ダフネス3
ドラフたちは武装を整え外へ出る。
外には結界師がたちが町の外へ向かって走っていた。
ノーズ
「どうやらヤバそうだな」
ドラフ
「結界師たちの後を追うぞ」
ドラフたちは結界師たちの向かう先へ走り出す。
そしてダフネス国の入口である門にたどり着く。
そこには大勢の結界師たちとヤヲールの姿があった。
ドラフ
「ヤヲールさん!」
ヤヲール
「ドラフさん………何故ここに」
ドラフ
「魔物がついに来たのですか?」
ヤヲール
「それがまだ状況はよくわかっていないのです」
「町の外から爆撃音が聞こえてくるだけで、まだ外の様子を確認できていないのです」
「たった今結界師たちが偵察しに外へ出ました」
ドラフ
「そうなのですか………」
ドオオオン!!
ドオオオン!!
爆発音が徐々に近くなってくる。
ドラフ
「近いぞ!戦闘準備だ!!」
ボボボボボボボボ!!
門が破壊されていく!
そして魔物たちのおぞましい声が聞こえてくる!
ヤヲール
「何故こんな簡単に門が破壊されるのだ!?結界が効いてないのか!?」
ドオオオン!!
次の瞬間、門が破られ、魔物たちが一斉に入ってきた!
ノーズ
「来やがったな!!」
バチイイイイイイイイイイ!!
ノーズが魔物へ銃口を向けた瞬間、突然魔物たちが燃え焦げて消滅した!
フオオオオオオ!!
クエリ
「この炎は………」
魔物たちは次々と焼かれ、粉々になっていく………!
門の先には大量の魔物が炎に呑まれていた!
そしてさらに遠くにも魔物たちが何者かと戦っている様子が伺える………。
ノーズ
「あそこで誰かが戦っているぞ………」
ここからでは誰が戦っているのかはわからない。
しかし、魔物たちが吹き飛んでいる様が見える。
クエリ
「この炎………間違いないアイナの魔法です!」
ドラフ
「じゃあ………あそこにいるのはアイナか!?」
ドオオオン!!!
魔物たちがどんどん吹き飛んでいく!!
アイナ
「はあ………はあ………」
トランヴェル
〈アイナ!無理するな!!イヴに任せとけ!!)
フオオオオオオ!!
魔物たちがどんどん転送されてくる!
イヴ
「キリがないですトランヴェル!撤退するしかありません」
アイナ
「でも………でもここで逃げたらクエリたちが!!」
アイナの背後には町が見える。
トランヴェル
(魔物が我々を襲ってくるのをわかってダフネスを出たのに………これでは)
イヴ
「しかしトランヴェル。このままではやられてしまいます」
トランヴェル
(ここで引き下がりたくは無いが………くそ!!奴等はどこから来てるんだ!?)
イヴ
「魔物たちは転送されてきています。転送元はムーンチャイルドです………恐らくあの赤い龍が送りつけていると思われます」
トランヴェル
(くそ!!赤い竜を倒さない限り無理なのか!?)
イヴ
「かくなる上は………転送魔法にハッキングして攻撃するしか………」
トランヴェル
(そんなことができるのか!?)
イヴ
「成功する保証はありません。しかし、逃亡以外の選択肢はこれぐらいしか思い付きません」
トランヴェル
(ならそれをやろう!!)
イヴ
「やりたいのは山々ですが、魔物との攻防をやりつつでは、転送魔法にウイルスを送るのが困難です………」
アイナ
「私ががんばる!!」
アイナは彼女たちがいる半径3mの周りに炎の柱をつくった!
魔物たちが入り込める隙を無くし、炎に近づけば焼き焦げるように設置した。
アイナ
「これで魔物は近づいてこれないよ!」
トランヴェル
(でかしたアイナ!)
(イヴ!今のうちにウイルスを!!)
イヴ
「承知しました!」
イヴはたった今転送してきた魔物の足下に細長いレーザーを照射する!
転送されたばかりの魔物の足下には魔法陣があるのだ。そこにイヴのレーザーでウイルスを送り込み、魔法陣を介して転送元へダメージを与える作戦だ。そして転送元を破壊することで魔物の転送を封じようというわけだ。
イヴのレーザーは魔法陣に入り込み、ウイルスを徐々に送っていく!
フオオオオオオ!!
魔物たちは炎の柱へ突進していき、その内の何体かは炎をくぐり抜け、イヴへ向かっていく!
アイナはその魔物たちを炎の魔法で焼き払っていく!
イヴ
「まだまだ時間がかかります!護衛をお願いします!」
アイナ
「はあ………はあ………」
アイナは息があがっていた。
無理もない。魔女とは言え、彼女はまだ10歳。体力が持たないのも仕方がない。
トランヴェル
(アイナ………頼む!頑張れ!!)
炎の柱は徐々に弱くなっていく………。
魔物たちがどんどん押し寄せて炎を掻い潜っていく!
トランヴェル
(イヴ!まだか!?)
イヴ
「………っく。まだ3割ぐらいしか………」
フオオオオオオ!!
何体かアイナの攻撃を避けてイヴの間近まで迫ってきた!
トランヴェル
(イヴ!危ない!!)
魔物はイヴへ噛みつこうと突進していく!!
ドンッ!!!
横から砲弾が魔物を吹き飛ばす!!
イヴ
「………!」
パパパパパパ!!
魔物たちは銃弾を受けて倒れていく!!
ノーズ
「邪魔だ」
ドオオオン!!
ノーズの放ったバズーカが魔物たちを吹き飛ばす!!
トランヴェル
(ノーズ!?)
アイナ
「ノーズ!!」
ドドドドドド!!
横からドラフが魔物たちを一掃していく!
ドラフ
「アイナ!大丈夫か!?」
アイナ
「おじちゃん!!」
フオオオオオオ!!
魔物たちがアイナの周りに転送してくる!
そしてアイナを目掛けて体当たりしていく!!
バチイイイイイイイイイイ!!
アイナの前にバリアが出現し、魔物たちが弾かれていく!!
クエリ
「アイナには指一本触れさせないよ!!」
アイナ
「クエリ!!」




