トランヴェル第7の魔女
アイナから放たれた炎は竜にぶつかり、大爆発を起こす!
竜
「!!?」
アイナ
「………」
竜は体を旋回させ、アイナに向かって炎の玉を連発で放っていく!
アイナは杖を両手で振り回して、魔法障壁を展開する!
竜の炎は魔法障壁で防がれた!
アイナ
「………あれがサイナン」
トランヴェル
(凄い力だ………)
端から見ていたトランヴェルはアイナの凄さに驚きを隠せない。彼女の炎が強力であり、それ以上に凄いのが、その炎で焼け野はらになった大地を緑にして蘇らせたことだ。
トランヴェル
(再生の炎………)
アイナの周りから炎が舞い上がる!
彼女の炎は次々と森林を再生させる!
しかし、彼女の炎は竜に対しては再生ではなく、破壊だ。
竜は上空へと上がり、口に炎を溜め込む!
アイナは竜を追いかけるため、炎柱を生成し、上空へと昇っていく!
竜は上空から大量の炎を吐き出した!
トランヴェル
(アイナ!危ない!!)
アイナ
「!!」
アイナは竜の炎に直撃し、炎と共に地面へ叩きつけられる!
トランヴェル
(アイナ!!)
アイナ
「痛い!?」
竜は地面へ倒れたアイナに炎の玉を吐き出して追撃していく!
ドオオオオオオオオ!!
アイナの前にクエリが割り込み、魔法障壁を展開して炎を防ぐ!
それを見た竜はもう一度口に炎を溜め込み、
大量の炎を吐き出そうとする!
しかし、そこにノーズが竜に機関銃で弾を撃ち込んでいく!
竜の目に銃弾が何発か命中し、竜は怯む!
ノーズ
「くたばれ!!」
ノーズは背中からバズーカを取りだし、竜に撃ち込む!
ドオオオオオオオオ!!
竜の翼が爆発し、飛行のコントロールができなくなった竜は地面へと落ちていく!
そこにドラフが拳銃で竜を射撃していく!
竜
「グオオオオオン!!」
竜が悲鳴をあげる!その悲鳴は大地を揺るがし、ドラフたちも耳を防ぐことで精一杯だ!
竜は体制を立て直し、地面スレスレに浮上していく!
竜はまた口から大量の炎をノーズに吐き出す!
ノーズは避けていくものの、反撃する余裕がない………。
その間、クエリは倒れたアイナに駆け寄る。
クエリ
「大丈夫!?」
アイナ
「…う…うん」
アイナはクエリの手を取り、立ち上がる。
クエリ
「……あなたは何者?」
アイナ
「私は魔女だよ!!」
クエリ
「魔女!?」
アイナ
「うん!パンドラの箱を開けた魔女!!」
クエリ
「パンドラ………?」
グオオオオオン!!
竜は激怒しており、何十発も炎の玉を吐き出していく!
炎の威力が先程以上に増しており、孤島がまた炎に包まれていく!
クエリは魔法障壁を展開し、アイナと自分の身を守る!
ドラフ
「クエリ!その子を連れてボードで逃げろ!」
クエリ
「ドラフさんは?」
ドラフ
「足止めする!早く行け!!」
ドラフ
「あの竜には魔女に効いていた弾が全く通じない………奴には爆薬の方が効き目がありそうだ………!」
ドラフは拳銃で竜を撃っていく!
竜の体に何発か命中し、爆発が起きる!
竜が怯んだところにノーズが上空から機関銃をぶっぱなしながら降下していく!!
ノーズ
「うおおおお!!」
竜の背中に銃弾が撃ち込まれていく!
そして、ノーズはそのまま竜の背中に乗り、竜の頭に向かって走り出す!
ノーズはバズーカを取りだし、竜の頭部に撃ち込む!
竜の頭は爆発し、再び降下していく!
さらにノーズは油断すること無く、バズーカを竜の顔にぶち当てていく!!
竜の頭の半分が吹き飛んだが、まだ死に至らない。
竜は目を光らせ、体から膨大な熱を発する!
あまりの熱量にノーズは竜の背中に立っていられず、
折り畳んでいた小型飛行機を展開し、上空へと逃げる!
竜は尻尾に熱量を集中させ、その尻尾の突起物からマグマを生成する!
そしてそのマグマをノーズに放つ!
マグマはノーズの小型飛行機にヒットしそれを破壊する!
ノーズ
「何!?」
飛行手段を失ったノーズは転落していく!
それを見たアイナは杖から大量の炎を生成し、ノーズに向かって放つ!
トランヴェル
(え!?)
ノーズ
「なんだとおおおおと!?」
ノーズは炎を避けきれず、大量の炎に巻かれてしまう!
ノーズ
「………!?」
「なんだこれは!?」
ノーズは炎に体を包まれたが、一切熱さを感じない。
むしろ体の傷が癒えていく!
そして炎はノーズをゆっくり地面へと下ろしていく!
トランヴェル
(すげえ!?)
アイナ
「すごいすごーい!さすがキボウ!!」
アイナは杖から何発か火の粉を竜に放つ!
竜もそれに対抗して尻尾からマグマを放つ!
ドオオオオオオオオ!
火の粉とマグマが衝突し、大爆発を起こす!
アイナ
「もう一発!」
アイナは火の粉を竜へぶつける!
竜の体は爆発し、腕が溶ける………!
そこに畳み掛けるようにドラフとノーズが機関銃をぶっぱなしていく!!
ドドドドドドドドドド!!
魔物は蜂の巣となり、悲鳴をあげながら、炎を口から吐き散らす!!
クエリとアイナは魔法障壁を展開し、炎を防いでいく!
竜は首を振り回しながら炎を出していたが、次第に口からの炎が途絶えていき、力尽きて倒れる!
クエリ
「た………倒した?」
ノーズ
「何とか仕留めたか………」
バキイイイイイイイイ!!
突然、竜の体から氷が大量に溢れだした!
氷は孤島の森林を次々と凍らせていく!
ドラフ
「逃げろ!!」
ドラフたちは海に向かって走り出す!
しかし、アイナはそこに立ち止まり、氷に対して炎の魔法を放った!
アイナ
「この氷………溶かしてみる!」
バキイイイイイイイイ!!
炎の魔法は一瞬にして凍りついた!
トランヴェル
(やはりあの氷はアイナの魔法でも止められないか)
(アイナ!逃げろ!!)
アイナは炎の柱を生成し、その柱の下から上空へと移動し、避難する!
ドラフ、クエリ、ノーズも砂浜に打ち出されたボードを起こし、海へと逃げる!
トランヴェルも逃亡を試みるが、自分の体がどこにあるのかわからなくなっていた。
トランヴェル
(まずい………私の体はどこだ!?というか、この状態で体が氷の中に埋まってしまったらどうなる!?)
フィィィィィィィィィィィィン
突然トランヴェルの体が光だし、その光はトランヴェルの体へと戻っていた!
ちょうど30分が経過し、精神が体へ帰ったのだ!
トランヴェル
(はっ………!?)
トランヴェルは自分の体のもとへ戻っていることに気づく。
ゴオオオオオオオオ!
氷の雪崩がすぐそこまで来ていた!
トランヴェル
(まずい!?)
トランヴェルは羽を広げ、空を飛ぼうとしたが、
氷の雪崩に巻き込まれてしまった!
トランヴェル
(や………ヤバい!?)
トランヴェルの体が徐々に凍っていく………!




