紅の魔女と凍てついた魔女2
ソフィア
「今やっていることは大きく分けて3つあるの」
アルヴェ
「聞かせて聞かせて」
ソフィア
「まず1つ目はクロノブレイクの効果をここで見ているわ」
「人間たちをどれ程氷漬けできるかここで見ているの」
「まだまだ拡大しているから世界の半分は氷漬けにできるんじゃないかって踏んでるわ」
「それから2つ目は、さっき言っていた魔女の魔力を持つ人間を捕まえたからここで色々調べようとしているの」
アルヴェ
「何それ私も見てみたいその人間」
ソフィア
「見せたいけど、まだ洗脳が終わってないの」
アルヴェ
「洗脳?なんのために?」
ソフィア
「その人間たちがまた暴れだしたら厄介だからね…まず洗脳して大人しくさせようとしているの」
アルヴェ
「ふーん……」
ソフィア
「それから3つ目はね…私の人間のペットを探しているの」
「一体どこにいるのかしか………」
アルヴェ
「人間のペットとか趣味悪いわね。そのペットが行方不明になっちゃったの?」
ソフィア
「そんなところよ。昔ダマっていう人間を飼っていたんだけど、そいつの下僕を早急に探しだしたいのよ」
アルヴェ
「よほど気に入ってるのね。私は人間のペットなんてこめんだけど」
ソフィア
「お気に入りではないわ。むしろその逆。殺さないといけないの」
アルヴェ
「どういう意味?」
ソフィア
「そいつクロノ・ブレイクを解く道具を作っていたのよ」
アルヴェ
「え?」
ソフィア
「こないだダマが私に反抗してきてね。そこでダマがクロノ・ブレイクを無効化にする道具を使ってきたの」
アルヴェ
「人間に私たちの魔法が解かれたってこと!?」
ソフィア
「そうよ……びっくりでしょ?本当に解かれた時はどうしようかと思ったわ」
「それからダマは始末したんだけど、その道具を作った研究者がこの世界のどこかにいるのよ」
アルヴェ
「なるほど、そいつも今探しているところなのね」
ソフィア
「そうなのよ……この世界のどこかにいるはずなのだけど、まだ氷漬けにはされていないみたいだし」
アルヴェ
「私が探してきてあげようか?」
ソフィア
「本当に?」
アルヴェ
「ええ。久しぶりに人間に興味がわいてきたわ」
「200年前は人間なんて爆弾に変えるぐらいしか楽しめなかったけど、今なら凄い楽しめそう」
ソフィア
「あなたが私のゲームに参加してくれるなんて歓迎だわ」
「是非フクロウとダマの金魚の糞を探して捕まえてきてほしいわ」
アルヴェ
「いいわよ…どうせ暇していたし」
「クロノブレイクを無効化にするほどの技術…私も見てみたいもの」
ソフィア
「アルヴェが仲間になってくれるなんて嬉しいわ」
アルヴェ
「そういや、お前に賛同した下級魔女たちはどこいった?」
ソフィア
「ああ、あの子たちならこのクロノブレイクの中にいるわ」
ズズズ……
氷の奥から二人の魔女が引っ張られてきた。
バシャア!!
二人の魔女は氷から外へ取り出された!




