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魔法世界に来てしまった結果、最強の魔導士になってしまった  作者: ただっち
ミラージュエンド編:第5章-泉の源泉に潜む魔物-
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3rdステージ37:女を舐めたらいけないよ

パラノイア。

伝説とまで言われた、あの怪物をどうやって倒してやろうかな。


「とりあえず、リュウ達を助けないとな……だけど、魅力を使えるやつに対してどうやって近づけば……」

「じゃあ、俺がやるよ……」


と、ジンライが一歩前に出る。


「俺なら、奴と同性だから魅力は聞かないはずだろ?」

「そうね……でも気を付けてね……あいつ、まだ何か隠してる気がする……」

「分かった……じゃあ、行くぞ! 光天神発動!」


その声を合図に、私たちは奴に特攻した。

ヒョウは、まだ完全に回復したわけじゃないので氷の中に身を隠している。


「まずはその気持ち悪い触手を切らせてもらう! 光の魔法:邪撃輝矢(めつあく)・連射ver」


邪を滅する光の矢。

かつて、暗黒賢者ルーンに対して翔琉が使った邪だけを滅する光の矢。

触手に効果がありそうだったが、触手はその矢を弾いた。


「‼ あの触手……意思があるのか!」


と、言ったジンライは触手に弾かれ壁に叩きつけられる。


「くっ! なんて、頑丈なやつなんだ……だったら……光天神解放……リミット1ミニッツ!究極神魔法発動!」


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!と、ジンライは雄叫びをあげる。

すると、あのときの翔琉ほどではないけど辛うじて、あの禁断の力にして絶対の力……究極神魔法を発動した。


「いつの間にこんなことが出来るようになったのよ……」


と、私は感心しつつパラノイアを引き付ける。


「おいおい、俺様の相手に女をよこすだなんて……どこを舐めてほしいんだ?」

「舐める? あなた程度が私を?」

「そんな口を利く奴には褒美をやらぬとな……」


と、私に向かって指をはじく。

だけど、私にはその魔法は効かない。


「私にその魔法は効かないよ、パラノイア……」

「何故だ? 貴様は、女だろ? まさか、オカマ……」

「ちげーわ! 失礼だな……私は正真正銘女だ」

「ならば、何故魅力が効かないんだよ!」

「一般に知られている魅力とは、別に魅力を破る方法が1つだけあるんだよ……まあ、あなたは知らなかったみたいだけど……」

「なんだ! それは!」

「それは……愛よ……本当に誰かを愛しているならばこの魔法にはかからない……否かけられない……女ってのは、男が思ってるよりずっと強い生き物なのよ……舐めないで……」

「くそぉ!! だったら、普通に攻撃するまでだ!」


と、言ってパラノイアは突進してくる。

私はそれをカウンターで蹴り飛ばす。

壁に思いきり叩き付けられたパラノイアは気を失ってしまった。

それを見て私は言う。


「女を舐めんじゃねーよ、犬っころが!」

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