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真実は何処2

映像にララたちが映し出される。彼女たちは手足を縛られ、十字架に貼り付けられていた。皆下を向いており、生きているかどうかはわからない………。


ピレネー

「ここにいるのがその魔女たちだ!」


ピレネーはララたちの前に立ち、大声で国民へ話しかける。


ピレネー

「こやつらは先程フンボルト軍が捉えた!」

「そして明日午後13時にこの大罪人たちの処刑を行う!」


ルイ

「イトたちじゃないか………あいつら捕まってたのか」


トランヴェル

(くそ………嫌な予感が的中してしまった………)


サラ

「処刑!?ララたち殺されちゃうよ!?」


サングラスの男

「静かにしろ聞こえない」


ピレネー

「今回の騒動はこの者たちによって仕組まれた残虐行為なのだ!魔物を国中に放ち、そして我々を滅しようとした者たちだ!!こやつら魔女には神の鉄槌を下し、人類史上最大の罪としてここで天罰を受けてもらう!」


オオオオオオオオ!!


ピレネーの周りにいる騎士団たちが大声を上げる!


ピレネー

「しかしながら残念なお知らせがある………」

「嘆かわしいことに我が騎士団の中にスパイとして裏切り行為をした者がいる!」

「こやつらは魔女に魂を売った悪魔たちだ!!魔女と共に処刑する!!」


映像にはイトとサカがドアップで映し出されている。


ピレネー

「こやつらは騎士団の名を借りて我々の情報を魔女に伝えていたことが発覚した!!」

「魔女に魂を売り、我が国民を窮地に追いやった史上最低の罪人どもだ!!」


トランヴェル

(こいつら………)


一方魔女研究所でナハンジやリリィたちもピレネーの放送を見ていた。


ナハンジ

「バカな………サカが魔女の手下だと!?」


リリィ

「嘘………!?」


アマミ

「………一体どうなってやがるんだ」


ピレネーの偽善たる演説はまだまだ続く。


ピレネー

「我々は二度とこのような悲劇を繰り返してはならない!!二度とこのような惨劇を繰り返してはならない!!」

「我々は立ち上がらなければならない!!今後またいつ魔女が襲ってくるかわからない今、我々のやるべきことは被災から立ち上がり、我々自身が強くならなければならない!!」

「国民よ立ち上がれ!!そして今日の悲劇を忘れるな!!そして肝に命じろ!二度とこのような悲劇を繰り返さないために!!」


「我々が大切な人たちを護れるように!!」


ピレネーはこの後も熱く国民へ訴えかけていた。


サラ

「ララたちをタスケニ…いかなくちゃ!」


ルイ

「早くしないとあいつら殺されちゃうよ!?」


サングラスの男

「いや待て」

「何かおかしい………奴等は何故あいつらをすぐに殺さない?」


ルイ

「国民の前で戒めとして殺すためかな?」


サングラスの男

「それもあるかもしれんが………おびき寄せようとしているのではないか?」


ルイ

「おびき寄せ?」


サングラスの男

「そう………敵はそのフクロウの魔女をエサにして俺たちを釣ろうとしているんだろう」


ルイ

「………そうだとしてどうする?敵の罠と知りつつ立ち向かうのもまずいか?」


サングラスの男

「いや………勝機はある」


サングラスの男は懐から拳銃を取り出す。


サングラスの男

「ここ数ヶ月間で研究したこの弾薬をぶちこめば勝てるはずだ」

「敵がそこにいるとわかっている以上………今こそ倒すチャンスだ」


ルイ

「殴り込みに行くわけね」


サングラスの男

「当たり前だ」

「奴等は明日13時に処刑すると言っていたな………それまでに色々準備が必要だ」

「これはチャンスだ………!ここで魔女たちを討伐しようじゃないか皆の者………やっとこの時が来たのだ!」


ルイ

「いいね………こんな馬鹿げたことを平気でやる奴等をこのまま許してはおけないからね」


サラ

「ララたちをタスケニ行く!悪い魔女たち倒す!!」


オードリー

「魔女を………倒す?」

「さっきから全く話についていけないんだが………」


ルイ

「あんたは何も知らなくていいさ。ここで大人しくしてな」


サングラスの男

「各自準備だ!魔女を叩く!!」


男たち

「おう!!」


男たちは立ち上がり、各々魔女討伐の準備を始める!


トランヴェル

(すごいなこいつら………)

(魔女討伐するなんて騎士団でも言えないのにこんなに意気込みがあるとは………)

(この集団は何なのかいまだにわからないが…頼もしい連中だ)


トランヴェルたちはここで一夜を過ごすことにし、ララたち救出のために準備を始める………。


トランヴェル

(ララたちが本当に生きているかはわからない……)

(もしかしたらすでに死亡していることも……)

(そして奴等の罠にまんまと引っ掛かる可能性だってある)


トランヴェルの表情が暗くなっていく………。


トランヴェル

(………いかんな)

(なんで私はいつも不安になってしまうのだろう)


(確かに敵に殴り込みに行くことは危険だ………しかしここで何もしないことは間違いなんだ)

(たとえ明日死ぬことになろうとも、ここで逃げてはダメだ)

(ララたちを救いだして魔女たちを倒す………そして)


(この世界が何なのか解明するんだ)


(そのために私はここまでやってきた………!)

(たとえどんな結果になろうとも………後悔してはならない)


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