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絶望の宴5

イトたちは王国の周辺にたどり着いていた。

彼らが着いた時には、数多くの魔物が王宮を囲んでいた。

王宮からは強力な魔法障壁が展開されており、何とか魔物の進行を防いでいた。


イト

「なんて数だ………」


魔物たちは200~300匹ほどおり、次から次へと王宮へ突進し、魔法障壁を破ろうとしている。


サカ

「あれでは破られるのも時間の問題………」


イト

「しかし、二人であれだけの数を相手にするのはさすがにキツそうだな」


サカ

「他に護衛の者はいないのか?」

「皆やられたのか………?」


イト

「わからんが………あんなに狂暴な魔物に対抗できるものはほとんどいない………」


サカ

「………遠くにフンボルト軍がたくさん倒れてるな………」


イト

「フンボルト軍も勝てないとなると本当にキツいなこれ」


サカ

「どうするイト?」

「俺たちだけで奴らを全て駆逐できるだろうか…?」


イト

「サカ………大丈夫だ」

「俺一人でどれだけできるかやってみる」

「お前はトランヴェルと共にここで待機しててくれ」


サカ

「………」

「本来魔女狩隊の俺が魔物退治に出向かないことは遺憾だ………」


イト

「いざとなったらお前だけでも逃げろ」


サカ

「いや………逃げる気など無い」

「勝てないとわかっていても戦わなくてはいけない時がある」

「魔女狩隊に就いた日以来、もう死の覚悟はできている」


イト

「一緒に行けるのか?サカ」


サカ

「やれるだけはやってみよう」

「いざとなったら俺を切り捨ててくれ」


イト

「トランヴェル!お前はララたちのもとへ向かえ」

「俺たちがここにいることを知らせるんだ」


トランヴェルは頷いて、上空へと羽ばたいていく。


トランヴェル

(死ぬなよ二人とも)


トランヴェルはララたちがいるイトの家の方へ飛んで行った。


サカ

「さあ!行こうか!」


サカは剣を抜き、構える………。


サカ

(これで何度めだろうか………戦いに身を投じるのは)

(ここで死ぬかもしれない………)


サカは死を悟る………。


サカ

(だが無様に死ぬつもりは無い………俺は今まで何度も死と直面して生き残って来たのだから)


イト

「………行くぞ!」


イトとサカは王宮に群がっている魔物の中へと突入して行った!


フオオオオン!!


魔物たちは雄たけびをあげる!


イトは魔方陣をたくさん出現させ、魔方陣から無数の剣を造り出す。

両手に剣を握り、魔物に斬りかかっていく!

俊足で次々と魔物たちを斬り倒していく!


フオオオオン!


魔物たちはイトとサカへと群がっていく!

イトは剣から無数の斬撃を放ち、向かってくる魔物を真っ二つにしていく………!


サカ

「きりがないな………斬っても斬っても涌き出てきやがる」


バリバリ!!


王宮の魔法障壁が一部破壊された!


サカ

「まずい!?王宮の魔法障壁が崩れた!?」


イト

「サカ!お前は王宮へ入れ!」

「俺はここで奴らの進行を食い止める!」


サカは猛ダッシュで王宮へと向かい、イトは魔物たちへ斬りかかる!


サカは王宮に入ろうとする魔物を斬り倒すものの、次々と魔物が王宮の中へ侵入してしまう!


サカ

「一人では無理だ!」


イト

「うおおおおおおおお」


イトは俊足で王宮周りにいる魔物の首を跳ねていくが、その隙に何体も魔物が王宮の入口へ侵入していく。


バリリリリリリン!!


王宮の窓ガラスが割られ、魔物たちが王宮内へと侵入する!

護衛のフンボルト軍や騎士団が立ち向かうものの、簡単に倒されてしまう。

魔物たちは奥へと奥へと侵入していく………!


そんな中、王家の者と指導者たちは地下へと避難をしていた。


ゲッカ

「悪夢だ………何故奴らはここに現れた!?」


ライト

「………父上はどこにいる!?」


近衛兵

「それが………現在確認とれておりません………」


ライト

「何だと………何をしている!?」


指導者

「そういえばガラウとミドラスの姿も見えないな………」


指導者

「本当だ………さっきまでいただろ」


ガジャアアアアアアン


ゲッカ

「!?」


緊急避難場所である地下室に魔物が入ってきた!


近衛兵

「お下がり下さい!」


ゲッカ

「何故だ………何故やつらはここに入ってこれた!?」

「何故我々がここにいるとわかるんだ!?」


地下室で悲鳴が響きわたる………。


一方ララは学校から脱出し、外にいたカリアたちと合流した。


ソフラ

「アイナ!」


カリアが助けた女性はソフラであり、彼女はアイナの姿を見てはすぐ彼女のもとへと駆け寄った。


ララ

「3人とも怪我は無いです………気を失ってるだけです」


ララはアイナたちを下ろし、ソフラはアイナを抱き締める。


ソフラ

「ありがとう………ありがとう」


ソフラはララにお礼をし、涙を流す。


カリア

「中はどうだった?」


ララ

「魔物がたくさんいた………他に生存者がいないか確認したけど3人しか見つからなかった」


カリア

「そう………」


ララ

「これからどうする?」


カリア

「この人たちを安全なところへ避難させよう」

「それから街の方へ行って襲われている人を助けに行こう!」


ララ

「そうだね………よし行こう!」


ララたちはソフラたちを連れて市内へと向かう。

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