銀竜戦
ドゴオオオオオ!!
家が次々と爆発していく!
外では銀色の竜が町を襲っていた!!
ドラフ
「昨日のドラゴンと瓜二つだな!」
ノーズ
「弾薬がほとんど無い………戦えるか?」
ドラフ
「戦うしかないだろう!!」
ドラフたちは外に出て、戦闘準備に入る!
クエリ
「くっ………煙がすごい………息が………」
アイナ
「私の力ならこんな炎なんて!」
アイナは片手から杖を出現させ、魔法を唱える!
アイナの杖からピンク色の炎が吹き出す!
ピンクの炎は焼かれた家々を包み込み、元の状態へと戻していく!
トランヴェル
(凄い力だ………)
アイナの炎は町を修復させ、さらに火傷した人々の傷を癒していく………!
ドラフ
「素晴らしい………魔女の魔法も味方になれば心強いな」
ドラフは背中から機関銃を取りだし、銀色の竜に銃弾を浴びせていく!
銀色の竜はドラフたちの存在に気付き、旋回してドラフたちに突進していく!
銀色の竜の体当たりにドラフとクエリは吹っ飛ぶ!
ドラフは家の壁に激突し、クエリは体ごと上空へと放り投げられた!
クエリ
「あああああ!?」
クエリが地面に叩きつけられそうになった時、ノーズがクエリを両手でキャッチする!
ノーズ
「大丈夫か?」
クエリ
「ツ………」
クエリは体をジタバタさせ、ノーズの両手から降りる!
クエリ
「あんたなんかに………助けられてたまるか!!」
クエリはそう言い放ち、銀色の竜へと立ち向かって行った。
ノーズ
「やれやれ………」
ノーズはクエリの後を追い、両手にマシンガンを持ち、銀色の竜へ発砲していく!
壁に激突したドラフはフラフラと立ち上がり、バックから爆弾を取り出す。
ドラフ
「あの竜の皮膚はやはり固いな………爆発物で傷を負わせられるかどうか………」
ドラフは爆弾を両手に持ち、銀色の竜へと走り出す!
ノーズの銃撃とクエリの魔法により竜は怯み、上空へと逃げていく!
アイナ
「逃げていくよ!」
クエリ
「逃げた?」
ノーズ
「いや………」
竜は上空に立ち止まり、口に大量の炎を溜め込んでいく!
ドラフ
「攻撃がくるぞ!!」
クエリはバリアを展開し、アイナは魔法障壁を展開する!
竜は思いきって口から強力な炎を吐き出す!!
ドオオオオ!!
町は一瞬にして火の海となり、クエリたちのバリアも打ち破られ、炎の渦へと飲み込まれてしまった!!
トランヴェル
(アイナ!!)
アイナ
「大丈夫………これくらい!」
アイナは杖から大量の炎を生成する!
アイナの炎は瞬く間に町全体に広がり、火の海が一瞬にして消え去った!
そして、何事も無かったように町は元通りとなった!
ノーズ
「とんでもない力だ………」
アイナの回復魔法にノーズたちは驚きを隠せない。
ドラフ
「お返しだ!!」
ドラフは持っていた爆弾を打ち上げ花火のように上空へと飛ばした!
爆弾は見事、竜に衝突し大爆発を起こす!!
銀色の竜
「フオオオオオオン!!」
竜は明後日の方向へと逃げていく………!
ノーズ
「逃げた………?」
ドラフ
「何とか生き延びれたか」
クエリ
「ドラフさん大丈夫ですか!?」
ドラフ
「ああ………あの子の魔法のお陰でほぼ無傷だ」
ドラフは壁に衝突し全身複雑骨折であったが、
アイナの魔法であっという間に完治したのだ。
ノーズ
「竜には逃げられてしまったな………」
ドラフ
「いや、それでいい」
「もし竜を倒したら、前回と同様に竜の体から氷が出てきていたかもしれんからな」
「ここで倒したらこの国、いやこの大陸ごと凍っていたかもしれない」
ノーズ
「………やはり奴等を倒すには対策が必要だな。迂闊に倒すことができない………」
ざわざわ………。
ドラフの周りにいた住民がざわつき出す………。
アルキメデスの民たちは自分たちの身に何が起きたのか
わからないでいた。町が燃えたと思いきや次の瞬間には元通りになり、ケガを負ったと思えば、傷は治っていたのだ。
クエリ
「この町の人たちは皆無事みたい………あなたのお陰ね」
クエリはアイナの頭を撫でる。
アイナは撫でられて笑みを浮かべている。
ノーズ
「………騒ぎが起こる前に出ていったほうがいいな」
クエリ
「!?」
「今から出発するの!?」
ノーズ
「この町の奴等に捕まってみろ。この状況を説明している暇はないぞ」
ドラフ
「仕方あるまい………それに時間は一刻も争う。我々は早く武器の補充と氷の対策を練らなければならない」
「またいつ竜が襲ってくるかわからんからな」
クエリ
「………わかりました。行きましょう。フンボルトへ」
アイナ
「もうここから出るの?」
クエリ
「そうね。大変だけど出発するよ」
ドラフたち一行はアルキメデスを出ていき、フンボルトを目指す。




