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不死山1

トランヴェルたちは上空から不死山へと向かって降下していく!

真っ先にイヴが不死山へ到着。

そしてイヴの近くにアイナ、サラが着地した。

ミランダ、ルイもイヴたちの方へ着地しようとしたが、龍の攻撃を避けながら不死山へ向かっていたため、イヴたちとはだいぶ離れた場所に着地してしまった。

トランヴェルは、それぞれ皆が不死山へ着地するところを上空で見ていた。

イヴ、アイナ、サラの方へ向かうか、それともミランダ、ルイの方へ向かうか迷っていた。


トランヴェル

(本当はアイナが心配だからアイナの方へ行きたいところだが…ルイとミランダ二人だけでは心ともないな)

(アイナはイヴたちに任せて、私はミランダたちの方へ行くとしよう!)


トランヴェルはミランダたちの方向へ飛び立ち、

ミランダとルイと合流することにした。


一方、着地したミランダとルイは辺りを見渡す。


ルイ

「さ……寒い」


ミランダ

「山の頂上だからね……まだ魔氷も溶けたばっかしだし」


ルイ

「イヴやアイナたちはどこに降りたのかな?」


ミランダ

「バラバラに行動するより合流したほうがいいよね…」

「まずは皆を探しに行こうか」


トランヴェル

(ルイ!ミランダ!!)


ミランダ

(トランヴェル!)


トランヴェルがミランダたちと合流した。


トランヴェル

(明後日の方向にイヴとアイナとサラがいる!)

(少し遠いが、イヴたちと合流しに行こう!)


ルイ

「了解。探す手間が省けたね」


フオオオオオオン!!


上空から龍たちのおぞましい声が聞こえてくる!


ルイ

「ッチ!龍がこっちに向かってきている!!」


ドドドドドドドドド!!!


数体の龍がルイたちを見つけて爆裂弾を放ってきた!!

ルイたちは魔法障壁を展開し、爆裂弾を防いでいく!!

しかし、龍たちの攻撃は止むことなく、引っ切り無しに攻撃が続くため、ルイたちは身動き一つとれない!


ルイ

「このままじゃ…時間の問題だ」


ミランダ

「あそこに洞穴があるよ!!あそこに避難しよう!!」


ルイたちは爆裂弾の雨を防ぎながら、洞穴へ向かって走り出す!

何とか無事に洞穴にたどり着き、そのまま奥へと走っていく!

洞穴の奥は一本道であり、暗くて狭い。


ルイ

「はッ……はッ……」


ルイは後ろを振り向き、龍たちが追って来ていないか確認をする。


ルイ

「後ろから追いかけてこないね……」


ミランダ

「もう……ダメ……」


ミランダは走り疲れて、その場で足を止め、座り込む。


ルイ

「はッ……はッ……あいつら…あきらめたのかな……?」


トランヴェル

(そうとは思えんが……)


オオオオオオオオオオ!!!


洞窟の奥から魔物の鳴き声が聞こえてくる!!


ミランダ

「て……敵!?」


ミランダとルイは立ち上がり、戦闘態勢に入る。


ドドドドドドドドド!!!


ミランダたちの前に多くの魔物たちが襲い掛かってきた!!


ミランダ

「ッ!!」


ミランダとルイは魔法障壁を展開しつつ、攻撃魔法を生成して魔物たちを砲撃していく!!

何体か被弾させたが、魔物たちの量が多く、二人では捌ききれそうにない!


ルイ

「どうする!?このままじゃやられちまう!!」


ミランダ

「後退するしか……」


フオオオオオオン!!


後方から龍の鳴き声が聞こえてきた!!


トランヴェル

(やばい!?)


ルイ

「やっぱり追って来やがったか!?」


ミランダ

「挟み撃ちにされちゃう!?」


トランヴェル

(っく!?イヴたちを呼んでくるしかない!)


トランヴェルがイヴとコンタクトを取ろうとした時、

襲い掛かってきていた魔物たちに青色の魔法が衝突していく!!

その青色の魔法は次々と後方から飛んできては、魔物たちを蹴散らしていく!!


ルイたちが振り返ると、そこには青色の魔法を放つカリアの姿があった!


トランヴェル

(カ……カリア!?)


ミランダ

「カリア!!」


カリア

「みんなこっちへ来て!!」


カリアは行く手を阻む魔物たちを攻撃しつつ、トランヴェルたちを洞窟の奥へと導く!

トランヴェルたちはカリアについていき、さらに洞窟の奥底へと進んでいく……!


一方、不死山の頂上では戦闘機が2機着陸した。

戦闘機の中からクエリ、ルージー、ガデが姿を現す。

そしてクエリが率いる部隊が戦闘機から降りていく。


クエリ

「こちらクエリ。不死山の頂上に着陸成功しました」

「今から不死山の内部へ侵入し、魔女の探索を行います」


ドラフ

<了解した。気をつけろよ!>


クエリはドラフとの通信魔法を切り、軍人たちへ指令を告げる。


クエリ

「今からこの不死山で魔女を打ち倒す!それが我々の任務だ!!」

「戦闘態勢を決して崩すな!出陣する!!」


クエリは国連軍を連れて山の中へと入っていく。

そして歩いている道中で、クエリたちは洞窟を見つける。

クエリたちはその洞窟の中へと突き進んでいった……。


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