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美香の地球愛は留まる事を知らない。

これからどうなるのだろう、美香は、不安でどうしようもない。

それは、突然である。

いきなり謎のエイリアンの襲撃が始まったのである。

地球最大の危機が突然起きてしまったのだ。

そして、世界中に緊急事態の号令が走り抜ける。

すぐ、世界中の軍事基地から軍艦、そして、ジェット機が発進する。

そして、世界中の、数十万発のミサイルが、

謎のエイリアンの基地をめがけて一斉に発射される。

もう、一気に緊迫状態になってしまったのである。

しかし、なぜか、数十万発のミサイルが全部、途中で一斉に墜落していくのだ。

何が起きたのか分からない。

それだけでない、アメリカ軍もロシア軍にも大きなダメージとなる、

もう、全てがやられる一方だ、どうしようもない、全く手の打ちようがない。

そして、世界中の最先端を持ったジェット機が次々と墜落して行く。

もう、駄目だ、最悪の状態だ、そして、何の実現的な攻撃材料も全くない。

街に緊急事態のサイレンが鳴り響く、多くの人達が逃げ惑う。

世界最先端の技術を持っていたとしても、全く歯が立たない。

この謎のエイリアンは、どれ程の科学が発展しているのであろう。

それだけでない、街中に、人間の頭だけが転がっているのだ。

誰もが、恐怖心でいっぱいだ、もう、多くの市民は錯乱状態である。

この先、誰もがこの先、生き延びて行ける自信がない。

地球人の間で不安が広がる、多くの人が、怖くて怖くて仕方がない。

「これからどうなるのだろう」 恐怖心がどんどん広がっていく。

もう、全員が完全にパニック状態である。

しかし、これからが本番だ、

ほとんどの市民への、全く望みのない、死への道しるべが待っているのだ。

それは、やがて、社会全体の完全な絶望感へと変わって行くのである。


美香も、多くの人達と逃げ惑っていた、愛する夫と離れ離れになってしまったのだ。

夫のいる方向に向かって行く、すると、誰かが、「そっちは危ない、行かない方がいい」

仕方がない、美香は反対方向へと行く事にした。

すると誰かが、「大勢だと危ない、分れた方がいい」美香は5人組で行動する事にした。

しかし、美香がトイレから戻ってくると、そこには誰もいなかった。

あれほどいた人達は何処へ行ってしまったのだろう。

美香は不安が募る、美香はデパートの中へと入って行く。

やはり、ここでも人間の頭だけが転がっているのだ、

そして何故か氷が散らばっているのだ、不思議だ、

何故だろう、美香の足は、その血で真っ赤だ。

美香は、この先、どうやって生き延びて行けるかを考えていた。

その手がかりがないかと考えていた。

すると、その手がかりがあったのだ、それは望遠鏡だ、

美香はデパート5階で望遠鏡を手に入れる。

その望遠鏡で美香は確認する事にした、

毎日、毎日、その望遠鏡で監視していた、

するとある重要な事が分かった。

それは、光だ、その光は赤色、黄色、青色の三色の光だ、その特徴が分かる。

青色は全ての機能を停止する事ができる、

銃を持っていたとしても撃つ事は出来ない。

そして車も止まってしまう、勿論、飛行機も止まってしまう。

アメリカ軍、ロシア軍のジェット機がが次々墜落してのも、その為だ。

そして黄色の光だ、人間の筋肉を膠着すると考えられる。

多くの人が全く動けなくなり、その首が切り落されるのが見えた。

とにかく恐ろしい、美香の震えは止まらない。

しかし、本当に恐ろしいのは赤色の光だ。

精密の高い赤外線と見られる、どこにいても分かってしまう。

ビルの地下に隠れていても無駄なのだ、間違いなくに映し出される。

そして、山に逃げたとしてもも無駄なのだ、

赤色の光を当てられてしまえばおしまいだ。

そして完全な、死が待っている。

勿論、青色の光なら、全く問題はない、問題なのは赤色の光だ、

美香は考える、赤色の光さえ当てられなければ大丈夫だ。

美香は、毎日ビルの屋上から望遠鏡で観察しながら、逃げ回る。

最初は、赤色の光の動くパターンがわからない、

美香は寸前のところで身をかわす事ができた。

しかし、美香は、そのコツを覚えるようになってくる。

やがて、美香は完全に、赤色の光の動くパターンを確認できる様になる。

もう安心だ、美香は余裕を持って毎日その確認作業を行う。

美香は、毎日コンビニで食糧を調達しながら、安全を確保する。

コンビニは全国にはたくさんある、そして、

美香以外に、周りには、今のところ生存者は見当たらない、

美香はコンビニ独り占めである。

更に、賞味期限が長い物も多い、当分は生きていけるだろうとの計算だ。

そして、コンビニで食糧を調達しながら逃げ回る。

そして、美香は毎日、毎日、ビルの屋上から監視する。

しかし、ここで問題が起こる、

突然、全てのコンビニに、何も無くなってしまったのだ。

何が起こってしまったのか分からない、美香の食糧調達が無くなる。

美香は、不安が募る、このままでは餓死してしまう。

食糧調達のメドが全くたたない、どうしよう、

それだけではない、美香のショックは更に大きくなる。

真っ暗だった街に突然、灯りが点いた、

謎のエイリアンの家族が引っ越して来たのだ。

親子連れの多くの、エイリアンを確認する事できる、

ほぼ全てが、エイリアンに支配されているのだ。

美香の居場所が、次々と狭められて行く。

もう駄目だ、逃げる場所がない、

美香は、何処へ逃げればいいのかわからない。

美香の頭の中は、もう錯乱状態なのだ、

それはもう、全く、望みのない、完全な絶望状態である。

しかし、それだけでない、

又、更に、美香のショックは大きくなる。

それは、謎のエイリアンは人間の肉を食べていたのだ。

謎のエイリアンは、人喰い人種だったのである。

美香の心は、もう錯乱状態だ、あまりにものショックでどうにもならない。

美香は、完全な絶望状態である、地獄の様相だ。

美香は、戦時中の、ある昔の日本兵の実例を思いだした。

それは、海外での戦乱状態だ、しかし、日本兵は食べ物がなくなり。

次々と餓死状態で死んでいくのだ、その日本兵も、もうすでに死の一歩手前だ。

あまりもの空腹に耐えられなかったのだ。

そこで、もうすでに亡くなっている同志を食べてしまったのである。

その日本兵が亡くなる直前に打ち明けてくれたのだ。

本当に申し訳ないと泣いていた、しかし、そのおかげで自分は生き残る事ができた。

感謝でいっぱいだ、そしてその味にも言及した、凄く美味しかったと言うのである。

このエイリアンも昔、その美味しい味の虜になってしまったに違いない。


しかし、このままでは、人類は絶滅してしまう可能性が高い。

何とかしなくてはならない。

美香は、望遠鏡で毎日観察すると、そこには、鶏、豚、牛などの家畜が見える。

家畜は食べられる事によって繫栄する事が出来る。

人間も食べてもらう事によって生き延びる事が出来ないかと美香は考える。

このままでは、人類は絶滅してしまうのだ。

しかし、言葉が分からない、人喰い人種の言葉など、想像もできない。

これから季節は、冬へと向かう、コンビニには、もう何もない。

美香には、すでに餓死して死んでしまう選択肢しか残されていないのだ。

もう、美香の心は、絶望感でどうしようもない。

人類の危機を救いたい、そして、自分も、生き延びられる方法はないかと考える。


美香が望遠鏡で見ていると、人喰い人種の隊長らしき人を見つけた。

美香は迷わず、その隊長に向かって行き、大声で日本語で叫んだ。

「私は地球の代表者よ、あなたの国の代表者と話がしたいわ」

すると、男は、「誰だ、おまえは」

何と日本語で返って来たのだ。

「私は地球人の美香よ」 すると男は、「俺は、ヤンバル人のジョンだ」

二人は握手をする。

ヤンバル人は、各地で侵略を繰り返している、

だから、どうしても、その国の言葉が必要となる、勿論、ジョンも覚えるのも早いのだ。

美香は、人間がヤンバル人に食べてもらう事によって、人間の保存が出来ないかである。

そして美香は、その教育にも言及する。

するとジョンは、その教育が見たいと言うのである。

美香の教育は、完全洗脳教育である、そして多くの催眠術師を雇い洗脳教育をする。

「あなたは、この世に、神様に食べられる為に生まれて来たの、それがあなたの人生」

それが、あなたにとって一番幸せな人生なの、美香は徹底的に洗脳する。

死の恐怖心を取り除いていくのだ。

しかし、決して洗脳されない人もいる、美香は容赦しない。

洗脳されない人は、確実に肉になり、命が終わる。

そして、遂に美香は、世界中で誰も死の恐怖心の疑いを持つ人が一人もいない。

間違いなく、全員が洗脳された、完全世界に成功する。

勿論、親が洗脳されれば、自然と子供たちも、一生洗脳された人生を送る事になる。

ジョンが気にしていたのも、その点だ、昔、ヤンバル人も人間の飼育をした事がある。

しかし、失敗していた、その原因は、死の恐怖心を取り除く事できなかったからだ。

自分の死が近づくと、その恐怖心で錯乱状態になり、暴れ回ってしまうのである。

人間は頭がいい、とんでもない逆襲に会い、大きな痛手にあってしまったのだ。

しかし、美香の考案は最高だ、これなら安心して美香に任せる事が出来る。

ジョンは、度々美香を訪れ、笑顔で美香を激励する。


そして、美香が希望していた、ヤンバル人の地球での定着が実現する。

こうして、美香の一生は保障される、

しかし、結婚相手はヤンバル人だ。

しかし、全員が肉好きとは限らない、美香はジョンの紹介で、

肉嫌いのケントと一緒になる。

ケントはやさしい、前夫よりもやさしい、美香は幸せだ。

しかし、美香には疑問が残る、共食いは遺伝的にも問題がある。

何か大きな病気があるのではないかと美香は考えた。

そして、夫のケントに調べてもらった、やはりあったのだ。

それは狂う病だ、一週間、苦しみ暴れ続け、

やがて、口から血を吐き死んで行くのだ。

その原因不明の病気が、ヤンバル人には恐れられているのである。

