魔女vs.魔女2
イト
「うおおおおおおあ!!」
イトはダリアへ斬り込む!!
ダリアは片手で魔法障壁を発生させるが、間に合わず、彼女の体に二本の刃が突き刺さる!!
ダリア
「ガ………!?」
カローナは黒緑の魔法をイトへぶち当てる!
イトは体全身が焼き焦げるが、すぐに体の傷が元の状態へと戻っていく!
カローナ
「ダリア大丈夫?」
ダリア
「こいつ………人間のくせに」
ダリアとカローナも切り落とされた片腕が再生していく。
カリア
「体があんな一瞬で元通りに………」
ララ
「イトさん!!」
サカ
「大丈夫かイト!?」
イト
「ああ………なんとかな………」
「しかしあの再生力………どうしたらいいものか」
サカ
「再生ができなくなるほど細切れにするしかないな」
イト
「なるほど………単純明解だ」
ソフィア
「素晴らしい………素晴らしいわ」
イトの戦いぶりに感激したのか、ソフィアは拍手をしながら微笑んでいる。
ソフィア
「あれほどの魔力を持っている人間がいるなんて!」
ダマ
「人間………?さてどうだろうか?」
ソフィア
「ん………?」
ダマ
「あいつらの力はあんなもんじゃない」
カローナとダリアは魔力を高め、それぞれ手に魔法を生成する!
カローナ
「人間風情に傷を負わせられるなんて………魔女の恥だわ」
ダリア
「こいつら………絶対にここで殺す!」
「死に絶えろ!人間!!」
カローナたちは生成した魔法をイトたちへ放つ!!
トランヴェル
(で………でかい!?)
サカ
「くそ………避けられない!?」
カリア
「………今度こそ!!」
カリアは両手を広げ、目一杯魔力を込めて、大きな魔法障壁を展開させる!
バチイイイイイイ!!!
魔女たちの魔法が魔法障壁に衝突し、火花を散らす!!
バキバキ!!
カリアの魔法障壁にヒビが入っていく!
イト
「く………俺もその魔法が使えれば」
ララ
「大丈夫です!私の魔法で!!」
ララは体中が青く光り輝き、巨大な雷撃魔法を生成する!!
カローナ
「なんだ!?あの魔力は!?」
ララの魔法とカリアの魔法障壁でカローナたちの魔法を相殺した!
ダリア
「………嘘でしょ?」
「人間にこんな魔力がある?」
カローナ
「少し本気を出さないと駄目みたいね」
「魔力を上げればこんな奴等すぐ殺せるわ!」
ダマ
「やはりおかしなことを言うな………あいつら」
ダマはカローナの言葉に反応し、ボソッとつぶやく。
それを隣にいたガラウが聞き取る。
ガラウ
「何がおかしいのだ?」
ダマ
「よくよく考えてみろガラウ」
「魔女たちが人間の魔力の向上を目的としているのならば何故魔女たちはあの人間共を殺そうとする?」
「奴等は魔女に傷を負わすほどの魔力を持っているのだぞ?」
ミドラス
「………それは」
ピレネー
「それは魔女に歯向かうからだ」
ダマ
「何バカなことを言っている?」
ミドラス
「貴様!!国王に対してその態度はなんだ!?」
ダマ
「いい加減にしろ下衆」
ミドラス
「なんだと!?」
ダマ
「貴様らのご託は飽きたのだ」
「魔女の言動は明らかに人間を見下している」
「カローナの口振りを聞けばすぐわかるはずだ。あの言動から魔女が人間のために働いているとは思えない」
「貴様らの耳は腐っているのか?」
ソフィア
「………ふふふ」
ダマ
「何がおかしい………ソフィア」
ソフィア
「さすがダマ………そこにいる無能な人間とは少し違うわね」
ピレネー
「ま………魔女よ………何を言っている?」
ピレネーはソフィアの態度にたじろぎ、困惑している様子だ。
ソフィア
「確かに彼女たちは他の人間に比べて少し力があるようだけど………それでも足りないわ」
「下手に情報を得た彼女たちはここで殺すべき………彼女たちを生かして野に放てば、あなたたち人間は我々があなたたちを滅ぼそうとしていると勘違いして抵抗してくるでしょう」
「やはり彼女たちを野放しにはできないわ」
ダマ
「勘違い?間違いなくお前たちは人間を滅ぼそうとしているようにしか見えないが」
ソフィア
「それは違うわダマ………私たちは別にあなたたち人類を滅ぼそうとなんてこれっぽっちも考えてないわ」
「ダマ………あなたならわかるでしょ?」
ソフィアは怪しく微笑む。
ダマ
「………何をだ?」
ソフィア
「これはゲームなの」
「あなたたち人類をかけたゲーム」
「そのゲームに彼女たちのような存在はいらない」
ダマ
「………貴様らのゲームが何を意味するのかわからないが………」
「奴等は貴様らが思っている以上に厄介だぞ?」
ダマの右目が徐々に紅くなっていく………。
ソフィアはダマの目の色が変わっていくことに気づく。そしてララたちに目をやる。
ソフィア
「………まさか」
ゴオオオオオオオオオ!!
ララの魔力が高まり、彼女から放たれた電撃が地面を走る!
バチイイイイイイ!!
ララの魔法はカローナたちの魔法障壁を破る!!
カローナ
「なんなの………こいつら………魔力が上がってる!?」
イト
「遅いぞ魔女」
ズバババババ!!
イトはダリアの体を切り刻んでいく!!
しかし、ダリアの体は瞬時に元通りになった。
ダリア
(こいつら………明らかに魔力が高まってる………)
(まさかこいつらは………人間じゃなくて)
(魔女………!?)




