トランヴェル第8の魔女
赤い龍
「何だ!?」
龍は口に爆裂弾を生成し、女性に向かって放出した!!
ドッ!!
爆裂弾は女性に直撃する!爆発と共に煙が立ち込める………。
ビュッ!!
煙の中から小型の爆弾が赤い龍に向かって飛んでいく!
赤い龍
「!?」
ドオオオオオオオオオオオオ!!
赤い龍はそれをもろに喰らい、転倒する!
赤い龍
「何だと………!?」
煙の中から一人の女性が姿を現す………。
女性の髪は桃色で、パーカーにショートパンツを履いていた。
そして彼女は巨大な銃器を装備していた!
トランヴェル
(無事だったか!?マザーコントロール!)
マザーコントロール
「その名では呼びにくいでしょう。私にはマザーコントロールの中で識別コードが付与されています」
「私の識別コードは『イヴ』………『イヴ』とお呼びください」
トランヴェル
(イヴ…よしわかった………!)
(イヴ!!ここから皆を連れて脱出だ!!)
イヴ
「了解しました。観測者試験体」
トランヴェル
(観測者試験体って私のことか?その呼び方もやめてくれ!トランヴェルでいい!)
イヴ
「承知しましたトランヴェル」
「龍を退け、ここにいる5名を連れて脱出します」
赤い龍
「これは……まさか!?」
「もしかして"奴"が近くにいるのか!?どこだ!?」
イヴ
「龍の排除を行います」
イヴの足元に魔方陣が展開する!
その魔方陣からたくさんの銃器が生成されていく!
銃器は宙に浮き、龍へ銃口を向ける!!
イヴ
「ファイヤ!!」
イヴの合図と共に銃器が一斉射撃を行う!!
ドドドドドドドドド!!
赤い龍
「!!?」
赤い龍は蜂の巣になり、また転倒する……!
イヴ
「転送装置………生成!」
イヴの掛け声と共にドラフたち5人の足元に魔方陣が出現し、ドラフたちを転送しはじめる!
イヴ
「トランヴェル。今からこの5人を連れてこの地底から脱出します!あなたも私の魔方陣へ入ってください!」
トランヴェル
(わかった!)
トランヴェルはイヴの肩に止まり、イヴと共に魔方陣に吸い込まれていく!
シュオオオオオオ!!
イヴたちはムーンチャイルドの外へ出た。
トランヴェル
(外だ…!)
フオオオオン!!
脱出できたと思いきや、周りには大勢の魔物がいた!
まるでトランヴェルたちを待ち伏せしていたかのようにトランヴェルたちを囲っていたのだ。
トランヴェル
(こ………こんなに魔物が………)
イヴ
「一掃します………!」
イヴは魔方陣から巨大な銃器を取りだし、彼女はそれを肩にのせた!
イヴが引き金を引くと、銃器の銃口からビーム砲が放たれる!!
バシュウウウウウ!!!
そのビーム砲は周囲にいた魔物たちを跡形も無く消し炭にしていく!!
イヴ
「今から直進してこのエリアから脱出します!」
トランヴェル
(転送はもうできないのか!?)
イヴ
「このエリアしか転送できません。本来なら全世界どこでも転送は可能だったのですが………この人体への情報のインストールが不十分だったため、このエリアの座標しか把握してないのです」
「このエリアを出るには強行突破しかありません!」
トランヴェル
(そうなのか………ならもうやるしかないな)
イヴ
「搬送機生成!」
イヴの掛け声と共に魔方陣から担架のようなブロックが5つ出現した。そのブロックにドラフたちを載せていく。
イヴ
「私は今からこの魔物の群れの中を一直線に突破していきます」
「トランヴェルは私の肩にとまっていてください」
トランヴェル
(了解!)
イヴは足元の魔方陣から銃器を大量に生成し、さらに両腕にビームソードを取り付ける!
イヴ
「突貫します!!」
イヴは一直線に突き進む!
後ろから搬送機が続いていく!
イヴは目の前にいる魔物たちをサーベルで斬り倒していき、さらに銃器で周囲にいる魔物たちを発砲していく!
フオオオオン!!
後方から金の龍が雄叫びをあげながらこちらへ向かってくる!
トランヴェル
(龍が来ているぞ!!)
イヴ
「了解しました。攻撃を龍に集中させます!」
イヴの周りに設置された銃器の銃口が金の龍へ向けられる!
一斉に銃弾を放ち、金の龍をハチの巣にしていく!!
金の龍
「フオオオオン!?」
金の龍は地面に転落する!!
トランヴェル
(やったぞ!)
イヴ
「このまま突き進みます!!」
イヴは魔物たちを凪ぎ払い、やっとのことで魔物の群れから脱することができた!
魔物たちから遠ざかっていく………。
トランヴェル
(何とか逃げ切れたのか………)
イヴ
「後方の魔物たちは追ってきませんね」
「とりあえず、逃げ切れたと考えても大丈夫でしょう」
「これからどうしましょう?」
トランヴェル
(どこか人のいるところへいくしかない………)
(というかアイナたちは無事なのか?)
イヴ
「彼女たちは問題ありません」
「搬送機に回復装置が付いてますので、運搬しながら治療を行いました。ほぼ完治状態です」
トランヴェル
(すごいな………その搬送機………)
イヴ
「あそこに町が見えます」
遠方に町が見える。
トランヴェル
(よし!あそこに行こう!)
イヴ
「了解しました」
イヴは町に向かって歩き出した。