美香は、さっそく日本人の奈美恵を派遣する事を決めた。

派遣先は、ヤンバル人で有名な医学博士のアーサー博士である。

夫のケントにヤンバル語を教えてもらい、ヤンバル人として送り出すのだ。

奈美恵は、まだ14歳だ、しかし、美香は、必ず成功すると信じていた。

そして、ヤンバル人は少数ではあるが、鶏、豚、牛なども食べていた。

美香は、夫のケントに相談して、それらの家畜を絶滅させる事を決めた、

出来るだけ人間の肉を多く食べさせ、狂う病にかからせて、

その原因を明らかにするのだ。


沙也加は、先生と相談していた、

「先生、沙也加のような頭の悪い生徒でも、神様に美味しく食べて頂けるのでしょうか」

「大丈夫よ、神様は素直な生徒が好きなの、沙也加ちゃんはとっても素直だから、

神様に美味しく食べて頂けるわ、沙也加ちゃんは今14歳ね、あと2年で幸せの黄色ボタンを

押す事が出来るの、そうすると天国へ行って楽しい人生を楽しむ事ができるの、楽しみね」

「はい楽しみです、早く幸せの黄色いボタンを押したいです、先生ありがとうございました」

そして、沙也加にとって最高の念願の幸せの黄色いボタンを押す日がやった来た。

そこは、まっすぐ進んで行くと、美しいお花畑で囲まれていて、天国へ行くのには最高だ。

そして、何故か、そこは個室になっていて、声だけが聞こえる。

「うれしいです」 「楽しいです」 「幸せです」と声だけが聞こえる。

そして、沙也加の番が回って来た。

沙也加は、「幸せです」と言って幸せの黄色いボタンを押す。

しかし、それは、幸せの黄色いボタンではない。

高圧電流が入った電気椅子のボタンだ、沙也加の身体は大きく揺れぐったりとなる。

そして、ベルトコンベアーに乗せられ、次には切れ味抜群の回転カッターがある。

沙也加の頭は、血を吹きながら飛んで行く。

ここは、天国へ行く場所ではない、大型の精肉製造所である。

そして、50人乗りの大型バスで次々に訪れ、パック肉へとなって行く。


子供たちの寿命は16歳の誕生日までである。

そして、先生もいる、平均45人位を見る、やがて、35歳で肉になり、寿命が終わる。

そして、母親もいる、人工授精で妊娠して、15歳から生み始め、平均15人位産み、

同じ様に35歳で肉になり命が終わる。

ヤンバル人よりも、人間たちの方が、人口が圧倒的に多い、

だから、ヤンバル人の穀物や野菜も、人間たちが調達する。

子供たちは、小学一年生から、農作業を始める、

勿論、15歳までの生徒たちと先生や母親も参加する、

そして、午後から、子供たちは、学校の授業だ。


美香の作戦は順調である、そして、予想の2倍もの実績を達成したのだ。

勿論、人間の肉を食べれば食べる程、狂う病のリスクが高まる。

そして、狂う病が増えれば、その病気の解明にもつながる。

美香は、やがて、狂う病が解明され、人間たちが自由の身になる事を信じていた。

人間たちが何の制限もなく、自由に暮らせるのだ。

人間たちが、長生きして、素晴らしい人生が待っているのだ。

そして、人間たち全員が解放され、全く自由の身となり、

人間たちが、毎日幸せを感じながら生活する事ができるのだ。

美香の心は、大きな夢と希望で溢れていた。


そして、最近、不思議な現象が起きている、それは、暴れ焼きだ。

今まで通りだと人間たちは、ボタンを押すだけで死ぬ事ができる。

苦しむ必要はない。

しかし、暴れ焼きは、生きていながら焼かれるのだ、

勿論、我慢できない程熱いし、考えられない程の、辛い、苦しい思いもする。

勿論、残虐性の強いヤンバル人が好きなのは分かる、しかし、

焼かれる方の人間たちに評判がよいのだ、楽しみで、楽しみで仕方ないのは、

むしろ人間たちの方なのだ、本当に不思議な話だ、何故だろう。

その秘密を探って見た。


満里奈は、今晩行われるパーティー会場を訪れる、

チャイムが鳴る。

現れたのは、メリーだ。

「あら、いらっしゃい、待っていたのよ」

そう言って、満里奈がメリーと抱き合う。

そして、夫のヤンバとも抱き合う。

更に娘のアンリと息子のミドルとも抱き合う。

メリーは自己紹介をする

「こちらが、神様のの夫、私は神様の母、それから、この子が神様の子供達」

そして、今度は、満里奈が自己紹介をする。

「私は、満里奈と申します、よろしくお願いいたします」

すると、13歳になった娘のアンリが、

「ママ、このワンピース素敵」

それは、満里奈の花柄で水色ワンピースなのだ。

すると、メリーが

「このワンピース、素敵よ、あなた、ファッションセンス抜群にいいわ」

今度は、満里奈が

「ありがとうございます、ありがとうございます、感謝でいっぱいです、

今晩の暴れ焼きパーティーが、楽しみで、楽しみで、

夕べは、寝られられませんでした」

すると、メリーが

「そうでしょう、私たちも楽しみよ、一緒に楽しみましょうね」

「はい」

満里奈もメリーも笑顔でいっぱいだ

すると、チャイムが鳴る

隣の仲良し、4人親子である

今度は、満里奈が一人で出迎える

そして、笑顔で4人とも抱き合う

又、チャイムが鳴る、反対隣の仲良し夫婦だ

満里奈は、二人共、しっかりと抱き合う

今晩は、10人の神様との、楽しい、楽しい暴れ焼きパーティーだ、

満里奈は、笑顔でいっぱいである。

今度は、メリーがお酒を持ってきた

男はビールだ、そして、女たちは日本酒だ

ここでは、日本と同じ形態をとっている

そして、言葉も日本語だ

満里奈は、お酒を注いで回る

みんな楽しい話で盛り上がっている

そして、満里奈も、積極的に話の輪の中に入る

満里奈はユーモアたっぷりの冗談が好きだ

みんな笑いに包まれる

満里奈は人気者である

そして、満里奈の接待も高評価である

ヤンバル人たちは、すでに、もう満里奈を好きで好きでたまらないのだ。

今度はカラオケが始まった、みんな日本語が上手だ、日本語で歌っている、

満里奈も一緒になって、手をたたきながら楽しむ

10人一回りすると、今度は満里奈に順番が回って来た

満里奈は日本人だ、誰もが日本語で歌うと思っていた

しかし、満里奈は、神様はカラオケが好きだと聞いていた

そこで、一生懸命にヤンバル語で練習してきたのだ

それは、男と女の悲しい別れ場面である

その抜群の歌唱力と心のこもった歌声ですすり泣きが聞こえる、

もう、メリーは、涙、涙でいっぱいだ

「あなた、凄いわ、メチャメチャ感動的よ、ありがとう」

もう、満里奈の人気は抜群だ、

みんな、満里奈に感謝、感謝でいっぱいなのである。


すると、満里奈に、ここで素晴らしいサプライズが待っていたのだ、

今日は満里奈の16歳の誕生日なのである

そこで、誕生祝いのケーキが持ち込まれる

「誕生日おめでとう」

そして、みんなで、ハッピーバースデーの歌が突然に歌われる、

「ハッピーバースデーツーユー」

もう、メチャメチャ感動的である、そして、満里奈は16本のローソクの火を消す、

満里奈は、みんなの、大きな拍手に包まれる、

満里奈は笑顔でいっぱいだ、しかし、その後、しだいに涙に変わって行く、

あまりにも、ヤンバル人の愛が強いからなのである


ヤンバル人は、愛と思いやりに優れた素晴らしい民族なのだ

前の、自分事だけしか考えない、戦争好きの地球人とは全く違う

だから、ヤンバル人同志は昔から争いなど全くした事がない


満里奈が、美味しいケーキ食べて、涙がおさまったところでメリーは、

「満里奈さん、そろそろ暴れ焼きの時間ですよ、シャワーを浴びてらっしゃい」

満里奈は素直にシャワーを浴びる

メリーは、暴れ焼きの準備をする

その他のお客さんは、ナイフとフォークを用意して、焼肉の出来上がるのを待つ。

そして、満里奈がシャワー室から、出て来た、勿論、全裸である、

満里奈が挨拶をする

「神様の皆様方が、待ちに待っていた、暴れ焼きの時間がやってまいりました、

皆様方には、思う存分に楽しんでいただきたいと思います、喜んでいただければ、

大変うれしく思います、よろしくお願いいたします」

すると、大きな拍手で包まれる

メリーは、満里奈を発熱機の上に乗せる

最初に、下半身から焼くのだ

そして、まず、おヘソのあたりを、強力な麻酔注射を打つ、

上半身への熱を、くい止めるためだ

それから、おヘソのあたりに耐熱防火用の仕切りを貼る

勿論、上半身への熱を、遮断するためである

ヤンバル人は心やさしい民族だ、だから、最初は、死に至らない方法をとる。

下半身から焼けば大丈夫である、そして、会話をしながら楽しむのだ。

そして、満里奈は、ハンドルで固定され、メリーが自由に回転する事ができる。

そして、火が点けられる、満里奈は、熱い、熱いと言って、その足は、

上へ下へと暴れ回る、すると、ヤンバル人は、大喜びだ、

「もっと泣け、もっと苦しめ、もっと叫べ、ああいいぞ、いい気分だ」

暴れ回っている満里奈だが、まだ、弱火である、

すると、メリーが、

「まだまだ、弱火よ、もっと強くしましょうね」

そう、言って、メリーは、火力を最大限にする

満里奈は、顔を真っ赤にして、涙は溢れ続けて、暴れ回る、

「熱い、熱い、ギャーギャー」

考えられない程の大声が部屋中に鳴り響く

しかし、本当に残虐性のあるのは、女の方だ

「いいわ、いいわ、素敵だわ、あなたの泣いて、苦しんでいる姿、最高よ、

もっと泣くのよ、もっと苦しむの、もっと熱さを感じるの、もっと暴れるの、

最高に気持ちいいわ、あなたの暴れ方、最高よ、もうたまらないわ」

しかし、本当に熱いのは15分位だ、30分もすると熱さは、ほとんどなくなる、

熱さを感じる神経が、焼き尽くされるからだ。

そして、あれ程暴れ回っていた足も、動かなくなる、やはり、

筋肉も焼き尽くされてしまうからだ。

満里奈の下半身は、もう完全に、壊死している。

しかし、満里奈は、こうなる事がすでにわかっていた、

学校で勉強していたからである。


満里奈は、この世に何の為に生まれて来たかを、良く分かっていた。

それは、神様にお喜びなっていただき、美味しく食べていただく為である。

