新たな脅威6
ノーズは銃を取り出し、アルヴェに銃口を向ける。
アルヴェ
「ねえあなたを殺す前に一つ聞いていい?ミスリルという人間を知らないかしら?」
「ここにいるはずなんだけど?」
ノーズ
「……あいにく俺一人だ……俺一人じゃ不服か?」
突然、アルヴェの指からノーズに向かって光線が放たれる!!
ノーズ
「!?」
ノーズは咄嗟にそれを避け、銃弾をアルヴェに撃ち込んでいく!!
しかし、ノーズの銃弾はアルヴェの魔法障壁で阻まれた!
ノーズ
「何!?効かないだと!?」
ノーズが撃った銃弾はドラフ特製の対魔女のものだ。
以前戦った時にはアルヴェに通用していたが、今回はダメージが通らなかった。
アルヴェ
「お前なんて興味ないわ」
「さっさとミスリルの居場所をはきなさい」
ノーズ
「断る」
ノーズは背中からショットガンを取り出し、アルヴェに攻撃を仕掛ける!!
アルヴェ
「無駄よ」
アルヴェからバリアが広がっていき、ノーズが撃った銃弾をすべてはじき落とした!!
そしてアルヴェは魔法陣を背後に構成し、その魔法陣から一斉に光線を放出した!!
ノーズ
「クッ!?」
ノーズは辛うじてそれを避けていく!!
アルヴェ
「お前……戦い慣れているね」
「いや……それだけじゃない。明らかに他の人間たちとは動きが違う」
ノーズ
「ふん!腑抜けどもと比べるな。劣悪な魔女よ」
アルヴェ
「あははははは!!人間に劣悪と言われるとは……!」
「思いもしてなかったわ」
アルヴェの周りに多くの魔法陣が錬成される!!
アルヴェ
「いいねえ……お前。少し骨があって興味が湧いてきたよ」
フオオオオオオン……
アルヴェが錬成した魔法陣から全身青色の鎧が次々と出現していく……!
ノーズ
(なんだ……?)
アルヴェ
「せっかく少し骨のあるやつに出会えたんだから、少し遊ばなきゃね……」
シュウウウウウウ……
青い鎧が20体ほど出現し、剣を構える……!
アルヴェ
「さあ勇敢なる戦士たちよ……!聖戦の時間よ!!」
ノーズ
(なんだ……あの鎧たちは……しかし小さいな)
アルヴェが魔法陣から召喚した青い鎧たちは130センチぐらいの大きさだ。
全身鎧姿であり、顔も兜を被っているため認識できない。
アルヴェ
「さあ……みんな!!今度の敵は一人よ!!」
青い鎧A
「あれも悪い魔女の手下なの!?」
アルヴェ
「そうよ!!あれは悪い魔女の手下よ」
ノーズ
「何?」
青い鎧A
「あんな奴!!俺が倒してやる!!皆俺に続け!!」
青い鎧が剣を構えてノーズに襲い掛かる!!
青い鎧A
「やあああ!!!」
1体の青い鎧がノーズに斬りかかる!!
ノーズはその攻撃を避けて、拳銃で青い鎧を発砲していく!!
青い鎧A
「がああああ!?」
青い鎧B
「ガー君!!」
「よくもガー君を!!」
もう1体の青い鎧がノーズに突進してくる!!
ノーズ
「なんなんだこいつらはッ……!?」
ダアアアンッ!!
ノーズはショットガンで襲い掛かってきた鎧を吹っ飛ばす!!
青い鎧C
「ミーア!?」
青い鎧B
「痛い……痛いよ…」
青い鎧C
「ミーアしっかり!!」
青い鎧B
「パパ……ママ……助けて」
青い鎧D
「よくもミーアをやったな!!この悪魔め!!」
青い鎧E
「絶対に倒す!!」
青い鎧が次々とノーズに襲い掛かる!!
ノーズ
「ぐッ!?」
ノーズは攻撃を避けに避け、散弾銃で青い鎧たちを怯ませる!!
青い鎧F
「ぐあああ!?」
青い鎧E
「誰か!?誰かああ!?死んじゃうよ?!いやだ!?」
青い鎧たちは銃弾を喰らっては倒れ、悲鳴を上げていく……!
ノーズ
「おい……なんだこいつらは……」
青い鎧C
「皆!!落ち着いて!!皆で協力すればきっと倒せる!!」
青い鎧E
「もう嫌だ!?パパ……パパあああ!!?」
ノーズ
「こいつら……子供…?」
青い鎧C
「皆!!落ち着け!!」
「皆!!ここであきらめちゃだめだよ!!」
「私たちはパパとママを返してもらうために戦うって誓ったはずでしょ!!」
1体の青い鎧が叫び、泣きわめいていた他の鎧たちに喝を入れる!!
青い鎧A
「そうだ……こんなところでやられるわけにはいかない」
青い鎧D
「パパとママ…お姉ちゃんもおじいちゃんも僕が救うんだ…!」
鎧たちが次々と立ち上がっていく……!
青い鎧G
「そうよ!!私たちは魔女を倒して魔氷を溶かすの!!」
ノーズ
「!!?」
青い鎧A
「悪い魔女には負けない!!絶対に倒す!!皆を助けるんだ!!!」
ノーズ
「こいつら……まさか!?」
アルヴェ
「あはッ!」
ノーズ
「!?」
ノーズはアルヴェの顔を見て虫唾が走った。
遠くらからでもわかるアルヴェの愉悦な表情……。
アルヴェ
「よく言ったわ!!皆!!」
「皆で力を合わせれば、あんな魔女の手下なんかに負けるはずが無いわ!!」
「さあ皆で勇気を合わせて倒しましょう……そして」
「魔女を倒して氷漬けになった皆のパパとママたちを助けるのよ!!」
バチイイイイイイイ!!!
突然上空から雷が落ちてきた!!
ノーズ
「!!?」
青い鎧C
「何…これ」
青い鎧G
「力が……湧いてくる!!」
青い鎧たちが雷を身にまとい、そして1体1体の真上に魔法陣が生成される!!
その魔法陣から巨大な銃が鎧たちの手元に届く!!
青い鎧C
「すごい……この銃……凄い力を秘めているのがわかる!」
アルヴェ
「素晴らしい!!素晴らしいわ皆!!」
「皆の正義の心が奇跡を呼んだんだわ!!」
「その銃こそ正義の力!!さあ皆であの魔女の手下を倒すのよ!!」
ノーズ
「まさか……こいつら魔氷に飲まれた子供たちなのか!?」
アルヴェが怪しく憎たらしく微笑む……!
ノーズ
「グッ……この下種野郎!!ツクヨミ国のガキどもを騙して戦わせているな!!」
アルヴェ
「はあ?何のことかしら?」
青い鎧C
「行くよ皆!!」
鎧たちは銃を構え、ノーズに照準を合わす!!




