紅の魔女戦8
一方トランヴェルたちは避難シェルターで身を潜めていた。
トランヴェル
(敵が施設内に入ったと聞いたものの、すぐここに魔女たちが来るとは限らないか)
ミランダ
「でもいつ来るかわからないでしょ?」
トランヴェル
(まあそうなんだけど)
ドオオオオーン……
上から爆発音が聞こえてきた。
ミランダ
「もしかして来た……?」
トランヴェル
(言ってるそばから…)
(ミランダ。ちょっと敵がどこまで来ているか見てくる)
ミランダ
「気を付けて行ってきてよ!」
トランヴェル
(大丈夫。精神体だから傷は追わないし、敵も見えないはずだ)
トランヴェルは爆発音が聞こえた方へ飛び立った。
ドオオオオ!!
ミランダたちがいたシェルターの真上にはアルヴェが召喚した黒い鎧と青い鎧が施設を破壊しながら前進していた。
青い鎧A
「誰もいないな……」
青い鎧D
「きっと敵はどこかに一か所にいるはずよ」
青い鎧C
「多分避難するようなところだよね…」
フィイイイイイイン
青い鎧たちの脳内にアルヴェの声が聞こえてきた。
アルヴェ
<皆……ドクターの場所がわかったわ>
青い鎧A
「本当かい!!アルヴェ!!」
アルヴェ
<奴らはちょうどそこから真下の地下室にいるわ>
青い鎧C
「この真下……?」
アルヴェ
<そうよ。地面をそのまま下まで破壊していけば辿り着けるわ>
青い鎧D
「わかったわアルヴェ!!」
青い鎧たちは銃器を生成し、自分たちが立っている足元へ発砲する!!
ドオオオオオオオオオオ!!
足元が崩れ、下の階へと降り立っていく!!
ちょうどそこにトランヴェルが羽ばたいてやってきた。
青い鎧A
「よし!このまま掘り下げていくぞ!!」
青い鎧たち
「おー!!」
青い鎧たちは次々と砲弾で地面を破壊していく!!
トランヴェル
(こいつら迷いなくシェルターのほうへ向かってる!?)
(まずい……私たちの居場所を知っているのか!?)
ドオオオオオオオオオオ!!
地面が崩れ、鎧たちが下の階へと移動していく!!
トランヴェル
(ミランダたちに伝えに行かなきゃ!!)
トランヴェルがミランダたちのもとへ戻ろうとしたとき、
黒い鎧が高くジャンプし、地面に向かって突進した!!
ズオオオオオオ!!!
黒い鎧は青い鎧たちを置き去りにし、どんどん地下へと掘り進んでいく!!
トランヴェル
(何!?速い!!?)
青い鎧A
「何あの黒いの!?」
青い鎧D
「私たちも後を続くよ!!」
青い鎧たちも黒い鎧が破壊した地面から降りていく!
トランヴェル
(まずい!!あの黒い鎧もう見えないぞ!!なんて速さだ!!)
トランヴェルは脳内で念じて、ミランダへテレパシーを送る!!
トランヴェル
(ミランダ大変だ!!)
ミランダ
(!?)
「トランヴェル!?」
トランヴェル
(1体敵がもうすぐそこまで来てるぞ!!)
ミランダ
「!?」
ドオオオオオオオオオオ!!
ミランダたちが避難している地下室の天井が崩れ落ちてきた!!
アマミ
「うわああああ!!?」
ミランダ
「危ない!!」
研究者たちが天井の瓦礫に下敷きにされる寸前で、
ミランダは左手の目に見えない魔法を生成し、バリアを展開した!!
バチバチバチバチバチバチバチ!!!
ミランダの魔法に触れた瓦礫は粉々に砕けていく!!
黒い鎧
「ニャアアアアアアア!!!!」
ミランダ
「!!?」
天井の崩壊と共に黒い鎧がミランダへ突進してくる!!
ドオオオオオオオオオオ!!
黒い鎧の体当たりがミランダの体に直撃する!!!
ミランダは真上からの突進に対して、バリアを強化し、何とか黒い鎧をはじき返した!!
バチイイイイイイイ!!!
弾かれた黒い鎧は宙で一回転し、四つん這いになって、地面へ着陸する!!
黒い鎧
「シャアアアアアアアア!!!」
黒い鎧はミランダを威嚇する!!
ミランダ
「何こいつ!?ネコ?」