満里奈は、熱さに耐えながら、神様たちの表情を確認していた。

大変、お喜びになっていただいているからなのだ、それは、

熱くて苦しいと言う感情よりも、うれしいと言う思いの方が勝っていたのだ。

「こんなにも、お喜びいただいている、うれしい、うれしい、最高にうれしい」

満里奈にしてみれば、時間が短かったようにも感じていた、

もっと、もっと、神様を喜ばせてあげたかったのに、残念。


そして、メリーが満里奈に近づき、「満里奈さん、どう、まだ熱い」

「大丈夫です、熱くありません」 するとメリーが

「あなた、良かったわよ、もう、最高に興奮したわ、喜ばせてありがとう」

今度は満里奈が

「ありがとうございます、こんなにも、お喜びいただいて、

かえって私の方が感謝、感謝でいっぱいです、本当にありがとうございました」

するとヤンバル人たちが満里奈に近づき、

「満里奈さんの暴れ方、最高だったよ、興奮したよ、楽しませてくれてありがとう」

「満里奈さんの泣き声、最高だよ、もう、メチャメチャ興奮したよ、

満里奈さん、喜ばせてくれてありがとう」

満里奈も

「ありがとうございます、ありがとうございます、本当にうれしいです、

皆様方を最高に愛しています、もう、感謝、感謝でいっぱいです」

こうして、ヤンバル人と満里奈の大きな絆が生まれる。


ヤンバル人は、心やさしい民族だ、しかし、残虐性が強くなった原因がある。

それは、肉食の導入だ、

ライオンにサツマイモを与えれば、性格がおとなしくなると言う研究結果もある、

肉食は性格を狂暴化すると言うのは本当なのである。

そして、以前、地球上で、クマの被害が急増していた事がある、

基本的にクマは草食動物である。

しかし、当時、クマが人間を食べた形跡がある、研究家によると、

クマが人間の味を一度覚えると、かなり狂暴化する事もわかった。

肉食になればなるほど狂暴化して行くのである。

しかし、クマと仲良く共存している場所もある、

それは、北海道の知床である。

ここでは、人間とクマが見える範囲で昔から共存している。

ここは、観光地でもある、クマに近づかないようにとの注意書きの看板もある。

しかし、外国人旅行者を中心にわざとクマに近づく。

勿論、クマとのツーショット写真を撮るためだ。

最大2メートルも超える巨大ヒグマである、

しかし、今まで、危害が加えられた事は一度もない。

勿論、元々人間に慣れていると言う側面もある、

しかし、エゾシカなどの動物を食べてしまえば、狂暴化する可能性もある。

今のところ、それはない、

やはり、完全草食化したクマは安全なのである。


その、遠い昔、ヤンバル人はやはり、一部で暴れ焼きが流行っていた事がある、

ヤンバル人は、各地で侵略を繰り返し、大人たちは、その場で首が切断される、

しかし、一部の子供たちは、生かされ、鉄板の上で、火あぶりにされるのだ、

そして、泣き暴れ回る小さな子供たちの姿を楽しむのである。

やがて、小さな子供たちは、力尽き、やがて死んでしまう。

しかし、当時、人権保護団体から、反対があった。

あまりにも、残酷だと言うのだ。

子供たちも、その場で、首を切断した方が、良いと言うのである。

しかし、ヤンバル人は、やさしさの塊だ、

生かされた子供たちが、そのヤンバル人と、仲良く遊んでいるのだ、

もう、子供たちも、喜びでいっぱいなのだ、

その姿に、人権保護団体の人も、何も言う事はできない、無言の了解になる。

愛が強い人程、ここでは、残虐性が強い、やはり、女が多い。

捕らえられた、小さな子供たちに、たっぷりと愛情を注ぎ、一緒に楽しく遊ぶ。

やがて、最後には、鉄板の上で、暴れ焼きを思う存分、楽しむのである。

元々、ヤンバル人には、やさしい性格にもかかわらず、そういう残虐性もあるのだ。

しかし、それを行っていたのは、ほんの一部の富裕層の人達である。


ヤンバル人には、嫌いな人を、焼いて喜ぶ習性はない。

ここに来た時から、ヤンバル人たちは、満里奈を好きで好きでたまらない。

だから、焼いて苦しむ姿を見たいのだ。

それは、どんなに満里奈と仲良くなったとしても、それが消える事はない。

満里奈は、あくまでも、ごく普通の食べ物である。

ヤンバル人と人間は、良く似ている事は知っている、

それは、7000年前から続く当たり前の習慣でもある。

不思議に思う人は誰もいない。


以前、日本の捕鯨に対して、大バッシングが起きた事がある。

クジラは、人間と同じ哺乳類である、それを食べてしまうのは残酷である、

と言うのである、そして、反捕鯨団体は、船と船を衝突させてまでも、

完全に阻止しようとしていたのである。

勿論、人間と同じ哺乳類だ、同じ哺乳類の命の大切さが分かるのだ。

反捕鯨団体の人たちは、人間と同じ哺乳類に大きな愛を持っているのである。

しかし、同じ哺乳類である豚や牛は、反捕鯨団体の人も平気で食べていた。

クジラは駄目で豚や牛は食べても大丈夫だと言う科学的な根拠は全く示されない。

同じ哺乳類なのだ、そして、脳の大きさも、それ程違わない。

勿論、両方とも感情豊かな素晴らしい動物である。

どう常識で考えても、科学的には、理解のしようがない。

哺乳類が哺乳類を食べる、それは、メチャメチャ残酷な事をしているのだ、

しかし、それを残酷だと言う人は誰もいない。

それは、食文化である、

ヨーロッパでクジラを食べると言う食文化はない。

しかし、日本では、当たり前の食文化である。

勿論、ヨーロッパでも豚や牛を食べると言う食文化は昔から当たり前の食文化だ。

その食文化に対して、間違っていると言う権利は誰にもない。

当然、ヤンバル人も、人間を食べると言う食文化も当たり前の食文化である。

勿論、当たり前に、間違っていると言う権利は誰にもない。

そして、地球侵略も当たり前の行動である。

人間はごく普通に、どう考えても、当たり前の食べ物、正しい食文化だからだ。

当然、間違っていると言う権利は誰にもない。


人間たちが、焼いて、泣いて、苦しんでも、人間たちに、

恨まれ、憎まれる事はない。

確実に、人間たちに、喜ばれる一方であるからだ、

暴れ焼きは、一般的に考えても大変残虐である、しかし、

人間たちは、誰もが残虐だとは思わない、

完全に洗脳されているからだ、

人間たちは神様にお喜びになっていただきたい、その一心なのである。

だから当然、人間たちは、暴れ焼きが好きで、好きでたまらなってしまうのである。

それだけではない、人間たちは、自ら暴れ焼きを念願しているのである。

そして、人間たちは、神様たちに、感謝、感謝でいっぱいなのだ。

ヤンバル人たちは、その事を良く知っている。

そして、ヤンバル人たちが好きな人間たち程、喜びを感じる。

特にメチャメチャ可愛い生徒程、興奮も高まる。

それから、下半身から焼くのも、高評価だ、

下半身だけでは直接、死には至らないからだ。

そして、人間たちとの、楽しい会話も高評価である。

明るく、楽しく、お互いに暴れ焼きを楽しむのだ。

ヤンバル人たちが、その楽しさを、味合う為に、

ヤンバル人が日本語を覚えるのも早いのである。

だから、当然、もう、ヤンバル人たちに罪悪感など全くない。

人間たち焼かれて暴れ回っている姿、それは、ヤンバル人たちには、

大いに喜んででしまう姿にしか見えないのである。

満里奈を、十分に楽しませてあげようとする、

ヤンバル人たちの思いやりの現れなのでもある。

以前の、地球侵略のような残酷な方法はもう取る必要がない。

人間たちに感謝されながら、暴れ焼きを楽しむ、その興奮はやめられない。

こうして、一部の楽しみであった暴れ焼きは、今や爆発的にヤンバル人達の間で、

広まって行き、空前の、暴れ焼きブームになって行くのである。


メリーは、満里奈の下半身に美味しくなる絶妙な調味料を染み込ませる、

そして、満里奈を回転させながら、弱火でじっくりと焼く。

部屋中に甘い香りが漂う、ヤンバル人たちの食欲をそそる。

メリーは満里奈に質問をする。

「ねえ、満里奈さん、暴れ焼きは楽しいでしょう」 すると、満里奈は、

「はい、勿論です、暴れ焼きは、最高に、最高に楽しいです、ありがとうございます、

こんなにも、素晴らしく、美しく、焼いていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」

もう、満里奈は笑顔でいっぱいだ

そして、満里奈の下半身は、こんがりと、きつね色に仕上がる。

これからが、満里奈にとっても、最高に楽しい時間となる。

満里奈にしてみれば、待ちに待った、夢にまで見た最高の喜びが始まるのだ。

それは、満里奈にとって、もっとも幸せな時間でもある。


満里奈は、農作業のベテランである、すでに、満里奈が到着する、2時間前に、

満里奈が作った農産物が届けられている。

ヤンバル人よりも、人間たちの方が圧倒的に多い、だから、

ヤンバル人たちの食糧調達も人間たちが、行う。

レタス、ブロッコリー、きゅうり、トマトなど、満里奈が作った農産物で、

盛り作られていて、いっぱいである、しかし、まだ肉がない。

そこへ、満里奈のお肉が盛り作られる。

まさに、満里奈ずくしである。


ここにいる、ヤンバル人にも知らない事実がある、それは、人間たちは、

努力に努力を重ね、ついに、霜降り肉を完成していたのだ。

満里奈のお肉は間違いなく霜降り肉である。

その、あまりにも美味しい、霜降り肉に、ヤンバル人たちは、驚愕する事になる。

この最高に美味しい満里奈の霜降り肉で、神様達をおもてなしをするのである。

神様達には、最高にお喜びになっていただきたい、

そして、満里奈の思いが実現する。

「うわあ、凄い、このお肉は何、メチャメチャ美味しい、凄い、凄すぎる」

そして、レタス、ブロッコリー、きゅうり、トマトなども好評である。

勿論、満里奈が作った、今朝もぎり立ての鮮度抜群の野菜である。

そして、今、解体される、鮮度抜群の、満里奈のお肉なのだ。

更に、ヤンバル人が大好きな、肉じゃがも完成まじかである。

すでに、ジャガイモ、人参、玉ねぎはすでに、煮込んである。

