011
Y月0A日
前回の出撃で、また妙にポイントが加算されていた。
その上、何かESP適性が霊能力適性に書き換わっていたので、詳細を学ぶ為に再びWHMの訓練施設へと足を運んだ。
で、偶々前回サイコディスクを教わった教官がいたので、その人物に声を掛けたところ、以外に詳細に事情を聞くことが出来た。
先ず、ポイントの話。
実はこのポイント、敵を倒すよりも、人々を守るという行為に関したほうが取得点数は大きいのだとか。
そもそもヒーローは『悪を挫く』ではなく『弱きを守る』のが仕事なのだとか。少なくとも、このWHMと言う組織では、後者こそをヒーローと定義している。
現行のシステムは何処かゲーム臭いため、『敵を倒す=経験値を手に入れる』を『敵を倒す=ポイントを手に入れる』と誤解しやすく、またアイドル感覚でヒーローを立志する最近の面々は、どうしてもこの錯覚に引っかかってしまうのだとか。
なるほどと頷く。
確かに、俺も工具の人もスパルタンな人も、共に敵を倒すことよりも人命救助に重きを置いていたような気がする。
スパルタンの人は、銃器の運び込めないところに入り込み、あの超絶パワーによる力技で大抵を片付け、工具の人はその妙に拾い汎用性とおかしな工学理論を用いて特殊環境でも活躍する。俺はといえば、主に前線でではあるが、敵を倒しに突撃するヒーロー(笑)を後方から支援し、被害者を拾ってはBCに移送する、と言うのが大抵だ。
――やっぱり、突撃は馬鹿だよなぁ。
で、次。ESPが霊能力に変化していたくだりについて。
コレは教官もよくは知らないらしいのだが、多分バランスの変化によるものではないか、とのこと。
バランスと言うのが何の事か分らなかったのだが、其処は詳しく説明してくれた。
個人を司るといわれる三要素が、・魂>精神>肉体 の三つ。
これらのバランスで、其々に扱うものが少しずつ変化してくるらしい。
魂に起因する霊力、妖力、呪力など。
精神に起因する超能力
肉体に起因する気、魔力など。
其々起因する、とはいえ、霊力を扱うからといって精神や肉体の関わりが皆無かといえばそうでもない。
ただ、それらの力を使うのに最も重要な要素が、上記で記述した要素である、と言うことらしい。
俺の場合は、今まで精神力が突出していたのが、何らかの原因で「魂の器」が拡張されたか、もしくは覚醒したか。何か要因が有るはずだ、とのこと。
とは言われても。あれか? 覚醒した「教祖」の黒い瘴気みたいなのに触発されたかな?
とりあえず、今現在の俺のバランスは、魂>精神>肉体となっているらしい。
ついでにもう少し詳しい話を聞いた。
魂に起因する力。これらは呼び方は違えど、どれも霊力の一形態に過ぎないのだそうだ。
妖力は人外の発する霊力であり、呪力は何等かの一方向性に限定・特化されてしまった霊力なのだとか。
超能力、と言うのがまた凄い。
コレは起因するのが精神力で、能力に制限が無い代わり、行使するだけでも大きな代償が必要と成るらしい。
代表的な能力としては、透視、千里眼、念動力、精神感応、などなど。
因みに直死○魔眼とかは超能力に分類される。これを鑑みるに、超能力は割ととんでもなかったり。
で、最後に肉体に起因する力。
気、と言うのは、龍の玉を集めるあれで大体説明がつく。肉体の発する生命力の余剰エネルギーを運用し、肉体の強化や肉体外への放出などを行う、というもの。
問題は、魔力と言う力。
此方は性格には肉体に起因する力ではなく、例えるならば「星の気」とでも例えるべきものだ。
星が運営される中であふれ出る力。星の生命活動の中で溢れるこの魔力を、人体に一度取り込み、生成することで運用できるのが「魔力」と言うものだ。
では何故これを肉体に起因する力としたのかと言うと、この魔力を取り込むタンク……キャパシタでもいいのだが、コレが肉体に起因するのだ。
ただ、魔力の場合このタンクは余り成長せず、魔力の運用は完全に生まれ持った才能依存となる。とはいえ、大抵の人間は最低限の魔力、ライターの火を起こす程度の魔力は絶対に持っているらしいが。
因みに、上記はあくまで起因する要素であり、運用する要素ではない事を明記しておく。
