大事な会議とやら。
今回はルネアが怖がってますww
それではどうぞ^^
(「今回のオチ」は無です)
~ルネア~
は?
ちょ、ちょい待てセイヤ。なんで逃げんだよ。
気が付いたら俺は声を張り上げていた。
「あ!こら、待ちやがれ!!」
叫んでる時もセイヤはどんどん離れていく。
てかよぉ……。
「お前、何も言わずに出ていくなよな!っていうかな、俺が寝てたらたたき起こせよ!おかげで大事な会議に行けなかっただろうが!」
「んなこと知るか!」
俺も走りながら話していたがセイヤはぐんぐん加速していく。
どんだけ速いんだ……?
―――――とうとう見えなくなった。
なんでそんなに俺のことを嫌う(?)のか?
逆に好かれてもいいくらいなんだぞ
ちっ。俺もこれからは本気で行くか…!!
と、決意を決めていたとき。
「ルネア中尉っっ!」
声がして俺は後ろを向いた。そして、同時に手首をつかまれた。
ミノアだった。
ふわふわの水色の髪に天使の制服を着こんだ可愛らしい女の子。ミノア。
泣きそうな目でこっちを見ていた。
ぐずぐずと鼻を鳴らしている女の子。なんか素振りが可愛いっっっいってぇ!
ミノアは俺の手首を折る勢いで圧力をかけてきた!!
「っ!なんだよ!」
「アホ!ドジ!間抜け!おたんこなすかぼちゃ!」
―――――え。
上司にそんな事言っていいのかよ。
「アホ!ドジ!間抜け!おたんこなすかぼちゃ!」
―――――リピートしてどうする。
そんなことを思ってるうちにちゃんと、真面なことを言ってくれた。
「またすっぽかして!私にどれだけ恥をかかせればいいんですか!本当に大尉さん怖かったんですよぉ。
質問と書いてごうもんと読みますよぉ……」
は?なんだそれは。
いやまぁ、あの大尉は怖い。
だがなぁ……。そこまで言うかぁ?大体、ミノア、お前人間の年齢で言うと今年でもう二十歳だぞ?
「ほんっとーーーーーーーに怖いんですっっっっ!!」
「おわっ!」
お前、読心術でも使えんのかよ。
近くでガンガン怒鳴られちゃったから耳が痛ぇ。
「分かった分かった。俺は今、ひじょーに大変な時だったんだけどなぁ……。まぁいいや。そう遠くまで行ってないし。(気配で分かるからな、うん。)久しぶりに出勤してやるよ」
「やったぁ!」
こうして見るとミノアはまだまだ子供だよな。小っちゃいことで喜んでるし。
んで、俺が浮かれ気味のミノアを連れて校舎から出ようとしたとき。
「な、なぁ、これってどうしろと言うわけ?」
男子生徒の声だ。あん?まだなんかあんのかよ。
俺がさっと振り返ると、男子生徒は粉砕されたドアを指さしていた。
―――――――――――――あ。
ドア壊しちゃったんだっけ。
ミノアと顔を合わせる。
そして……。こくりと頷いた。よし、全員意見一致だ。(2人だがな)
ダーーーーーッシュ!!
俺達は全速力で逃げる事にしたのだった。
そして、数分後……。
俺は一旦家に帰り、ちゃんと天使の制服を着て先に行ったミノアと合流すべく、またまた全速力で走っているのだった。
何故、俺等は翼のある種族なのに地面を歩くのか?
はっ、俺もそんなことしたくないんだがな。だって、天使が普通に歩いてるなんてお笑いだろ?
これは総帥からの命令なんだよなぁ。
「地面を歩かないと天使だと分かってしまうから」
だそうだ。ハッキリ言ってやだ。めんどい。
そうこうしてるうちに、ミノアとの待ち合わせの場所に来ていた。
「お~い!中尉~!私が先に行って大尉さんに『これから行きます』って伝えておきましたからぁ!」
おぉーエライ。かなりエライぞ。
ここまで来ればあともうちょいだ。俺達は走るスピードを上げた。
これからまた数分後……。
「クソ馬鹿野郎っっっ!!!!!!!!!!」
怖いよぉ……。
さっきのほのぼのムードとは打って変わり、大尉にめちゃくちゃ怒られてしまった。
ドカンッとテーブルをぶっ叩き、鬼の形相で睨んでいる大尉は悪魔より怖いかもしれない。(て言うか怖い)
「す、すみませんっっ!」
俺が何とか謝ったが、ぐちぐちぐちぐちとあの大尉は小言を言っている。
「ったく、私たちがし・ん・け・んに会議をしているというのに!お前等は何をやっていたんだ!」
「あ、ですから―――」
「分かっている!お前、ルネア・レビレスは助けた奴を探していたのだろう?まぁいい心がけだ。
だがな!そんなのはほっといて来るべきだ!大事な会議と言っただろう!」
「すみませんっ、すみませんっ!」
……やばい。何の会議か忘れてた。マジで困る。ああぁ俺の馬鹿ぁ!
「……もういい。よし、皆の者会議を始めるぞ」
あ、良かった。難なく会議は始まりそうだ。
「それでは――――――セイヤ・クラウディについて」
―――――――――――――――――え?
どーだったでしょうか。
あ、「今回の~」は手抜きじゃないですよ!!
なんか場面が固いので雰囲気壊しちゃうかなぁと。