これら、全ては、満里奈が作ったものだ。

そこへ、満里奈のバラ肉が添えられる。

「美味しい、美味しい、最高に美味しい、もう、最高、こんな、美味しいお肉、

今まで食べた事ないわ、それに、新鮮な野菜にも、相性が抜群、もう最高」

ヤンバル人たちの、「美味しい、美味しい」は、止まらない。

もう、満里奈の涙は止まらない、仕方がない、満里奈は、

この、美味しいの為だけに生まれて来た人生だからだ。

満里奈の最大の夢が叶ったのだ、もう、満里奈は喜びでいっぱいなのである。

「私、幸せ、幸せ、最高に幸せ、お肉としての人生、もう最高、

お肉に生まれて来て良かった、本当に良かった、ボタンを押すだけの人生だったら、

こんな喜びはない、暴れ焼きは最高だわ、もう、暴れ焼きに、感謝、感謝よ」

本当は、満里奈には、80~90歳まで自由に生きられる素晴らしい人生が、

待っているはずなのだ、でも、仕方がない、満里奈は完全に、洗脳されているからだ。

そして、満里奈のお肉は、次々とお皿に乗せられ、食べられて行く。

やがて、食べ尽くされ、満里奈の下半身は、骨だけになってしまった。

骨だけになった足と、そして骨盤がむき出しになる。

もう、食べる所がない、ヤンバル人たちは、

満里奈の手をとって、感謝の気持ちを表す。

「満里奈さん、美味しかった、最高に美味しかった、こんなお肉食べた事ないよ、

満里奈さんには、感謝の気持ちでいっぱいだよ、ありがとう、本当にありがとう」

一人ずつ、しっかりと、その温もりと、ヤンバル人たちのやさしい心が満里奈に響く。

もう、だめだ、あまりもの感動で満里奈の涙は止まらない。

そして、満里奈の周りにヤンバル人たちが集まる。

その上半身は、どこでも好きな部位を食べる事ができる。

ヤンバル人たちは、それぞれ好きな部位に指をを指す。

その行為に満里奈の涙は止まらない

「うれしいです、満里奈は最高に幸せです、どうぞ、思う存分に召し上がってください」

しかし、満里奈が、そのお肉食べていただけるのは、満里奈が天国へ行ってからである。

満里奈は、次に必ず、死ななければならない。

すると、メリーは、「満里奈さん、そろそろ天国へ行くお時間ですよ」

満里奈は、素直に目を閉じる、すぐ隣には、すでに、先の尖った長い包丁が、

すでに置いてある、その包丁で自分の心臓が刺されるのは、すでにわかっていた。

満里奈も、学校で勉強していた、その包丁で心臓を刺して頂くと、天国へ行けるのだと。

そして、洗脳された、全く疑いのない満里奈の心臓刺しが始まる。


ヤンバル人たちは、死の寸前に、余りにも鋭い、怖い、地獄の死相となる。

それは、あまりにも醜い、地獄の形相である。

本当は、人は人を食べてはいけない、

そこには、本当の神様の裁きがあるのかも知れない。

だから、ヤンバル人たちは、笑顔での、死に、大きな喜びを感じる。

ヤンバル人たちは、心臓刺しは必ず、女がやる。

男は、怖くて泣いてしまう事もあるのだ、女は喜んでやる。

年齢も決まっている、10歳から20歳までの女だ。


そして、メリーの長女である13歳のアンリが、先の尖った長い包丁を高く掲げる。

そして、一気に振り下ろす、それは、満里奈の心臓の真ん中を貫く、

そして、20㎝程貫通する。その下には、大量の血が流れ落ちている。

しかし、ここで、信じられない事が起こる。

満里奈の心臓は完全に止まっている。

しかし、満里奈は、まるで生きているかのような、あまりにも美しい、

素晴らしい笑顔なのである、ヤンバル人たちは、ただもう、絶句である。

それは、満里奈が、神様たちには最高にお喜びになっていただきたい。

その思いが通じたのである、もう、ヤンバル人たちは、感動でどうしようもない。

すると、メリーが

「満里奈さん、あなた、最高だったわよ、最高よ、満里奈さん、喜ばせてくれて

ありがとう、本当にありがとう、もう、感動よ、最高に感動よ、素敵よ」

そして、メリーは、自分の頬と満里奈に頬を合わせて、感謝の気持ちを表す。

そして、他のヤンバル人たちも、次々と自分の頬を合わせて、感謝の気持ちを表す。

2時間前まで、あれ程元気だった満里奈だ、

しかし、今は、完全な骸骨姿になっていた。

そして、最後は、三三七拍子で締めくくられ、みんな笑顔で大きな拍手が湧く。

勿論、一番楽しんだのは、圧倒的に、満里奈である。

楽しい、楽しい神様方とのお話、楽しい、楽しいカラオケ、そして、楽しい、楽しい

誕生祝い、それから、楽しい、楽しい暴れ焼き、そして、楽しい、楽しいお食事、

次は、楽しい、楽しい心臓刺し、こうして、最高に楽しんだ満里奈の一日が終わる。

満里奈にしてみれば、人生で一番楽しい、最高に幸せな時間だったのである。


満里奈は、たった16年間の人生だ、しかし、それは、大変充実した素晴らしい人生を

送ってきた、学校の授業も充実していたし、農作業も楽しかったのである。

そして、どんな物を食べたら、最高に美味しいのお肉になるのかを、研究に研究を重ね、

ついに、世界初の霜降り肉を完成させていたのだ。

自分のお肉を、神様に最高に美味しく食べていただきたい、もう、満里奈の研究意欲は、

留まる事を知らない、そして、友達とも仲良く、充実した人生を送ってきたのだ。


そして、人間同士の生き残り争いも、熾烈である。

一人の死者もいない

それは、その民族の絶滅を意味している、

しかし、大量の死者が出る

それは、その民族が大繁栄をしている事を意味しているからだ。

日本人は、元々、洗脳され易い

それも、有利に働く

そして、霜降り肉を開発したのも、日本人である、

今や、爆発的に人気の暴れ焼きは、この霜降り肉で行われている。

更に、日本人とヤンバル人の相性も抜群に良い

ヤンバル人は日本人を好きで好きでたまらないのである。

こうして、ほとんどの民族が絶滅して行く中

日本人は大繫栄を繰り返し、

今や、世界人口の半数近くに迫る勢いだ


そして、美香のところに、ヤンバル人で有名なアーサー医学博士に、

弟子に入った奈美恵から連絡が入った。

すると奈美恵は、狂う病の解明に、少なくてもあと5年以上かかると言われたが、

2~3年に縮まるかもしれないと言うのだ、それには条件がある。

奈美恵は、狂う病の患者は大勢いる、

しかし、狂う病になる瞬間の患者がいない。

それは、1例でもいいから欲しいと言うのである。

なかなか難しい要求である。

それには、今健康で、狂う病のリスクの高いヤンバル人を探さなければならない。

美香は考えた、今度、100人同時暴れ焼きパーティーがあると言う。

そこで探すのである

美香は、数多くのカメラを設置して、観察する事にした。

その観察には、奈美恵も参加する

二人で協力して探すのである


医学博士で有名なヤンバル人のアーサー博士は、狂う病は、

人間を食べるのが原因だと、すでにわかっていた、

しかし、科学的に証明するのが難しかったのである、

その、確実な証明に、多くの時間が必要だったのだ。


ここでは、大切な学校の特別授業が行われていた、

それは、今度参加する100人同時暴れ焼きパーティーに参加する生徒達だ、

授業内容は、暴れ焼きでの、正しい暴れ方の勉強である。

すると先生は

「神様は、大声で泣き叫び、激しく暴れ回ると大変にお喜びになられます、

決して、熱さを我慢してはなりません、思いっきり、泣き叫び、

暴れ回るのです、今度の100人同時暴れ焼きパーティーは、初めてです、

間違いなく、大変迫力もあります、神様たちは大いに興奮なされ、

大喜びなされるのは、間違いありません、皆さんも頑張ってください」

すると生徒達は、「はい、先生、分かりました」

ここで先生は生徒達に、ほかに何か、神様たちがお喜びになられる、

アイデアはないかと生徒達に質問する。

すると、生徒の育代が、「先生、ダンスを見て頂くのは、どうでしょうか」

そのアイデアに対して、先生も生徒たちも大賛成である。


そして、いよいよ、暴れ焼きの嫌いな人はいない、みんなが喜ぶ、みんなが、

大好きな、楽しい、楽しい、初めての100人同時暴れ焼きパーティーが始まる。

そこには、美香と、ヤンバル人の医学博士である有名なアーサー博士の弟子に行った、

奈美恵と共同観察する事になる。

美香と奈美恵は、モニタリングでその様子を観察をするのである。

それは、大きな体育館で行われる

そして、自己紹介をした後で、生徒たちの得意なダンスが始まる。

その、レオタード姿で踊る生徒たちの姿にヤンバル人は夢中だ。


先生は、神様の皆様方には、最高にお喜びになっていただきたい。

神様は可愛い生徒が好きだと聞いている、

先生はそこで、メチャメチャ可愛い生徒だけをを、厳選していた、

その、メチャメチャ可愛い生徒たちの、ダンスが披露される。

そのダンスに、ヤンバル人たちの興奮は止まらない。

その興奮の行先は、暴れ焼きだ、どんなに熱さを感じて暴れるだろう。

どんなに、大声で泣き叫び、苦しみ、暴れ回るのだろう。

それは、メチャメチャ可愛いければ、可愛いい程、関心が集まる。

ヤンバル人たちは、暴れ回る姿が、早く見たくてもうどうしようもない。

もう、だめだ、ヤンバル人たちの興奮は止まらない。

しかし、今、ダンスをしている生徒たちも同じだ、

早く自分の身体に火を点けて欲しい、早く熱がりたい、早く暴れたい、

早く神様たちに、お喜びになっていただきたい。

焼かれる方の人間たちも、もう、興奮で、興奮でどうしようもない。


そして、100人同時暴れ焼きの準備が始まる。

それぞれ、全裸の100人の生徒達を発熱機の上に乗せながらの準備である。

少し時間がある

この時間が、ヤンバル人たちと、人間たちの、お話タイムとなる。

やはり、メチャメチャ可愛いい女生徒たちに、人気がある、

多くのヤンバル人たちが集まる。

そして、とにかくメチャメチャ可愛いいのだ、勿論、お話も出来るし、

その娘を、直接食べる事もできる、もう、ヤンバル人たちは、

興奮で興奮でどうしようもない、そして、楽しいお話で盛り上がる。

この、お話タイムが、ヤンバル人にも、人間たちにとっても最高に楽しい時間だ。

