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紅の魔女戦14

アルヴェとイヴが再び対峙する!


アルヴェ

「やはり止めを刺したほうが良かったか」


アルヴェは紅い魔法を生成し、イヴへ砲撃していく!

イヴは紅い魔法を切り払い、アルヴェへ切り込んでいく!


トランヴェル

(イヴたちが来てくれたか!!)


ミランダ

「やった!なんとかなるかも!!」


トランヴェル

(ミランダ!!イヴたちが敵を抑えてくれるうちにミスリルたちを避難させるんだ!)


ミランダ

「避難っていっても……皆を連れてここを突破できるかな…」


トランヴェル

(出口付近に敵がいるならば、逃げ道をつくっちゃえばいいんじゃないか?)


ミランダ

「逃げ道?」


トランヴェル

「そう例えば、この壁を壊して地上に逃げるとか!」


ミランダ

「なるほど!」


バチイイイイイイイ!!!


ミンカとナタリーがアイナへ攻撃を仕掛けていく!


ミンカ

「アイナ!どいて!!」


アイナ

「ここからは絶対に通さないよ!ミンカたちもいい加減目を覚ましたら?」


ナタリー

「それはこっちのセリフよ!!」


ナタリーとミンカの攻撃が激しくなっていく!

しかしアイナは反撃することはなく、ただひたすらにミンカたちの攻撃を避けていった。

アイナ、イヴが戦闘している一方で、ドラフはルイと思われる黒い鎧と再び対峙していた。


黒い鎧

「……」


黒い鎧の頭から黒い長い髪が垂れさがっている。


ドラフ

(間違いない……あの黒い髪…ルイだ)

(もしルイが魔女に操られているとしたら、あの黒い鎧を破壊すればいいのか?)


ドラフは、対魔女兵器を駆使して黒い鎧へ攻撃を仕掛けていく!

黒い鎧はその攻撃を避けては、黒い魔法を生成して反撃していく!


ドドドドドドドドド!!


ドラフは黒い魔法を抗魔女粒子の弾丸で打ち壊していく!

そして、散弾銃で黒い鎧へ銃弾を少しでも多く命中させていく!

散弾銃のため、他の銃器に比べて威力は低いが、一発で数発の弾が放出されるため、命中率が上がる。

ドラフは散弾銃で徐々に黒い鎧へダメージを与えていき、黒い鎧を綻びさせていく!


ドラフと黒い鎧が対峙している場所のさらに奥では、

クエリがノーズと思われし黒い鎧と再び対峙していた!


黒い鎧は銃でクエリに発砲していく!

クエリは黒い鎧の砲撃をバリアで防ぎながら炎の魔法で攻撃していく!


クエリ

「くうう……」


黒い鎧の銃撃は止むことも無く、ひっきりなしに撃ち込んでくる!

クエリは反撃しているものの、攻撃を防ぐことで精一杯の様子だ。


それぞれ対立している中、ミランダはミスリルたちをこの戦場から逃すべく、

魔法で壁に穴を開けて、地上へ逃げる準備を進めていた。


ドオオオオオオオオオオ!!


壁は破壊され、その割れた隙間から土砂崩れのように土がわんさか入ってきた。

ミランダはその土もろとも魔法で吹き飛ばし、逃げ道を作っていく!


アルヴェ

「あいつら逃げるつもりか!?」


イヴ

「もらった!!」


ズバアアッ!!


イヴのソードがアルヴェの腹に突き刺さった!


アルヴェ

「んぐうう!?」


さらにイヴは背後に銃器を整列させ、アルヴェに向かって斉射していく!!


ドドドドドドドドド!!


アルヴェは血反吐を吐き散らしながら、イヴのソードを破壊し、その場を逃れる!

イヴは逃がさまいと次々と攻撃を仕掛けていく!


ドオオオオオオオオオオ!!


ミランダ

「よし!空いた!!」


ミランダは壁を破壊し続け、人が通れる道を確保した。


ミランダ

「さあ!皆さん!!地上へ避難しますよ!!」


アマミ

「早く逃げるぞ!!」


ミランダはミスリルやアマミたち学者たちを連れて、外へと逃げていく!


アルヴェ

「逃がすか!!」


アルヴェは遠方から巨大な紅の魔法を生成する!


イヴ

「やらせない!!」


イヴはソードでアルヴェに斬りこみ、アルヴェの魔法生成の邪魔をする!


アルヴェ

「鬱陶しい!!」


ミランダ

「皆早く走って!」


ミスリルたちは急いで地下施設の外へと出ていく!


アルヴェ

「くうッ…逃がすか」


リイイイイイン!!


アルヴェは外にいる銀龍へコンタクトを取る。

そして銀龍へ外に出たミスリルたちを攻撃するように指示をした。

屋上でガタリアたち軍隊と戦っていた銀龍は攻撃を中止し、

急いで施設の1階の方へ飛んで行った。


ガタリア

「なんだ!?どこへ行った!?」


軍人

「下です!!下のほうへ飛んで行ってます!!」


ガタリア

「下?」


ドオオオオオオオオオオ!!


地面が爆発し、中からミランダたちが姿を現した。

地下から掘り進んで、地上に出たのだ。


ミランダ

「……よし敵はいないね」


ミランダは次々とミスリルたち学者を地上へ誘導する。


フオオオオオオオオオン


トランヴェル

(!?)

(まずいぞ!?何かこっちに来ている!?)


銀龍

「グオオオオオオオオオ!!」


遠方から銀龍がミランダたちへ目掛けて突進してきた!

ミランダは魔法障壁を展開し、銀龍の突進を防ごうとする!

しかし、あまりの図体のでかさに、突進の衝撃を受けきれず、

ミランダは吹っ飛ばされてしまう!!


トランヴェル

(ミランダ!!)


銀龍は突進後、再び上空へと上昇し、今度は口から炎を吐こうとする!


ミランダ

「み…んな……にげ…て」


アマミ

「やばい!!あいつ火を吹くぞ!!」


リリィ

「あああ!?」


フオオオオオオオオオン!!!


銀龍が火を吹こうとしたその瞬間、遠方から雄たけび声が聞こえてきた!


銀龍はその声を聞いては後ろへ振り返った。

そこには赤色の龍と金色の龍の姿があった!


アルヴェ

「何!?」


アルヴェも銀竜の目を通して赤色の龍と金色の龍を目視した。


アルヴェ

「金龍と赤龍!?」


赤龍と金龍は元々ソフィアが生み出した魔法生物だ。

ソフィアの管理元にあったのだが、ある日突然ソフィアがこの2体の龍を感知できなくなったのだ。

行方不明となっていたこの2体の龍が今ここで姿を現し、アルヴェは動揺していた。


赤龍

「何か騒ぎがあると思えば、こんなところにまた同じ生命体がいるとは」

「この生命体はどうやら個体数は少ないようだな…。どれ…もう一体確保しておくか」


リイイイイイン!!


赤龍の目から音波のような波が銀龍へ放たれた!


銀龍

「!?」

「フオオオオオオオオオ!!?」


銀龍は赤龍の音波を受けては、もがき苦しみ始めた!!


アルヴェ

「なんだこれは……」


イヴ

「もらった!!」


銀龍へ夢中になっていたアルヴェにイヴがソードで斬りこむ!!


アルヴェ

「邪魔だ!!」


アルヴェはイヴを吹き飛ばし、地下室から外へ飛び出した!!


イヴ

「行かせるか!!」


イヴもアルヴェを追って外へと出ていった!

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