ブルーハーツ
【短歌十首】
なんだかな、シーソーに乗っているみたいなふたりの距離感縮まらず
あのひとはわたしの本当の名前を知ってるんだ
それって心臓みたいだ、この世界では
笑うとね寂しく笑うあなたが好きでずっと黙って
笑う癖だよ
今在る花の命とわたしの命が目が合って挨拶したんだ
空にただ命ほとばしる、青いハートが溶けるように羽ばたき
青空をみながらバスに揺られて何処かへゆきたい
風に吹かれて
砂漠の中で見たカフェで砂交じりのコーヒーを飲んだ週末
本当が知りたくて、、でもそれ以上にあのひとの自由が大切で、、
みえない根っこが守られてこそ咲く花たちよ
掘り返すなよ、、ワンコ
春なのに、アスファルト転がる枯れ葉、
切なくひびく白昼音楽