女生徒たちは、もうすぐ焼かれるのだ、しかし、

メチャメチャ可愛いい女生徒たちは、笑顔でいっぱいなのである。

そして、あちこちで、笑い声が絶えない、楽しい、楽しい会話が続いて行く。

早く、メチャメチャ可愛いい女生徒たちの、

泣いて暴れ回る姿が見たくてどうしようもない。

もう、ヤンバル人たちは、興奮で興奮でどうしようもない。


ここでは、霜降り肉の割合が女性の方が圧倒的に多い。

女性が90人で、男性は10人だけだ、しかし、男性の人気もある。

10人の男性の周りには、20歳から25歳位までのヤンバル人の女だけが集まる。

「まあ、可愛いい、素敵よ、今から、あなた焼かれるのよ、大丈夫」

「はい、大丈夫です、早く焼かれたいです、凄く楽しみです、

よろしくお願いいたします」

そして、多くのヤンバル人の女たちは、超イケメン男性の太ももや、お尻を触る。

「まあ、美味しそう、あなたのお肉は私が食べたいわ、大丈夫、それから、

あなたの心臓刺しも、私がやるのよ、大丈夫」

「はい僕は大丈夫です、美味しく食べていただけれ、大変うれしいです、

そして、心臓刺しも楽しみです、力いっぱいに突き刺してください、

僕の美しい、笑顔での死を思う存分に楽しんでください」


そして、100人の人間たちに、一斉に火が点けられる、

「熱い、熱い、ギャーギャー」

それは、大きな体育館に響き渡る

とにかく、あまりにもの迫力がある

「いいぞ、いいぞ、もっと泣け、もっと暴れろ、もっと叫べ、もっと熱がれ」

「いいわ、いいわ、素敵だわ、あなたたちの暴れている姿最高よ、もっと泣くのよ、

もっと叫ぶの、もっと、もっと熱さを感じるの、素晴らしいわ、もうたまらないわ」

もう、駄目だ、ヤンバル人たちの興奮は止まらない。

そして、その下半身のそのお肉はきつね色に仕上がる。

美味しそうだ、そして、食事タイムへと移る

そして、モニタリングで観察している、美香と奈美恵も、そこに集中する。

そこで、余りにも夢中に食べている二人を発見する、

それは、マリンと言う女とダンと言う男だ

その食欲は想像以上だ、もう夢中だ、その勢いは、留まる事を知らない。

すると、奈美恵は、「この二人いいんじゃない」

そして、美香もそれに集中する

美香は、更にそのデータを確認する

美香の手元には、多くの名簿がある、やはり、この二人には、

大量の肉食の経歴がある

そして、心臓刺しへと移る

100人同時心臓刺しである、

100人のヤンバル人の女が先の尖った長い包丁を、高く掲げる、

そして、一斉に振り下ろす

それは、丁度心臓の真ん中を、100人同時に貫通する

そして、大きな歓声が沸く

しかし、そのあまりもの感動で泣いているヤンバル人がいる、

マリンとダンだ

この二人は、もう暴れ焼きに狂っているのだ、

そして、美香もこの二人が実験用にふさわしいと思った。

更に、あのメリーも参加していたのだ、

メリーも、あれから、暴れ焼きに狂っているのだ、

美香は、マリンとダンとメリーの三人とその他二人の計5人の実験人材を推薦する。

この5人には、病気があるから治療しましょうねと、嘘をついて、

そして、診察が始まる

その結果、一年後にマリンが、狂う病にかかり、命を落とす。

そして、その半年後に、ダンが狂う病にかかり、命を落とす。

更に、その半年後に、メリーも、狂う病にかかり、命を落とす。

この三人のデータが狂う病解明の、大きな手がかりとなる。


そして、ついに、待ちに待った、狂う病解明の記者会見が始まる。

その記者会見は、テレビでも、同時に生放映される。

そこには、あの有名な、アーサー博士と助手の奈美恵も参加する。

そして、まず、アーサー博士から発言する。

「皆様を苦しめて来た、狂う病の原因が、科学的に証明されました、

それは、人間を食べるのが原因です、その直接の原因を、

完全に解明した研究家がいます、それが、今ここにいる奈美恵です、

奈美恵は素晴らしい研究員です、その骨髄とも言える遺伝子を発見したのです、

それが、超悪玉遺伝子です、これは、凄い事です、奇跡的な事です、ここで、

その素晴らしい遺伝子を発見した奈美恵を紹介したいと思います」

そして、その奈美恵が登場する

まず、奈美恵は、その最も大切な、超悪玉遺伝子の拡大写真を見せる。

そして、大昔の、骨を公開する、

すると、奈美恵は、これが、ヤンバル人の7000年前の骨です、

ここでは、超悪玉遺伝子の存在はほとんどありません。

そして、これが、1000年前のヤンバル人の骨です。

そこには、超悪玉遺伝子のが大量に存在していたのだ。

そして、もう、すでに、狂う病が存在していた。

更に、これが、現代のヤンバル人の骨です。

そこには、最も問題である、超悪玉遺伝子が、すでに、飽和状態になっているのだ。

そして、これからも、超悪玉遺伝子の影響で、狂う病は増えて行く。

やがて、ヤンバル人は、後50年で絶滅してしまうでしょう。

そして、奈美恵は、その根拠にも、言及する。

それは、現在、急速に増えている死産である。

奈美恵は、その原因も又、狂う病が原因であると言うのだ。

それは、超悪玉遺伝子が2倍以上にも存在していたのである。

超悪玉遺伝子同志との間では、爆発的に増えてしまうのだ。

超悪玉遺伝子が飽和状態になり、子宮の中で、超濃縮状態なのだ。

だから、妊娠しても、生まれて来る事すらできないのである。

そして、飽和状態になって、死産した、超悪玉遺伝子の写真も見せる。

現在は、死産の割合は10%である、そして、20年後は50%に、

そして、50年後には、ほぼ100%になってしまうのだ。

もう、ヤンバル人は子孫を残す事はできない。

やがて、ヤンバル人は絶滅してしまうのである。

この発表に、ヤンバル人たちの驚きは、隠せない。

もう、恐怖心でいっぱいなのである

その、あまりものの恐怖心で大声で泣き出してしまうヤンバル人もいる。

もうヤンバル人たちは、絶望感でどうしようもない。

そして、奈美恵は、人間は人間を決して食べてはならない。

何度も、何度も説明をして、奈美恵は、マイクを、有名な、アーサー博士に渡す。

そして、アーサー博士は、奈美恵は、素晴らしい医学能力のある、研究員である。

あまりにも素晴らしい研究結果に対して、奈美恵に、博士号を授与する事が決まる。

そして、アーサー博士も、何度も、何度も、決して、

人間が人間を食べてはならないと強調して、

アーサー博士と奈美恵の講義は終わる。


この結果に、ヤンバル政府も驚きを隠せない。

全く想定外だったからだ、こうして、人間が人間を食べる事は禁止される。

そして、ヤンバル人も、人間も、同じ平等の人である。

この、二つの人種は、争わず、仲良く暮らす様にとの伝達があった。


しかし、ここで問題が起こる。

それは、マスコミの言動だ、報道の自由である。

今までは、マスコミは、嘘をついて来た、しかし、

これからは、真実だけを伝える。

そして、テレビ番組での、真実放送が始まる。

それは、ヤンバル人の7000年前の侵略進出から始まる、

多くの人が首を切り落されるのが見える。

ここでは、ヤンバル人も人間たちも、同じテレビ番組を見ているのだ。

今は、平和な地球で、安定した生活を送っているヤンバル人が多い。

この、あまりもの残酷な状況にヤンバル人たちも、驚きでどうしようもない。

しかし、これが、現実なのだ

そして、次々と、あまりもの残酷な、ヤンバル人の侵略進出は止まらない。

やがて、地球への侵略進出が始まる。

そして、次々とジェット機が墜落するのが見える。

ついに、ヤンバル人の地球定着が始まる。

そして、今、現在行われている、先生による授業の生中継が行われる。

「先生は、今まで嘘をついて来ました、天国は決して存在しません、

ヤンバル人に騙されていたのです、ヤンバル人は、人喰い人種です、

私たち人間は、本当は、80歳から90歳までの、長生きして、

楽しい人生が待っているはずなのです、それなのに、ヤンバル人に食べられてしまい、

たった16歳の人生になってしまったのです、ヤンバル人は、許されない人種なのです」

そして、テレビ番組は、暴れ焼きへと移る。

生徒たちが、熱い火で焼かれて、暴れ回っているのだ、その表情は辛い、辛すぎる、

それは、テレビ番組の画面からも分かる、あまりにも辛くてどうしようもないのだ。

大声で泣きわめいているのだ、熱いのだ、メチャメチャ熱いのだ、しかし、

ヤンバル人たちは、「いいぞ、いいぞ、もっと苦しめ、もっと泣け、もっと暴れろ」

「いいわ、いいわ、素敵だわ、もっと泣くのよ、もっと暴れるの、もっと、もっと、

熱さを感じるの、あなたの暴れ回っている姿最高だわ、もうたまらないわ」

今は、全く平等である、ヤンバル人と人間達である。

その、あまりもの残酷なヤンバル人の行動に、今のヤンバル人たちの、表情は暗い。

もう、反省、反省でいっぱいだ

しかし、ここで、ある情報が入る、人間たちが、

ヤンバル人に怒り狂っていると言うのだ。

もう、ヤンバル人の心情は、支離滅裂である。

しかし、テレビ番組の、ヤンバル人への、圧力は、更に強まる。

毎日、毎日ヤンバル人の残酷、残虐な、異常行動は、放送される。

人間たちも、同じテレビ番組を見ているのだ。

ここで、ヤンバル人の悲鳴が聞こえる。

「ヤンバル人も人間たちと仲良くしたいのだ、もうやめてくれ」

しかし、テレビ番組の、ヤンバル人への圧力は更に続く。

毎日、毎日、ヤンバル人の残酷、残虐な映像が続いていく。

もう、それは、まさに、人間たちの逆襲だ。

しかし、ここで、ヤンバル人たちは、現実状況に陥る。

それは、食糧だ、100%人間たちに依存しているからだ。

ヤンバル人の自給能力は全くない、

人間たちが、怒り狂ってしまえば、ヤンバル人は間違いなく餓死してしまう。

ヤンバル人たちは、その状況に恐れおののく。

もう、ヤンバル人たちは、その恐怖心でいっぱいだ。

「お願いだ、食糧品だけは止めないでくれ」

しかし、その願いも叶えられないまま。

食糧品が完全に止まってしまったのだ。

