表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
149/374

晩餐会1

世界では今、竜の被害により深刻な状態となっていた。

竜の被害だけではなく、先日のツクヨミ国をはじめとするユーリ大陸の凍結、さらに各大陸で三体の竜が次々と国を凍結させていた。


この世界の大陸は大きく4つある。

ユーリ大陸、デービー大陸、ブリジット大陸、そしてライナー大陸の4つだ。

ツクヨミ国があったのはユーリ大陸。ほぼ9割以上が凍結し、人類の約3割が被害にあった。

そしてデービー大陸は、トランヴェルたちが現在いるところである。そしてデービー大陸の近隣にブリジット大陸があり、さらにその奥にライナー大陸がある。

ブリジット大陸は4つの中では一番大きい大陸であり、逆にライナー大陸は一番小さい大陸だ。


ドラフたち一向が目指すのはデービー大陸のフンボルト国。

現在いるプラトン国を抜けてアルキメデス国に入り、それからアペニン山脈を抜けてフンボルト国にたどり着く経路だ。


早速アルキメデスへ向かおうと思ったが、クエリの提案でプラトン国の避難所に寄ることにした。

というのは、アイナの父親やクエリの両親が避難所にいないか確かめたかったからだ。

ユーリ大陸から逃げてきた民たちは、ほとんどがデービー大陸に避難していると聞く。プラトンやアルキメデスに避難所が設けられていることを聞いたクエリは、ドラフたちに立ち寄りたいと申し出たのだ。


しかし立ち寄った結果、彼女たちの家族はそこにはいなかった。

避難所には名簿がとられていたが、彼女たちの家族の名前はどこにも載っていなかった………。


ドラフ

「もしかしたらアルキメデスにいるかもしれない」


クエリ

「………そうですね」


ドラフ

「あそこは通り道だから、そこの避難所にも寄っていこう」


クエリ

「わかりました………ありがとうございます」


アイナ

「………」

(パパ……ママ……)


ドラフたち一向はプラトン国を越えて、隣国のアルキメデス国へ入国した………。


アルキメデス国は、デービー大陸の入り口と呼ばれる港国だ。海は綺麗であり、街も栄えている。

ドラフたちは、到着後、まず宿屋に入り、寝どころを確保した。それから食料や衣類の調達、そして武器も少々売っていたので購入した。

ドラフとノーズが武器などを調達している間にクエリとアイナは避難所に向かった。

家族を探すが、残念ながらここにもいなかった。


アイナはキョロキョロと避難所を見渡す。

避難者のリストにアイナの父オードリーの名前は載っていなかった。

それでも彼女は何度も父親を探した。やはりどこにもオードリーはいない………。


アイナは涙が止まらず、クエリに抱きつく………。

クエリもアイナをそっと抱き締めて、涙を流した………。


この日の夕方、ドラフたち一向は酒場に行き、共に夕食を食べることにした。

ここ数日共に過ごしている4人だが、実はお互いのことを知らない。

今後も共に行動するため、改めて自己紹介をすることにした。


ドラフ

「ではまず私から自己紹介しよう」

「私はドラフ・ヴァレンチノ。魔女の研究をしてる者だ」

「魔女がどんな存在なのか暴くために日々研究を重ねている」

「私の生まれはカグヤ。それからツクヨミ国で研究者になり、そこから独立して今魔女の研究をしている」

「現在は魔女の粒子を分析して魔女討伐の道具をつくっている」

「趣味は魔法粒子の採取と分析。騎士道も多少やっていた」

「気軽にドラフと呼んでくれ。以後よろしく」


ノーズ

「ドラフ………いくつか聞きたいことがある」


ドラフ

「なんだ?」


ノーズ

「お前が魔女と戦っていた時に使用していた武器は全てお前が作ったのか?」


ドラフ

「そうだ」


ノーズ

「ほう………よくあの魔女に対して有効な武器を作ったものだ」


ドラフ

「何度も何度も検証と実験を繰り返してきたからな」


ノーズ

「お前は何故そこまで魔女を研究している?」


ドラフ

「私は魔女を殲滅させたいのだ」

「私がツクヨミ国で研究者をやっていたころ、あの氷の魔女に遭遇し、殺されかけたのだ」

「仲間は全滅したが、私は運良く生き残ることができた………。その日から私は魔女を倒すことを目的とし、魔女の研究を始めたのだ」


ノーズ

「なるほど………」


ドラフ

「まあ………私のことは大体理解してもらえたと思う。次はあなたにお願いしたい。未だに名前すら知らないからな」


ノーズ

「いいだろう」


ノーズはビールをイッキ飲みし、自分のことを語りだした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツイッター:@hukurai_eichi
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