イト
「そう……俺もそのトランヴェルの魔女なんだ」
「そうか。トランヴェルたちもここに来ているんだな」
クエリ
「そのトランヴェルっていうフクロウは今ここにはいないとのことだけどね」
「イヴたちに聞いた話だと、そのフクロウはどこにいるのかわからないらしいわ」
イト
「そうなのか?トランヴェルは行方不明なのか?」
クエリ
「行方不明というより、もしかしたらイヴたちはフクロウの居場所を隠しているのかもね。全くフクロウに関しては何も教えてくれなかった」
ノーズ
「とりあえず、そのフクロウの魔女たちと合流することが優先じゃないか?」
「戦力は少しでも増やさないと、あのソフィアとかいう魔女には勝てないぞ」
クエリ
「そうね……まずはイヴたちを探した方がよさそうね」
「ノーズが言うように私たちだけでは敵わない」
クエリ
「ところでイト。何度か戦ったって言ってたけど、どこで戦ったの?」
イト
「前戦ったところはこの山の裏側だ。もしかしたらまだそこにいるかもしれない」
「もし魔女がその場から動いていなければ、そこにいるはずだ」
クエリ
「山の裏側へ進みつつ、イヴたちを探そうかしら…」
ノーズ
「でもよ。もしそこで魔女と遭遇したらどうするんだ?」
クエリ
「その時はその時よ」
ノーズ
「まじかよ…」
イト
「どちらにしろ行き先がわからないんだ。山の裏側に行って敵がいるかどうかも確かめに行こう」
ノーズ
「……わかった」
クエリたちは武装を整え、山を出発する。
先に不死山に到着しているイヴたちを探しに探索を始めた。