もう、ヤンバル人たちは、反省、反省でいっぱいだ、しかし、

このままでは、ヤンバル人たちは、餓死してしまう。

そして、子供たちも、お腹がすいたと泣いている。

しかし、人間たちに会おうとするヤンバル人はいない、

人間たちが怖いのだ、間違いなく、怒り狂っているに違いない。

もう駄目だ、人間たちが怖いのだ、

誰も、人間たちに会おうとするヤンバル人はいない。

しかし、ヤンバル政府は、全く動こうとする気配はない。

そして、軍人のジョンも静観の構えだ、

そこで、立ち上がったヤンバル人女性がいた。

その名前は、サリーだ

サリーは、正義感の強い女性である

サリーは今16歳だ、そして、青年団の団長も努めている。

「このままでは、ヤンバル人は餓死してしまう、

子供たちもお腹がすいたと泣いている、何とかしなければならない」

そこで、サリーは、人間たちに、初めての友好会を申し出た。

すると、何と、OKの返事が返って来たのだ。

それは、ヤンバル人100人と人間達100人である、そして、年齢も15歳から16歳だ。

しかし、ここで問題が起こる

友好会の前日に、サリーは、ある重要な事に気が付いた。

それは、明日行われる人間たち100人の友達を、

明日参加する100人のヤンバル人全員が食べていたのだ。

大切な、大切な友達の命を、ヤンバル人は全員が食べていたのだ。

サリーは、もう泣きたい気持ちだ、完全に気が動転している。

人間たちは間違いなく、怒り狂っているに違いない。

大切な、大切な、人間たちの命を食べていたのだ。

明日が来るのが恐ろしい、しかし、私がやらないと、誰もやらない。

そして、その当日を迎える、100人のヤンバル人と、100人の人間たちが、

向かい会うように着席する。

ヤンバル人の表情は、暗い、もう錯乱状態である。

怖いのだ、人間たちが怖いのだ。

100人のヤンバル人たちは、恐怖心でいっぱいだ、足も震えている、

「人殺し、人殺し、ヤンバル人はとんでもない人殺し民族だ」

そう言う、大合唱になる可能性も考えられる。

ヤンバル人たちはいざと言うときは、土下座して謝る覚悟はできている。

司会者は、サリーだ、もう、司会者のベテランでもある。

サリーが、司会を始めようとする、でも言葉が出てこない。

そして、サリーの足は、震えている、

怖いのだ、人間たちが怖いのだ、もう恐怖心でいっぱいだ。

そして、しばらく間、沈黙が続く。

もう、すでに、司会が始まってから、5分も過ぎている。

サリーの震えは止まらない、人間たちが怖いのだ。

しかし、司会は何も始まらない。


そこで、前列にいた人間たち10人が、前列にいた、

ヤンバル人たち10人に駆け寄り、言葉を放つ。

ここで、信じられない事が起こる。

ここにいた、ヤンバル人全員が、自分の耳を疑う。

そして、ヤンバル人たちの驚きは隠せない。


「今まで、美味しく食べていただいてありがとうございました、

感謝でいっぱいです、これからは、協力しあって、仲良くやっていきましょう」

ヤンバル人たちは、「えっ本当か、嘘だろう、噓だろう、信じられない、

でも、良かった、良かった、本当に良かった」

もう、ヤンバル人たちは、涙、涙だ

そして、サリーも、涙、涙だ、こんなにも、ヤンバル人たちは酷い事をしているのだ、

しかし、人間たちは、ヤンバル人に感謝してくれているのだ。

もう、感動で感動でどうしようもない。

ここで、サリーは、更に驚く事実が、待っていたのだ。

そこへ、人間たちの、香織が一枚の写真を見せる。

もう、サリーの驚きは、どうしようもない。

それは、サリーが、2週間前に食べた女性だ。

そして、サリーが心臓刺しもやっていたのだ。

「ごめんなさい、ごめんなさい、許して」

サリーの涙は止まらない、

もう、人間たちに、申し訳ない気持ちでいっぱいなのだ。

サリーは、人権保護団体の会長も努めている。

「人の命は地球よりも重い」と何度も講演してきたのだ。

サリーは、人の命の大切さを、誰よりも知っているのである。

ある日突然に、ヤンバル人と人間達が、同じ平等の人になってしまったからだ。

人間たちが当たり前の食べ物と言う常識は、すでにない。

もう、だめだ、サリーの涙は止まらない、

そして、サリーの涙が小康状態になってきた。

すると、人間たちである、香織が、サリーに話しかけてきた。

「ところで、私の友達の肉味は、どうでしたか、美味しく食べていただけましたか」

サリーは、一瞬迷ったが、すぐ現実へと戻る。

人間たちは、死への恐怖心が全くないのだ。

だから、大切な友達が食べられたとしても、恨み、憎しみもないのである。

「はい、凄く美味しかったです、最高に美味しかったです」

すると、香織が、「ありがとうございます、ありがとうございます、

サリーさんに美味しく食べていただいて、感謝、感謝でいっぱいです」

そして、香織の目には涙が溢れていた。

ここで、香織からの提案がある

この友好会の司会を、香織がやりたいと言うのである。

ここにいるヤンバル人が、ここにいる人間たちの友達を全員が食べている。

そこで、その暴れ焼きの感想を聞きたいと言うのだ。


そして、暴れ焼きが中止になった前日の話も、サリーにする。

先生が、暴れ焼きが中止になった事を生徒たちに伝えると、

生徒たちは、机を叩き、大声で泣きわめき、

教室中が大混乱になってしまったのだ。

暴れ焼きは、生徒たちにとって、憧れの的だったのである。

生徒たちの最大の楽しみが急になくなってしまったのだ、そのショックは大きい。


人間たちは、死への恐怖心が全くないのだ、しかし、

あと、半年もすれば命の大切さがわかるだろう

今日は、お祭りの日だ、残酷な自分になって、人間たちを楽しませてあげよう。

サリーは、その提案を受け入れる事にした。

そして、100人の人間たちは、それぞれ友達写真を高く掲げて相手を探す。

「この人を食べたのは、誰ですか」 

「はい、僕です」

「はい、私が食べました」

100人ずつ全員、そして、一人ずつ向かい会い、お話が始まる。

ヤンバル人たちの、暴れ焼きの喜びに、100人の人間たちは、夢中だ。

目を輝かせて、興奮で興奮で、もう興奮が止まらない。

「私も焼かれたかった、私も暴れたかった」

そして、それぞれの、友達の肉味へと移る。

「美味しかった、最高に美味しかった」

すると、人間たちは、もう、涙、涙だ。

「こんなにも、美味しく食べていただいて、本当にありがとうございます」

ヤンバル人たちと人間たちは、お互いに手を握り合い、和気あいあいである。


そして、話は、世界平和へと移る。

「お互いに協力し合って、平和な世界を築いて行きましょう」

「お互いに、助け合い、仲良く、幸せな人生を楽しんで行きましょう」

そして、お互いに肩を抱き合い、笑顔での会話が続く。

ここで、人間たちからの嬉しいサプライズが待っていたのだ。

ヤンバル人たちには、それぞれ、100人全員にお弁当が手渡される。

ヤンバル人たちが、お腹が空いていると聞いていたたからだ。

朝早く、心を込めて、それぞれに、手作りの弁当を作って来たのだ。

「ありがとう、本当にありがとう、感謝、感謝でいっぱいです」

もう、ヤンバル人たちは大喜びである、

そして、お互いに、連絡先を交換し合い、解散となる。


美香は、ヤンバル人が、地球に定着した時から、

すでに、世界平和が実現していた事を感じていた。

ヤンバル人は、心やさしい平和民族だからだ、

そして、以前の地球国家の極悪な人類は、すでに絶滅している。

悪い心を持った地球人は一人もいない、心の美しい、

愛と思いやりのある人間しか今は存在しない。

そして、狂う病が解明されるのも、時間の問題であったからだ。

そして、テレビ番組の放映も、美香が支持していたのだ。

ヤンバル人には、大いに反省してもらいたいのだ

人間たちは、命の大切さを知らない。

しかし、ヤンバル人は命の大切さを知っているからだ。

そして、食糧調達も、明日の朝にはできる。


サリーは、ヤンバル政府に、ある助言をする事にした。

人殺しは、政治に参加できないと言うのである

この提案にヤンバル政府も大賛成だ、

正しい未来は、人権と愛と自由が大切だからだ、

それは、肉好きなヤンバル人は、政治に参加できない。

勿論、美香も、人殺しの罪で参加できない

しかし、肉嫌いである夫のケントは、政治に参加できる。

そして、ケントは、政治家のベテランでもある

しかし、今すぐにでの、組織作りは困難である。

それは、ヤンバル政府のほとんどが、肉好きだからである。

人数が足りないのだ、そして、人間たちも政治の経験は全くない。

そこでヤンバル政府は、5年後に、本格的な新政府を作る事を決める。

それまでは、ヤンバル政府は、肉嫌いなヤンバル人の教育に専念する。

そして、人間たちも、先生たちを中心に、政治に必要な教育を始める、

それまでは、今まで通りヤンバル政府が行う

そして、政府の最高顧問に、奈美恵を、起用する事も決める。

ヤンバル人の、狂う病の超悪玉遺伝子の解決も必要だからだ。


奈美恵は、狂う病の超悪玉遺伝子の研究に取り組む。

そして、その解決方が見つかる

ヤンバル人と人間の間で生まれた子供たちでは、

何と、超悪玉遺伝子がほとんどなくなっていたのだ。

それは、男女どちらでも、同じ効果があったのである。

そして、更に驚きの結果が出る、

ヤンバル人と人間の混血は、超悪玉遺伝子を完全に0にする事ができるのだ。

それだけではない、ヤンバル人と人間との間の血は、

歴史上一度も出会わなかった血縁関係なのである。

二つの間の子供は、頭が良く、健康で素晴らしい子供が誕生する事も分かった。

勿論、超悪玉遺伝子も完全に0にする事もできる。

そして、今、飽和状態になっている超悪玉遺伝子にも、朗報があった。

ヤンバル人に、人間の血液を輸血するのだ、それは、一週間に一回少量でも良い。

すると、5年後には、超悪玉遺伝子がほとんどなくなってしまうのである。

そして、さっそく、ヤンバル人同士の結婚は禁止される。

しかし、愛し合っているヤンバル人夫婦もいる

