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魔女討伐1

処刑式の最中に謎の集団が襲撃してきた。謎の集団により処刑台は破壊され、大パニックとなった。

フンボルト軍とルイたち率いる集団が戦闘になり、マスメディアや民間人は避難することになった。

しかし中には勇敢な報道陣が、この戦闘を放映していた。

つまりそれは世界中にこの戦いが報道されていることを意味する。

そして報道陣が流している映像には魔女と謎の集団が戦闘を繰り広げていた。


ダリアの首から大量の血が流れる。

サラはダリアの首を離すことなく、牙を皮膚に食い込ませていく!


ダリア

「ぐ………ごふッ………!?」


ダリアは体中から魔法障壁を展開し、サラを吹き飛ばそうと試みる!

しかし、サラは怯むこと無く、ダリアの首から離れようとしない!


ダリア

(いい加減に離れろ!!)


ダリアは最大の魔力で魔法障壁を展開し、サラを取っ払う!

サラは吹き飛ばされるが、うまく受け身をとり、体勢を立て直す!


ダリア

「こいつ………」

(!?)


ダリアの首の傷から大量の草のツタが生え、伸びていく!

そのツタはダリアの手足を縛り、彼女の身動きを止めた!

ダリアは立つことも難しく、その場で前向けのまま倒れる!


カローナ

「ダリア!!」


処刑台の展望からカローナが駆けつける!

カローナはダリアを助けに行こうとしたが、横から黒紫の魔法が彼女を襲い、足を止められる!


カローナ

「この魔法は!」


カローナが後ろを振り向けば、そこにはルイの姿があった!

ルイは黒い蝶々を数匹体中に纏い、両手には禍々しい色の魔法を生成していた!


ルイ

「でたな片翼の魔女!」


ルイは蝶々たちをカローナに向けて解き放ち、さらに両手から生成した魔法を放つ!


カローナは対抗して黒緑の魔法をいくつか生成し、ルイへと放っていく!

ルイとカローナの魔法が衝突し、相殺していく!


ピレネー

「やはり現れたか」


ソフィア

「さてさて………フクロウはいるかな?」


ソフィアは外を眺め、トランヴェルを探す。

しかし、トランヴェルの姿はどこにも見当たらない。


ピレネー

「こやつらを倒せばどこかから出てくるだろう」


ソフィア

「そうね………」


外ではフンボルト軍とルイの仲間たちが衝突していた!


サングラスの男

「よし!奴等に魔力除去の銃弾を撃ち込め!!」


サングラスの男の合図と共に男たちは発砲を行う!

銃弾はフンボルト兵たちにぶち当たり、彼らの体から魔力が抜かれていく!


ダリア

(なんだあの武器は!?魔力を奪い取っているのか!?)


サングラスの男

「魔女が1人倒れているな」


サングラスの男の目の前に、ツタに巻かれて倒れているダリアの姿があった。


サングラスの男

「魔女を撃退できるかどうか………ついにこの弾を使う時が来た!」


サングラスの男は懐から紫色の細長い銃弾を取り出す。

そしてダリアのもとへ向かう!


サングラスの男

「研究を初めてやや12年………そしてこの数ヶ月で完成させた魔女無効化弾」

「その効果を試させてもらおう!」


サングラスの男は倒れたダリアの手前に立ち、銃に弾を込める!そしてダリアに銃口を向ける!


ダリア

「やめておけ!そんな銃では私を倒すことはできない」


サングラスの男

「それはどうかな?」


サングラスの男は引き金を引き、ダリアを撃った!

銃弾はダリアの後頭部に撃ち込まれたが、数秒もしないうちに彼女の後頭部から弾が弾き出される!


ダリア

「ふん!この程度の威力では殺せないよ!」


サングラスの男

「いや………十分だ」


ダリア

「!?」


ダリアは突然痙攣をし始める!


ダリア

「あががががあああ」


ダリアの体から無数の魔法粒子が抜けていく!

カローナはそんなダリアの様子を遠くから見ていた。


カローナ

(あの量………尋常じゃ無い!)


ダリアは痙攣が止まらず、身動きができない。

そして痙攣は徐々に強くなり、彼女の体から大量の魔法粒子が抜けていく!

それからだんだん抜けていく量が少なくなり、ダリアの痙攣も弱まっていった………。


ダリア

(あ………が………)


ダリアは口から泡を吹き、その場で倒れた。


カローナ

「ダリア!?」


サングラスの男

「どうやら効果はあるようだな」

「復活する前に止めを………!」


サングラスの男は腰にかけていたロングソードを鞘から抜き、カローナに差し込もうとする!

しかし、上空からカローナがサングラスの男に黒緑の魔法を放っていく!

サングラスの男は回避し、ダリアから数歩下がる!


ルイ

「あんたの好きにはやらせないよ」


ルイは魔法を生成し、カローナへ放っていく!

カローナは魔法障壁を展開し、その魔法を防ぐものの、

ルイからの猛攻によりダリアの元へ向かえずにいた。


一方サラはララたちを解放していた。

ララたちを縛っていた十字架から引き離したのだ。

サラは回復魔法を唱え、ララたちを回復させていく。


ララ

「………サラ?」


サラ

「目をサマシタね」


ララ

「私………助かったの?」


サラ

「もちろん!タスケニキタんだよ!」


サラは引き続きカリアやイト、サカを回復させていく!


ピレネー

「ま………まずいぞ」


ソフィア

「あらあら………フクロウを捕まえるどころかその前にやられちゃってるよ」

「二人とも情けないね」


サングラスの男

「止め!!」


サングラスの男はもう一度ロングソードをダリアに刺しこもうとする!


フオオオオオオン………


ダリアから禍々しい魔力が生成されていく!


ダリア

「お前らごときに………!」


ダリアから複数の魔法が飛び交い、その魔法はサングラスの男に向かっていく!

サングラスの男は避けていくものの、さばききれずに何発か魔法を喰らう!


ダリア

「屈辱だ………お前ら人間にここまでやられるなんて屈辱だよ!!」


ダリアは立ち上がり、また複数の魔法を生成して解き放っていく!


ダリアの魔法がサングラスの男に当たろうとした瞬間、雷の魔法が横から入り込み、ダリアの魔法を吹き飛ばす!

そしてダリアに向かって雷魔法が放たれていく!


ダリア

「何!?」


さらにダリアが雷魔法を避けている間に剣士が二人彼女の懐に飛び込んできた!


イト

「よくもやってくれたな………」


サカ

「オラア!!」


二人の剣士の剣がダリアの体に刺さった!


ダリア

「!?」


ダリアは血を吐き出し、地面に這いつくばる………。


ダリア

(まずい………非常にまずい………)

(こいつら………本当に復活してしまった………)


倒れたダリアの先にはララとカリアが立ち尽くしていた。


カリア

「サラのお陰で何とか生き長らえた……反撃開始だね!」


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