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パラダスト  作者: りぃーと劉華
第一章
5/12

大事な会議とやら。

今回はルネアが怖がってますww

それではどうぞ^^

(「今回のオチ」は無です)

~ルネア~


 は?

ちょ、ちょい待てセイヤ。なんで逃げんだよ。

気が付いたら俺は声を張り上げていた。


「あ!こら、待ちやがれ!!」


叫んでる時もセイヤはどんどん離れていく。

てかよぉ……。


「お前、何も言わずに出ていくなよな!っていうかな、俺が寝てたらたたき起こせよ!おかげで大事な会議に行けなかっただろうが!」


「んなこと知るか!」


俺も走りながら話していたがセイヤはぐんぐん加速していく。

どんだけ速いんだ……?

―――――とうとう見えなくなった。


なんでそんなに俺のことを嫌う(?)のか?

逆に好かれてもいいくらいなんだぞ

ちっ。俺もこれからは本気で行くか…!!


と、決意を決めていたとき。


「ルネア中尉っっ!」


声がして俺は後ろを向いた。そして、同時に手首をつかまれた。


ミノアだった。

ふわふわの水色の髪に天使の制服を着こんだ可愛らしい女の子。ミノア。

泣きそうな目でこっちを見ていた。

ぐずぐずと鼻を鳴らしている女の子。なんか素振りが可愛いっっっいってぇ!

ミノアは俺の手首を折る勢いで圧力をかけてきた!!


「っ!なんだよ!」


「アホ!ドジ!間抜け!おたんこなすかぼちゃ!」


―――――え。

上司にそんな事言っていいのかよ。


「アホ!ドジ!間抜け!おたんこなすかぼちゃ!」


―――――リピートしてどうする。

そんなことを思ってるうちにちゃんと、真面なことを言ってくれた。


「またすっぽかして!私にどれだけ恥をかかせればいいんですか!本当に大尉さん怖かったんですよぉ。

質問と書いてごうもんと読みますよぉ……」


は?なんだそれは。

いやまぁ、あの大尉は怖い。

だがなぁ……。そこまで言うかぁ?大体、ミノア、お前人間の年齢で言うと今年でもう二十歳だぞ?


「ほんっとーーーーーーーに怖いんですっっっっ!!」


「おわっ!」


お前、読心術でも使えんのかよ。

近くでガンガン怒鳴られちゃったから耳が痛ぇ。


「分かった分かった。俺は今、ひじょーに大変な時だったんだけどなぁ……。まぁいいや。そう遠くまで行ってないし。(気配で分かるからな、うん。)久しぶりに出勤してやるよ」


「やったぁ!」


こうして見るとミノアはまだまだ子供だよな。小っちゃいことで喜んでるし。


 んで、俺が浮かれ気味のミノアを連れて校舎から出ようとしたとき。


「な、なぁ、これってどうしろと言うわけ?」


男子生徒の声だ。あん?まだなんかあんのかよ。

俺がさっと振り返ると、男子生徒は粉砕されたドアを指さしていた。


―――――――――――――あ。

ドア壊しちゃったんだっけ。


ミノアと顔を合わせる。

そして……。こくりと頷いた。よし、全員意見一致だ。(2人だがな)


ダーーーーーッシュ!!


俺達は全速力で逃げる事にしたのだった。


そして、数分後……。

俺は一旦家に帰り、ちゃんと天使の制服を着て先に行ったミノアと合流すべく、またまた全速力で走っているのだった。

何故、俺等は翼のある種族なのに地面を歩くのか?

はっ、俺もそんなことしたくないんだがな。だって、天使が普通に歩いてるなんてお笑いだろ?

これは総帥からの命令なんだよなぁ。

「地面を歩かないと天使だと分かってしまうから」

だそうだ。ハッキリ言ってやだ。めんどい。


そうこうしてるうちに、ミノアとの待ち合わせの場所に来ていた。


「お~い!中尉~!私が先に行って大尉さんに『これから行きます』って伝えておきましたからぁ!」


おぉーエライ。かなりエライぞ。

ここまで来ればあともうちょいだ。俺達は走るスピードを上げた。


これからまた数分後……。


「クソ馬鹿野郎っっっ!!!!!!!!!!」


怖いよぉ……。

さっきのほのぼのムードとは打って変わり、大尉にめちゃくちゃ怒られてしまった。

ドカンッとテーブルをぶっ叩き、鬼の形相で睨んでいる大尉は悪魔より怖いかもしれない。(て言うか怖い)


「す、すみませんっっ!」


俺が何とか謝ったが、ぐちぐちぐちぐちとあの大尉は小言を言っている。


「ったく、私たちがし・ん・け・んに会議をしているというのに!お前等は何をやっていたんだ!」


「あ、ですから―――」


「分かっている!お前、ルネア・レビレスは助けた奴を探していたのだろう?まぁいい心がけだ。

だがな!そんなのはほっといて来るべきだ!大事な会議と言っただろう!」


「すみませんっ、すみませんっ!」


……やばい。何の会議か忘れてた。マジで困る。ああぁ俺の馬鹿ぁ!


「……もういい。よし、皆の者会議を始めるぞ」


あ、良かった。難なく会議は始まりそうだ。


「それでは――――――セイヤ・クラウディについて」





―――――――――――――――――え?

どーだったでしょうか。

あ、「今回の~」は手抜きじゃないですよ!!

なんか場面が固いので雰囲気壊しちゃうかなぁと。

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