そこで、人間との人工授精ならば認められる事になった。


そして、ヤンバル政府から、ある提言があった、

ヤンバル人よりも、人間の方が圧倒的に多い、そこで、

最初の人間とヤンバル人の合同代表は、人間にやってもらいたいと言うのである。

しかし、その候補者がいない

誰も、政治に詳しい人がいないのである。

でも、一人だけいたのだ

それは、美香の娘である

美香は、元夫の子供を妊娠していたのだ

妊娠しながら、逃げ回っていた

そして、子育てをしながら、世界中を駆け巡っていたのである。

その娘が、今度、20歳になる

名前は、さくらと言う

さくらは、正義感の強い女性なのだ

そして、世界平和、地球温暖化などの研究も、盛んに行っていた。

さくらは研究に研究を重ね、知識力抜群の素晴らしい女性へとなっていた。

それは、ヤンバル人政府の目にとまる

ヤンバル政府は、次期世界初代代表にさくらを推薦する。

やがて、正式に、さくらの、正式代表となる

そして、5年後には、人間とヤンバル人の初代代表議会と、

合同初代代表に、さくらが正式に決まった。


さくらは世界中を駆け巡り、講演会を行う。

さくらの人気は抜群だ

どこへ行っても、「さくら、さくら」の大合唱である。

しかし、本当のさくらの胸の内は、未来永劫の世界平和である。

例え、1億年以上たっても続く、永遠に揺るぎない世界平和実現である。

勿論、今までの様な悪の蔓延する世界では、実現不可能だからだ。

しかし、今は違う、悪い心を持った人が一人もいないからだ。

これは、奇跡的な、大チャンスなのである、

ここで、問題がある、ヤンバル人は7,000年以上もの間、平和が続いてきた。

当然、ヤンバル人には安心感がある

しかし、人間は違う、悪のはびこる遺伝子を持っているからだ。

今は、純粋な、心やさしい人間しかいない、勿論、一人もいない。

しかし、必ず、未来には、悪の横行する、極悪社会になっている可能性が高い。

ここで、未来永劫に続く、世界平和を実現しなければならない。

そこで、さくらが考案したのが、愛の法律だ。

それは、その主導は、誘導員である。

国民の全員を把握する、そして、愛がないと判断した場合、

幸せな人生へと誘導する、大切な組織でもある。

そして、最も重要視しているのは、幼少期での完全教育である。

それが、例え、ほんのわずかな悪でも、見逃さない。

徹底的に把握して、悪が一切出ない、現れない最強の教育である。

それは、お金が優先する、考えは全くない。

その、全ては、あくまでも、愛が最優先であるからなのである。


そして、さくらは、あの新医学博士と認定された奈美恵と相談する。

すると、奈美恵は、さくらの、愛の法律に絶賛である。

「素晴らしい、最高に素晴らしい、さくらは、世界最高の指導者である」

あまりにも素晴らしい、さくらに、奈美恵は感動でどうしようもない。

しかし、さくらに対して、ある注文があった。

それは、世界平和への遺伝子である

人間には、戦争、人種差別、地球温暖化など、悪を持った遺伝子がある。

しかし、ヤンバル人には、それはない、7000年以上もの間、

全く争いのない平和遺伝子を持っているからなのである。

ヤンバル人には、世界平和と言う、その素晴らしい血縁が欲しいのだ、

それは、ヤンバル人との混血である、

それが実現できれば、それは、間違いなく、この先一億年以上の、

未来永劫の世界平和が実現するのは間違いない、と言うのである。

そして、ヤンバル人の残虐心にも言及する、

やはり、その残虐性は肉食にあったと考えられる、

特に、人間の肉は、残虐性が増大する事もわかった。

それがなくなれば大丈夫だ、そして、鶏、豚、牛なども、

もう完全に絶滅している、ヤンバル人が心身とも

善良な民族になって行くのも時間の問題なのである。


そして、特にヤンバル人男性は人気の的である。

人間とヤンバル人の間では、頭が良く健康的な子供が生まれる。

そして、ヤンバル人は平和と言う特別な遺伝子を持っているからだ。

勿論、将来の地球平和に貢献したいと考える女性が多いからだ。

未来永劫の世界平和実現に、人間たちも夢中なのである。


そして、世界中の人々が、さくらを中心に一致団結する。

1億年以上もの、未来永劫の世界平和を実現する為だ。

世界各地での、さくらの講演はまさに熱狂的である。

どこへ行っても、「さくら、さくら」の大合唱の連続なのである。

さくらは最も理想的な、世界平和に尽力する、

地球温暖化、それは、今はない、

ヤンバル人は地球温暖化ガスを全く排出しないからだ。

そして、さくらは、世界人口にも言及する。

以前の地球人口は、70億人である、

しかし、今から数十年後の安定した地球の人口は、7億人である。

さくらは、世界の食糧危機を考えても、この、7億人が適切ではないかと考える。

そして、さくらは、地球災害の防止にも、最大限の尽力にも貢献する。

さくらは未来永劫の世界平和の為の布石を次々と打ち出していく。


やがて、5年後の、初めての世界評議委員会の議会の開催を迎える、

人間とヤンバル人の合同政府である

この、評議委員会で、さくらが提案した、議題が全部了承される事になる。

そして、世界の代表者である、さくらの資格にも言及する。

さくらには、大統領と言う、選択手もあった。

しかし、評議委員会の選択は、女王と言う選択である。

それには、原因がある、その昔、日本には、卑弥呼と言う女王がいた。

男の代表者が次々となるが、争いが絶えなかった、しかし、

女性が就任すると、あれ程争っていた民族が、その争いがなくなっていたのだ。

それが、日本初めての、女性代表者である、女王卑弥呼である。

日本で最初の王様は、女性なのである。

そして、世界で最初の、世界代表である、名称が、女王さくらと決まったのだ。


やがて、4月1日さくらの、女王就任式を迎える。

それは、さくらの25歳の誕生日でもある。

その場所は、日本最古の桜の木から始まるのである。

今から2,000年前の世界最古の、桜の木なのだ。

それは、ちょうど2000年前の、卑弥呼が、生きていた時代の桜である。

その桜は、今満開だ、それは、美しい、最高に美しい、

そして、そこで、さくらの、女王就任式が始まる。

満開の桜に集まった、世界中の、人々の前で、盛大に行われる。

そして、さくらに純金の、女王就任の、王冠が上程される、

それは、さくらの頭に乗せられる。

その王冠には、桜の模様が散りばめられている。

今日のさくらは美しい、最高に美しい。

そして、さくら女王の、お祝いパレードが始まる。

さくらが乗ったオープンカーは、水色に桜の花びらの模様でいっぱいである。

そして、さくらの、ワンピースにも、桜の花びらの模様が美しく描かれている。

更に、沿道の両側には、満開の桜でいっぱいである。

そして、沿道には、世界中から集まった人々でぎっしりいっぱいなのだ。

その両側には、それぞれに自分たちで作って来た横断幕で両側にいっぱいである。

そこには、それぞれのピンク色の桜の花びらが美しく描かれている。

そして、全員が、桜の花びらの模様が入ったうちわで、

さくらの、女王就任式を祝ってくれているのである。

その沿道は、満開の桜に囲まれ、沿道は長く、長く続いていく。

そして、「さくら、さくら」の声援がこだまする。


美香が出産した時、桜の花が見事に満開だった、

そのあまりにもの美しさに感動して、自分の娘を、さくらと命名したのだ。

今日のさくらは美しい、最高に美しい、そして、笑顔も最高に美しい。

そして、沿道に集まった世界中の人々で埋め尽くされた人々の思いは同じだ。

それは、1億年も、それ以上に続く未来永劫の世界平和実現である。


今までの地球は最悪の状態にあったのだ。

地球温暖化は最悪の状態だ、異常気象が続き、大洪水、大干ばつが続き、

このまま行けば、人類は危機的な状況になっていたのだ。

それだけではない

やがて、地球の平均気温は、5度以上上がり

北極圏、又は南極大陸の氷が解けて、

ほとんどの世界中の大都市が、海の中に沈んでしまうのだ。

勿論、アメリカのニューヨークも全部が海の中に沈んでしまう。

勿論、東京も、その全部が、完全に沈んでしまうのだ。

しかし、それだけではない、

本当に恐ろしいのは、科学の発展だ、

世界中の、ほとんどの、一流の科学者も同じ事を言う。

地球人類は、ほぼ、間違いなく絶滅してしまうのである。

その原因は、科学の発展だ

当時、一番問題だったのが、核がテロに使われるかどうかである。

勿論、自爆テロなども、横行していた、

自爆テロをしても、自分は、天国へ行けると言う、思想から生まれている。

その、テロに核爆弾が行き渡ったらどうなるのか。

しかし、もうそれは時間の問題だ、科学が急速に発展して行くからだ。

この急速な科学の発展を止める事は誰にもできない。

一番いいのは、愛と思いやりを、全員が持つ事だ。

しかし、それは、難しい、自分の贅沢しか考えない富裕層、

自分の事だけしか考えない政治家、

それは、地球温暖化で異常気象が頻繫に発生して、世界中で餓死状態が続く。

そして、貧富の格差が激しくなり、相手の事など全く考えない状況が続く。

更に、アメリカなど富裕国への、恨み、憎しみも増大する。

やがて、テロたちの大反乱が待っているのだ。

そして、世界中が核戦争の嵐に巻き込まれるのは、時間の問題だ。

しかし、それだけでない、科学の急速な発展には、更なる恐怖が待っているのだ。

それは、頭で考えただけで人を殺す事が出来る新兵器である。

勿論、頭で考えただけでは罪にはならない。

そして、心やさしい善良市民は、勿論、使う事はない。

しかし、極悪心をもった人間は、頻発に使ってしまう。

やがて、極悪心を持った人間だけが生き残り、お互いに殺し合い。

最後には、一人だけになってしまう。

勿論、一人だけで生きていく事はできない。

やがて、人類は絶滅してしまうのだ。

それだけでない、人類絶滅のシナリオは数万種類もある。

それは、急速な科学の発展と極悪心を持った人が、最大の原因である。

