表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
187/374

変化の兆し4

リリィ

「この素材をつくる時のイメージもどういうものなのかもわからない。そして彼以外にこれを作れる継承者もいない」

「この素材はガゼルさんしか作れない品物だった……ということです」

「まさか魔氷を防げるものだなんて思いもしなかったですが……」


ドラフ

「奴は魔法防御のエキスパートだ。何年も何年も追及して作り上げた素材だったんだろう」

「奴のイメージでしか作れない故、魔法障壁装置のすべてにこの素材が含まれていないことも納得だ」

「そうそう簡単につくれるものではないからな……」


「まあ、よくこれだけのものを作り上げたものだ」

「奴のような職人気質な奴は自分しか作れない品物をつくることにこだわる……それが職人の価値となるわけだ」


リリィ

「そっか…私たちはガゼルさんに助けてもらったのですね……」


ギルティ

「ガゼルさんが長年かけて作り出した障壁装置がペルー村の村長たちとリリィたちを助けたんだな」


トランヴェル

(……)

(ガゼル……彼自身がペルー村の魔法障壁装置を解除してペルー村の人々を破滅へ追い込んだ…)

(しかし、今回彼がもたらした功績はでかい……なんか複雑だ)


アマミ

「しかし、そうとわかったものはいいものの、行き詰ったな……」


ドラフ

「ガゼルしか作れない品物である以上、もはや我々が試して作る他ない」


アマミ

「そんな簡単に作れるかよ……」


ドラフ

「アマミ。お前らしくないな」

「魔氷を防げるものをガゼルが作っているんだ」

「つまりそれは魔氷を防げるものを生み出すことができるとわかったことが大事なんだぜ?」


アマミ

「そりゃそうだけど……生み出すのに時間がかかるぞこれ」


イヴ

「どちらにしろ作らねば未来はない」


クエリ

「作りますか……我々で」


ドラフ

「ああ。必ずな」


ギルティ

「だけど魔不死石が無いぞ!!」


ドラフ

「なんだと!?ここには無いのか!?」


ギルティ

「あるわけねーだろ!!あれ高級品だぞ!!」


ドラフ

「なんてことだ!?魔不死石が無いだなんてあり得ない!!」

「あれ無しにどうやって作るつもりだ!!調達しろ!!調達!!」


ギルティ

「世界中から集めるしかねーよ……果たしてあれを持ってる研究所なんてあるのか?」


アマミ

「あるにはあるだろうよ。小さい研究所でも1個ぐらいはあるんじゃないか?」


クエリ

「あとは世界中の魔法使いから少しでも魔不死石を調達できるかもしれません」


ドラフ

「よし!まずは手配だ!!手配!!」


ギルティ

「マジかよ……どうやって集めればいいんだよ」


クエリ

「世界中から集めるにはバース所長やクラフト国のお偉いさんに頼むしかないかと……」


ドラフ

「ギルティ!刻一刻を争うんだ!!うだうだ言ってる場合じゃない!!」


ギルティ

「わかったよ!!集めればいいんだろう集めれば!!」

「でも世界中から集めても本当に極わずかだと思うぞ……大体魔氷に飲まれちまってるだろうから」


リリィ

「それに魔不死石の産地である不死山が魔氷に覆われていますからね……新たに採取することも不可能ですね」


ドラフ

「いいから世界中にある魔不死石を全部集めてこい!!そうしなければ人類は滅亡すると思え!!」


ギルティ

「ッチ……しゃあねーな」

「その代わりドラフ!!絶対に魔氷を防げるものを作れよ!!」


ドラフ

「任せたまえ!」


ギルティ

「よし、じゃあちょいとバース所長に連絡とってみるわ!!」


ギルティはドカドカと部屋を出て行った。


トランヴェル

(こいつはまたエライことになったな……しかし魔不死石なんてそんな便利なものがあるとはな…)


イヴ

(魔不死石は使いようによっては便利ですが、彼らが言うように扱いが難しい代物になります)

(それに魔不死石はこの世界にほんのわずかしかありません……不死山から採取できないことは大きな痛手です)


トランヴェル

(不死山ってどこにあるんだ?)


イヴ

(ユーリ大陸のカグヤです)


トランヴェル

(ユーリ大陸……ツクヨミ国のある大陸か)


イヴ

「おいドラフ!」


ドラフ

「ん?」


イヴ

「魔不死石もいいが、ミランダの力でも魔氷を防げるということを忘れていないか?」


ドラフ

「忘れるわけなかろう!」

「もちろん並行して彼女の力とやらも解析を行う!!」

「よし!さっそく分析だ!ミランダ!こっちへ来い!!」


ミランダ

「は……はい!!」


ドラフとミランダは実験室へと入っていった……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツイッター:@hukurai_eichi
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