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魔法世界に来てしまった結果、最強の魔導士になってしまった  作者: ただっち
ミラージュエンド編:第6章-記憶を無くした女と世界魔法連合-
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3rdステージ41:誰なの?

はじめましてこんにちは?

私は、名前がありません。

私には過去がありません。

私には語る物語もありません。

数日前に、とある人が洞窟で助けてくれなかったら私は死んでいました。

という話らしいです。

私はその人の元で今働いているんですけどね。

いやいや、本当に心が広い方ですよ。


「おーい、娘ちゃん♪ 今日もよろしくね♪」

「はぁーい♪」


私はとある酒場で働く娘。

格好は、白いワンピースに黒のレースのあるエプロンをした服装に、赤いバンダナをした女の子。

それが私。

雇い主のお兄さんはとてもいい人。

だけどなんだろう?

たまに、変な躍りを踊るんだよね。

でも、それがすごく頭の片隅から離れられなくなるんだ。

これが、中毒ってやつかな?


「おーい、娘ちゃん! 早く!」

「はーい、ご主人。 ただいま!」


私には名前がない。

だけどなんでかな。

時々頭の中によぎる言葉があるんだ。

すごく大切な思いだった気がするけど。


「誰なんだっけ……あの人……背は小さめ……白い服を着た……中性的な顔立ちの優しい男の子……名前は確か……」


と、いいかけたところでどうやら私の仕事が来てしまったようだ。


「じゃあ、娘ちゃん。 今日もよろしくね♪」

「はい、マスター……いえ、ドッペルゲンガー店長って言えばいいんですか?」

「長いから、マスターでいいよ♪ ほら、今日もお仕事の時間だよ……頑張ってね」

「はい」


バサリと、服を脱いで私は舞台に上る。

そこで私は踊るのだ。

私は踊り子。

とある酒場の看板娘。

記憶を無くした、哀れな女。

惨めな女は今日も踊るのだ。

見せしめのように、変態なオヤジどもがいる

なんか、有名人も来てるらしいよ。

なんでも、世界魔法連合ってところの儀長ってのが5人……。

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