急速な科学の発展、それは、誰も止める事はできない。

そして、悪い心を持つ事も、誰も止める事はできない。

間違いなく、人類は絶滅へと向かうのだ。

それは、ほとんどの科学者の総意見でもあるのだ。

しかし、ヤンバル人は、その絶滅の危機を救ってくれたのだ。

勿論、美香の活躍もあるが、

ヤンバル人がいなければ、人類は間違いなく絶滅していたのだ。

ヤンバル人は、人類を絶滅から救ってくれる、かけがえのない救世主だったのだ。

それだけではない、ヤンバル人は7000年以上もの間、

ヤンバル人同士は、全く争いのない世界を築き上げてきた。

そして、ヤンバル人は、異常気象の原因である、温室効果ガスも出さない。

何よりも、ヤンバル人は、愛と思いやりに優れた素晴らしい民族なのである。

そのヤンバル人の平和遺伝子が今、注目の的になっている。

ヤンバル人の子供が欲しい、その人気は留まる事を知らない。


そして、さくらが乗ったオープンカーは、長く、長く続く桜並木を走り続ける。

沿道は集まった世界中から集まった民衆で埋め尽くされている。

そして、「さくら、さくら」の声援もやむ事はない。

沿道の桜並木も凄い、あまりにも見事な満開の桜である。

そして、満開の桜並木で桜のトンネルになっている所も多い。

それは、凄い、桜、桜とさくら、さくらだ

それは、凄い光景だ、さくら、さくら、まさに、さくら一色である。

そして、満開の桜並木は、長く、長く続いて行く。

今日のさくらは美しい、最高に美しい、

桜とさくらのコラボは最高である。

やがて、さくらが乗ったオープンカーは、

満開の桜並木を抜けて高層ビルの真ん中に到着する。

そこでも、更に凄い光景になっていた。

その沿道は、世界中から集まった民衆で溢れ返っている。

そして、さくらに、大きく手を振っているのだ。

それだけでない、高層ビルの窓、そして、ベランダも全て開けられていて、

人、人、人、それは、全く隙間なく、多くの民衆で埋め尽くされているのだ。

さくらは、高層ビルの真ん中でぐるりと一周する。

それは、まさに凄い光景だ、もう、さくらの感動はどうしようもない。

さくらが見える範囲全てが、人、人、人で埋め尽くされている、

まさに、これは、凄い光景である。

そして、全員がさくらに、大きく手を振っている。

やがて、どこからか、「さくら、さくら」のさくらコールが聞こえてくる。

最初は、バラバラだったさくらコールだ、それは次第に揃って行く。

「さくら、さくら」やがて、ここにいる人たち全員のさくらコールへとなって行く。

見渡す限り、人、人、人の超満員のさくらコールである。

それは、大きなこだまとなり、高層ビルに響き渡り、埋め尽くして行く。

「さくら、さくら」のさくらコール、まさに超感動的である。

そして、しばらくの間、そのさくらコールがやむ事はない。


そして、美香は、ビルの30階で、その様子を見ていた。

美香の隣には、あの元軍人のジョンも一緒である。

15年ぶりの再会だ

この二人の出会いがなければ、人間もヤンバル人も、両方とも、

完全に間違いなく絶滅へと向って行ったのである。

それを、美香とジョンの出会いが、絶滅から守った、その奇跡を起こしたのだ。

ジョンは美香を称賛する、人間の絶滅を救ったからだ。

そして、美香が推薦した、奈美恵が、ヤンバル人の絶滅を救ってくれたからだ。

しかし、それは、ジョンの推薦がなければ、それは実現しなかった。

この二人は、人類絶滅を防いでくれる最大の功労者である。

しかし、美香もジョンも、人殺しの罪で、政治への参加はできない。

そこで、こうして、二人は待ち合わせして世界最大のイベントを見届けるのである。

そして、最初は、二人が初めて出会った頃の懐かしい話で盛り上がる。


美香は、今の人間たちと、昔の人間たちの違いを考えていた。

昔の地球は、大変危機的な状況だったのだ。

地球温暖化が進み、それはもう、猛暑、猛暑で残酷な状況だ。

そして、異常気象は、大洪水、大干ばつも引き起こす。

それは、やがて、世界の大都市が完全に海の中沈むと言う。

最悪の状態になっていたのである。

しかし、当時の人々には、その危機感がない。

勿論、毎日、多くのニュースで取り上げられる。

このままいけば、地球温暖化で最悪の状態になってしまうのだ。

本気で地球温暖化を止めようとする人は、誰もいない。

それは、当時の人達の贅沢が最優先なのである。

今の自分さえ良ければ、どうでもいいのだ。

100年先の子供たちの幸せなど、考える人など、誰もいない。

しかし、今の人間たちは違う。

千年、一万年、いや、一億年先の人間たちの幸せまで考えているのだ。

そして、今の人間たちは、昔の人間たちの悪罪を勉強している。

決して、昔の様な地球温暖化の様な悪罪を作ってはいけない。

やがて、地球大戦争など、多発して、最後は地球の破滅地獄が待っているのだ。

今の人間たちは、その全てを確実に勉強している。

そして、多くの地殻変動、地震対策、異常気象対策、食糧危機対策、人工対策、

それら全てを勉強して、新しい組織を誕生させていたのだ。

今の人間たちは、百年、千年先の将来の幸せだけではない。

一万先、一億年先の人間の幸せな社会も目指しているのである。

それは、以前の、人間たちの、

たった100年先の子供たちの幸せを考える人さえ誰もいない、

全く愛のない以前の人間たちとは、雲泥の差がある。

それは、考えられない程の、強い愛を全員が、現在は持っているのである。

そして、今の人間たちの心は、極めて純粋である、

本当に美しい、美香が見ても、その心の美しさに感動するばかりだ。

そして、ここでは、国民全体の貧富の格差はほとんどない。

全世界の民衆が、全員が考えられない程の、強い、強い愛で満たされているからだ。

全国民が一致団結して、お互い助け合って、毎日、喜びを分かち合っている。

全世界の人々は、毎日が幸せで幸せでどうしようもなく幸せなのだ。

そして、ヤンバル人にも大きな変化がある。

もう、すでに、超悪玉遺伝子は、完全に消滅している。

それは、一週間に一回の人間からの輸血に大きな効果があったからだ。

だから、5年後の今は、ヤンバル人同士の結婚も認められている。

しかし、それはない、平和遺伝子を持っているヤンバル人の人気が凄いからだ。

平和遺伝子を持っていない人間たちからのアプローチが凄いのだ。

そして、やがて、近い将来、人間たちは、混血、混血を繰り返し、やがて、

人間たち全員が素晴らしい平和遺伝子の血を受け継ぐ事になる。


美香はビルの30階から、自分の娘である、

オープンカーに乗ったさくらを見ていた。

「さくら、さくら」 それは凄い光景である、

大きなビルとビルの谷間から反響して街中を埋め尽くして行くのだ。

沿道にいる人たちは、人、人、人で埋め尽くされている。

そして、高層ビルのビルの窓は全て開けられ、

ベランダも、人、人、人で埋め尽くされている。

見渡す限り、人、人、人だ、それは、さくらから見ても凄い光景だ、

しかし、30階から見ている美香から見ても凄い光景である。

世界中から集まった人々は、お互い肩を組み合い、

「さくら、さくら」 のさくら大合唱である。

それは、ビルに反響して、響き渡って行く。

それは、それは、凄い光景になっている。


しかし、ここで突然ビル屋上が急に騒がしくなってきた。

ここにいる大民衆、全員が、ビルの屋上を見上げる。

「これは何だ」 誰もが一斉に見上げる、

それは、早咲きの桜の花びらである。

みんなに内緒にして、誰にも気づかれず、

山に行って早咲きの桜の花びらを拾ってきたのだ。

その桜の花びらが、それぞれの高層ビルの各屋上から一斉に投げ込まれる。

これは凄い光景である、今まで誰も見た事のない、

あまりにも壮大な桜吹雪だ。

この、思いがけないサプライズに多くの民衆から、大きな拍手が湧く。

その桜の花びらは、上昇気流で少し舞い上がる。

そして、回転しながら少しずつ落ちてくる。

その桜の花びらは、太陽光線に照らされてキラキラと輝いている。

しかし、まだまだ地面には到達していない。

ここで又、さくらコールが沸き上がる。

これは、メチャメチャ感動的である。

今まで誰も見た事のない、桜吹雪でのさくらコールである。

「さくら、さくら」

これは凄い、メチャメチャ凄い、凄すぎる。

もう、ここにいる多くの民衆は、感動、感動でどうしようもない。

あまりの感動で、泣き出す人が続出する、

その光景は、それは、それは、美しい、メチャメチャ美しい、

でも、まだ地面までは到達していない、

しかし、30階から見ている美香には、いち早くその感触をつかむ事ができる。

そして、美香の周りの人たちも、涙、涙だ、あまりの感動で涙が止まらない。

ここに世界中から集まっている民衆の思いは同じだ。

それは、未来永劫にわたる世界平和の実現である。

ここにいる民衆は、全て愛、愛、愛、あまりにもの強い愛で溢れかえっているのだ。

美香は確信する、今から、1億年後、それ以上の未来永劫にわたる世界平和、

それは、間違いなく実現する、美香にはその自身があった。

あまりにもの感動で美香の目にも、大粒の涙が溢れていた。

そして、桜吹雪は、やむ事を知らない。

早咲きの桜の花びらは、次から次へと投げ込まれる。

それは、美しい、最高に美しい。

高層ビルの谷間から、光輝きながら落ちてくる。

そして、多くの民衆は、あまりもの感動で涙、涙でいっぱいである。

とにかく美しい、涙で滲んだ桜吹雪は美しい、最高に美しい、

そして、さくらコールも、やむ事を知らない。

「さくら、さくら」 それは高層ビルに響き渡る。

やがて、桜の花びらは、オープンカーで立ち上がっている

さくらの上にも落ちてくる、

さくらは、桜の花びらを握りしめる。

「今日から、未来永劫の新しい歴史が始まるのだ」

そして、さくらの目にも、美しい涙が溢れていた。










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