表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
216/374

紅の魔女戦9

ミランダと四つん這いの黒い鎧が対峙する!


トランヴェル

(ミランダ!アイナ!大丈夫か!?)


上空からトランヴェルが舞い降りてくる。


ミランダ

「全然平気だよ!この神の左手は無敵だから!」


トランヴェル

(そ…それはよかった)


黒い鎧

「グルルルル……」


ミランダ

「人間…?いやどちらかと言えば魔物か」


黒い鎧

「ガアアアア!!」


黒い鎧はミランダに向かって突進していく!!

ミランダは早急に左手からバリア魔法を展開し、敵の突進を弾く!!


バチイ!


弾かれた黒い鎧は壁に衝突しそうになるが、体制を立て直し、

壁に足をつき、壁を蹴ってもう一度ミランダに突進していく!!


ミランダ

「速い!?」


ドンッ!!!


ミランダのバリアに黒い鎧の頭部が衝突し、

どすの効いた音が地下室に鳴り響く!

ミランダは敵の突進を防ぐことに成功したが、彼女のバリアにヒビが入った。

黒い鎧は一歩下がり、また勢いをつけてミランダに突進していく!!


アイナ

「ミランダ!」


アイナは炎魔法を生成し、黒い鎧へ放った!!


ボオオオオオ!!!


黒い鎧は炎の魔法に包まれたが、怯むことなく突進してくる!


ミランダ

「グッ!!」


ミランダは突進に備えて左手に魔力を集中させ、バリアを強化していく!


ドオオ!!


しかし、バリアは突き破られ、そのまま、黒い鎧の兜がミランダの腹に激突する!!


ミランダ

「!?」


ドドドドドドドドド!!


そして黒い鎧はそのまま、壁にミランダを押し当てようとする!!


アイナ

「ミランダ!!」


アイナは炎魔法を衝突先の壁に放つ!!

炎が壁の前で広がり、ミランダと壁の間に展開していく!!


ミランダ

「あああああ」


ミランダは壁に衝突する前に炎に包みこまれた!

炎魔法はミランダと壁の衝突を防ぎ、クッションのようにミランダの体を柔らかく包んだ!

ミランダを見失った黒い鎧はそのまま壁に激突する!!


ドオオオオン!!


壁に黒い鎧の頭がのめり込み、黒い鎧は頭を壁から外そうと、

両手で壁を押し返す!

しかし、全く抜けそうにない。


ミランダ

「んん!?ナニコレ!?」


炎に包まれたミランダはアイナの魔法に驚いていた。


アイナ

「ミランダ大丈夫?」


ミランダ

「ありがとー!アイナー!!」

「てかこれってすごいね!炎なのに全然熱くないし、なんかクッションみたいに柔らかい」


アイナ

「アイナの魔法は奇跡の魔法なのだ!」


トランヴェル

(アイナの炎魔法はあんな効果もあるのか…確か以前の戦いでは回復効果もあったよな)


ボコオオオオオ!!


黒い鎧が壁から頭を抜き出す!壁からガラガラと石くずが砕け落ちていく!

黒い鎧の兜が取れており、頭がむき出しになっていた。

そして頭には獣耳がついていた……。


ミランダ

「頭を壁にめり込ませるだなんて、割と敵は間抜けみたいだね…!」


トランヴェル

(ん……?頭の兜が取れたみたいだぞ)


黒い鎧はミランダたちの方へ振り返る。


ミランダ

「む?」


黒い鎧

「にゅああ……」


トランヴェル

(……!?)


トランヴェルは黒い鎧の素顔を見て仰天する!


ミランダ

「……あれ?どこかで見たことのあるような」


トランヴェル

(おい……嘘だろ!?)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツイッター:@hukurai_eichi
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