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外部調査1

翌日ドラフたちは転送装置を使ってペルー村へ向かおうとしていた。

転送装置の前にはドラフとクエリがいた。


そこにドカドカとノーズがやってくる。

何やら急いでいる様子だ。


ノーズ

「ドラフ!」


ドラフ

「どうしたノーズ?お前も一緒に行くのか?」


ノーズ

「俺はペルー村には興味がない」


クエリ

「何しに来たのよ?」


ノーズ

「その転送装置でフンボルトに行くことはできるか?」


ドラフ

「フンボルトへ?どうだろうか…?」


ドラフは同行するクラフト国軍に目をやる。


クラフト国軍

「フンボルトは恐らく座標登録していないから行けないと思います」


ノーズ

「役ただずの機械だな…」


クエリ

「役立たずだなんて失礼な」


ノーズ

「役立たずなものは役立たずだろ!このままでは次の襲撃に備えることができない」


クエリ

「その言い方と態度が悪いって私は指摘しているの!」


ノーズ

「黙れ!!」


クエリ

「何よ…!?」


ドラフ

「落ち着け二人とも…」


ドラフは間に入り、二人をなだめる。


ドラフ

「お前がフンボルトへ行きたいのは武器調達のためか…」


ノーズ

「そうだ!このままでは竜に襲われたとき対抗することができない」

「もう弾薬は底を尽きかけている……このままではまずいのだ!」


ドラフ

「実弾が手に入らない以上、もはや研究で抗魔氷の弾薬をつくるしかない」


ノーズ

「そんな簡単に作れるものか?」


ドラフ

「いや…正直材料がそろったとしても数か月はかかる」

「下手すれば10年…いやそれ以上か。そもそもできるかどうかわからん」


ノーズ

「馬鹿が!話にならん…。俺は今からフンボルトへ戻る」


ドラフ

「それは構わん…構わんがここに戻ってくるのか?」


ノーズ

「しばらくはフンボルトにいる。あそこにいれば弾薬が枯渇することがないからな」


ドラフ

「そうなのか。じゃあここでお別れか?」


ノーズ

「お前らが魔氷や竜を防げるものを作ったら戻ってやってもいい」


クエリ

「何それ!?」


ドラフ

「そうか…わかった」

「とりあえずここまで付き合ってくれてありがとうノーズ」


ノーズ

「ふん……お前たちも早死にだけはするなよ」


クエリ

「ノーズ!」


ノーズ

「なんだ?」


クエリ

「気を付けて行けよ」


ノーズ

「ふん!貴様に心配されるほど軟ではないわ!!気安く話しかけるな!!」


クエリ

「はあ?わざわざ無事を祈ってやったのにその態度は何?」


ノーズ

「黙れ!!」


クエリ

「こいつ!!本当に…本当にむかつく!!」

「前から思ってたけどお前のその態度とものの言いようは何!?」


ノーズ

「ああん?」


クエリ

「全…然なってない!!この国の人たちにお世話になったのに偉そうな態度!

それから私やドラフさんの労いの言葉に対するものの言いよう!全部ダメ!!」


ノーズ

「いつ貴様らが労った!?貴様らとは所詮行動をただ共にしているだけだ!」

「そんな馴れ合うような関係ではない!そんな奴らに気を配ることは無いのだ!!」


クエリ

「あー言えばこう言う!!お前なんて道中で倒れてしまえばいい!!」


ノーズ

「貴様こそ野垂れ死ぬがいいわ!!」


ドラフ

「二人とも喚くな……こっちが疲れる」


ノーズ

「ふん!せいぜい長生きするんだな!俺はこれにて失礼する!」


クエリ

「二度と来るなバーカ!!」


ノーズ

「なんだとこの糞アマ!!バーカ!!」


クエリ

「イーだ!!」


ドラフ

「仲いいな…こいつら」


クエリ

「なんか言いました!?」


ドラフ

「いや…何も」


ノーズは背中を向け、フンボルトへ向かうためにクラフト国を出て行った。


ドラフ

「ここからフンボルトでは4日ぐらいかかってしまうだろうな…」

「戻ってくるにしても一週間以上はかかる」


クエリ

「ふん!あんなやつ戻ってこなくていいですよ」

「さあ!ドラフさん!!我々も行きましょう!」


クエリはズカズカと転送装置に突き進んでいく。


ドラフ

「待てクエリ!」


ドラフとクラフト国軍もクエリの後に続き、転送装置へ入っていった。

そして彼らはペルー村のご神体へと出向いた。


一方イヴたちはラウル研究所でドラフたちを探していた。


イヴ

「ドラフたちの姿が見当たりませんね……」


ミランダ

「バース所長もいないのかな?」


イヴたちが研究所をうろうろしているところにギルティがやってきた。


ギルティ

「こんなところで何してる?」


イヴ

「ちょうどいいところに。ドラフを探しているんだが知らないか?」


ギルティ

「ドラフ?ああ…あいつらは今頃ペルー村に行ってるよ」


トランヴェル

(ペルー村)


イヴ

「例の魔法障壁装置の跡地を見に行ったのか?」


ギルティ

「そうそう。朝一に出かけて行ったぞ」


イヴ

「いつ頃帰ってくる?」


ギルティ

「さあ?」


イヴ

「バース所長はいるのか?」


ギルティ

「バース所長も今日はクラフト国の緊急会議で終日不在だよ」


イヴ

「まずい……このままではミランダが軍部に連れてかれてしまう」

「……仕方ない。ギルティ君にお願いがある」


ギルティ

「なんだ?」


イヴ

「ミランダをこの研究所に残してくれないか?」


ギルティ

「ミランダってこちらのお嬢さんかい?」


イヴ

「そうだ。彼女には魔氷を防ぐ力がある。ここに残って一緒に魔氷の対策を打ちたい」


ギルティ

「はい?魔氷を防げる力?一体何を……?」


イヴ

「詳しい話は後だ!」

「とりあえずミランダをこの研究所に残すように軍部に説明してきてくれ」


ギルティ

「何を無茶なことを!?そもそもその子に魔氷を防げる力って何の話だ!?」


ミランダ

「私ずっと黙ってたんです!」


ミランダはギルティの前に立ち、手を胸に当てて主張する!


ミランダ

「実は私……魔氷を魔法で防いでいたんです!」


ギルティ

「はあ?」


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