世界が終わる時4
ソフィア
「ねえフクロウ」
トランヴェル
(ッ………)
ソフィア
「あなたは………何者?」
「あなたのその大量の魔力………もしかして、あなたの存在は魔女の魔法なの?」
トランヴェル
(魔女の魔法………?)
ソフィア
「そうか………あなた喋れないのよね?」
「でも本当に喋れないのか試させてもらうね」
ゴオオオオオオオオ!!
氷の壁から凍結されたララ、カリア、イト、ルイ、サラが姿を現す!
トランヴェル
(………皆!?)
ソフィア
「ねえフクロウ………喋れるなら喋ったほうがいいよ?」
「あなたが何者なのか。それを教えて欲しいわ」
凍結されたララたちにヒビが入っていく!
ソフィア
「ほら………早く喋らないと皆砕けて死ぬよ?」
トランヴェル
(や………やめろ!?)
ダマ
「………チャンスだ!」
ダマの左目が黄色く輝いていく!
バキイイイイイイイイン!!
凍りつこうとしていたノーズの体が解放される!!
ソフィア
「何!?」
ダマ
「ノーズ!!」
ノーズ
「だ………ダマ様………!」
ダマ
「俺をあのフクロウの魔女たちへ投げろ!」
ノーズ
「………!」
ダマ
「早く!!」
凍結から解放されたノーズはダマをララたちへ投げる!
トランヴェル
(ダマ!?何をする気だ!?)
ダマ
「こいつらに託すしかない」
ダマは左目を光らせ、ララたちに魔力を浴びせる!
ララたちの凍てついた体が溶けていき、氷付けから解放される!
ソフィア
「なんだと!?」
ダマ
「ソフィア!お前から貰った右目をもとに俺も同じようなものを作らせてもらった!」
「この左目にはお前たちの魔女粒子を分散させる機能がついているのだ!!」
ソフィア
「バカな………そんなものがお前たちに作れるのか!?」
ダマ
「これができたのはつい最近だ。フクロウたちの魔女と戦って以来、対策として作り上げたものだ!」
「いずれ貴様らと戦う日が来ると踏んでいたからな………まさかフクロウの魔女たちのためにこれを使うことになるとは思ってもいなかったが………」
ソフィア
「ダマ!!」
ダマ
(まだ分解する魔力は残っているな………しかし後わずかしか使えないはず………)
(この空間もソフィアが生み出した魔法というのであれば、今の魔力で何とか解除ができるはずだ!!)
ダマは思いきって左目の能力を使用する!
周りの空間が歪んでいき、あちこちの壁にひび割れが起こる!
バチバチバチ!!
空間が崩れると共に、等身大のソフィアが姿を現していく!
ソフィア
「もはや手加減はしない」
「ここで排除する………!」
ソフィアは氷魔法を生成し、ダマたちへ放っていく!
バチイイイイイイイイイイイ!!!
ソフィアの氷魔法が破壊される!
ソフィア
「!」
バチバチバチバチバチバチ!!
周囲から稲妻が発生し、ソフィアに放たれていく!
トランヴェル
(この雷は………!)
ソフィアはバリアを展開し、稲妻を防ぐ!
ソフィア
「くっ………目覚めたか!?」
ガガガガガガガガガ!!
雷に加え黒紫の魔法や魔法障壁がソフィアに放たれていく!
ダマ
「復活に成功したか………」
ソフィア
「どんなに抵抗したところで………私には勝てない!!」
ソフィアから大量の魔女粒子が飛び交う!
大気中に氷魔法が生成されていく!!
パキイイイイン!!
生成された氷魔法が次々と破壊されていく!
イト
「よくもさっきはやってくれたな!!」
イトはソフィアの魔法を切り落としながら、
ソフィアに突進していく!
ソフィア
「また凍らせてやるよ!」
ソフィアは体中から氷を生成し、イトへぶつけようとする!
しかし、ソフィアの体からツタが伸び、氷の生成を邪魔される!
ソフィア
「何!?」
サラ
「オマエノカラダにたくさんメを植えといタ!」
ソフィアの体中からツタがたくさん生え、手足を縛り上げる!
そこに強力な雷魔法が衝突する!
バチバチバチバチ!!
ソフィア
「!?」
ララ
「絶対に………絶対にここで倒す!!」
ララの雷がソフィアの体を焼き焦がしていく!!