魔力も気も起因は肉体からだが、制御に関しては肉体よりも精神で行われるし、超能力は制御に肉体の補助が行われるなんて多々ある。念動力を使うときに、手で照準を合わせたり、千里眼の触媒に眼球が使われたり。魂の力も、それ単品では只の悪霊の餌でしかないし。
あと、上記はあくまでも一つの見方としての在り方だそうで、人によってはもっと千差万別な区別を考える人もいるのだとか。
例えば超能力は肉体依存だという考え方もあるし、魔法は精神に関する力だとするものもある。
この理論でも、例えばリリカル系の魔法でリンカーコアを霊的機関と考えた霊的器官を触媒とした魔法と考えるし、例えば直死の魔眼は遠野士貴のは脳と眼球がセットで発動する、つまり肉体依存の超能力と考える事も出来る。
まぁ要するに、この区分けはあくまでも『とりあえず』でしかなく、絶対と言うものではないのだ。
と、そんなことを教えられた本日。
座学が大半ではあったが、それが終わった後に、教官に霊力の扱いについての教授を受けた。
教官並の「収束」は中々難しいが、教官曰く「才能はあるわ」とのこと。地味に嬉しい。本日の成果としては、基本的な霊力の運用を学び、またサイコディスクの発展系として、霊力を短剣に近い菱形に圧縮することで貫通性と連射性能を向上させ、斬撃性能を付加したサイコダガー、さらに形状を円錐形に変更し、それを大型化させる事で近接格闘にも対応できるようになったサイコランス。
そして何よりも重要な、霊能力者としての基本も、何とか習得できた。
霊的直感――所謂「虫の知らせ」「風の便り」と言う奴だ。
ただまぁ、教官風に言うならば――「霊感が囁く」かな。
取得点数:0点
既得点数:870点
使用点数:0点
合計点数:870点
総合得点:1782点
■装備品:
・デバイスver.2.1(カードケース型)・圧縮粒子ライフル(C)・成長型自立支援AI・マルチセンサーシステム。 ・粒子アサルト(C)
■保有技能
new!! 技能:サイコダガー、サイコランスを取得
new!! 称号:霊能力者見習いを取得
new!! クラス「超能力兵士」から「霊能力兵士」へ変更。
※クラス――クラスは「兵士」「戦士」「騎士」などで表され、戦い方により表示が変化する。また霊能力、超能力、気/魔力などの特殊能力系は、頭に其々の文字がつく。また、特定のギルド・クランに所属sする、あるいは特殊な称号を取得する事で、特殊なクラスに変更する場合が存在する。
因みに、某教官のステータス
■クラス
特殊クラス ゴーストsういーpえrty
■スーツシステム
霊威外装――見た目はジージャンにジーパン、赤いバンダナ。但しその実質は霊力の増幅装置。実弾兵器に対する防御力は霊力に依存。
■武装
神造兵装――一種のオーパーツ。運用者の霊力が大きければ大きいほどに威力を増す。
竜眼のバンダナ――竜神の加護を得た額巻き。スキル「心眼(偽)」を発動。
■保有技能
霊能力(EX)――人間としては最高位の霊格。
┗サイkいkksdfghjkl;――自分を…信じる…!? きれいごとぬかしてんじゃねーーー!! この世に自分ほど信じられんものがほかにあるかあああっ!
┗rえik王nおk手――うぇrちゅいおp@
┗文sdfghj――wsfghjkl;:
┗双mんj――上記の発ttえnkえい。2mおjいん\\さdfghjkl;:
煩悩(EX)――人間の原始的欲求による霊力ブースト。欲望に比例し霊力が跳ね上がる。
蛍の加護(EX)――rうsイオラsdfghjkl;:」
ギャグキャラ(EX)――ギャグに傾倒する限り、どんな大怪我でも死が拒絶する。但しシリアスになると「煩悩」スキルを圧迫する為戦力が低下する。特性であり呪い。
■称号
サバイバー――特殊環境での生存能力に長けた者に与えられる称号。
セイヴァー――saberではなくsaver。救済者。多くの人命救助に貢献した証。
英雄――世界の救済者に送られる称号。
魔神殺し――キリング系称号最高位の証。英雄に送られる称号の一種。
哀戦士――悲しみを知る戦士。挫折を知るが故に持つ挫けぬ心。
セクハラ魔神――ヒーローとしてこの称号はどうだろうか?
色魔――だからヒーローとして(ry ちち!しり!ふとももーッ!!
反英雄――かんにんやーー!! しかたなかったんやーーーーー!!
ハハッ、じょーく、いっつぁじょーく
やばかったら消します。