ソフィア
(まただ………また奴の魔力が向上している!?)
ズバズバズバ!!
加えてソフィアの体が斬りつけられていく!
さらに黒紫の魔法がソフィアを包み込み、大爆発を起こす!!
ソフィア
「ぐあああ!?」
ソフィアから大量の氷柱が生成され、ララたちへ放たれていく!
しかし、全てカリアの魔法障壁で防がれる!
ソフィア
「何なんだ………こいつらは!?」
「前とは比べ物にならないぐらい魔力が上がっている!?何故だ!?」
ダマ
「そいつらは恐らく成長する魔女だ」
ソフィア
「!?」
ダマ
「貴様ら魔女は生まれながらして強い魔力を持つようだが、奴等は人間のように成長しているのだ………!」
ソフィア
「成長………だと!?」
ダマ
「奴等は恐らく人間でありながら魔女の魔力を持つ………人間のようで魔女のような存在」
ソフィア
「黙れ!!」
ソフィアの氷魔法がダマに衝突する!!
ノーズ
「ダマ様!?」
ダマ
「ぐああ………」
ダマの顔が凍っていく………。
ダマ
「ノーズ………どうやらここまでのようだ………」
「お前は俺の………俺のようになるな!」
ノーズ
「………!」
ダマ
「お前はお前の………信じた道を進め!」
パキイイイイン!!
ダマは凍りつき、さらに砕け散ってしまった!
ノーズ
「ダマ様あああああ!!」
ソフィア
「お前もすぐダマのもとへ行かせてやるよ!」
ソフィアは魔法を生成しようとするが、また体中からツタが伸び、生成を邪魔される!
ソフィア
「ぐッ!?」
イト
「おらあああ!!」
イトは剣でソフィアの心臓を突き刺す!!
ソフィア
「がふッ………ごふッ………」
ソフィアは口から大量に血を吐き出す………。
イト
「お前が何度も何度も俺たちを凍らせようとも………俺は何度も何度も立ち上がる!」
「そして必ず倒す!」
ソフィア
「黙れええええ!!」
ソフィアの体から氷が広がる!
イトは剣を手放し、その場から脱出する!
トランヴェル
(また氷の津波か!?)
ソフィア
「こいつらの力の源は………やはりあのフクロウなのか!?」
「奴を………奴を殺せば!!」
ソフィアは氷魔法をトランヴェルへ放つ!!
ララ
「トランヴェル!!早く逃げて!!」
トランヴェル
(………!)
ガシャアアアアアアアン!!
ソフィアの魔法をノーズが銃で破壊する!
ソフィア
「また邪魔をするか!ノーズの犬!!」
ノーズ
「このフクロウを殺すわけにはいかない!!」
ソフィアに向かって雷魔法が炸裂する!!
ソフィア
「ぐっ………!?」
ララ
「ここは私たちで食い止めるから!トランヴェルはここから脱出して!」
ルイ
「トランヴェル!私たちに何かあったら仲間を引き連れて何とかするんだぞ!」
トランヴェル
(そんな………)
ゴオオオオオオオオ!!
氷が広がっていく!!
カリア
「早く行って!!この氷に飲まれる前に!!」
トランヴェルは仲間を信じて海上へ向かって羽ばたく!
下を振り向けば、氷がララたちを飲み込んでいくのが見える!
ララ
「私たちは大丈夫!絶対に生きて戻るから!」
トランヴェルはララたちを信じて地上へと向かう!
下からはノーズが小型の飛行機を飛ばしてトランヴェルの後に続く!
ソフィア
「あの得たいの知れないフクロウ………逃がすわけにはいかない!」
ソフィアはもう一度氷魔法をトランヴェルへ放つ!!
しかし、その魔法もイトに防がれる!
イト
「やらせないと言ってるだろ!」
ノーズとトランヴェルは海上へと出る。
トランヴェル
(外に出れた………!)
海にも氷の津波は広がっており、その奥には何隻か船が見えた。
ノーズ
「………船がいるな。ツクヨミ国の民たちか」
トランヴェル
(どうやら何人かは津波から逃げれたみたいだけど………このままではいずれ津波に追い付かれてしまう)
ノーズ
「あの津波を止めない限り、助からない」
トランヴェル
(………やはり、あのソフィアを倒さなければ津波を止めれないのか………!?)




